4月14日に開通することが決まった新東名高速の御殿場~三ケ日間。今日はその高速道路を歩こうという開通前イベントに行ってきました。同じようなイベントが昨秋ごろから実施されていて、マラソンや自転車などで走るイベントもあったのだけれども、なかなか日程が合わなかったり、定員を超えて申込みができなかったりで、今回が参加できる唯一かつ最後のチャンス。開通したら二度と歩くことができない貴重な体験です。
ウォーキングイベントは午前9時からですが、8時の開門に合わせて新清水I.C.の入場ゲートに到着。すでに続々と車が入っていきます。 誘導係の合図に従い新清水I.C.から清水S.A.に向かいます。いきなり開通前の道路を通行することになりテンションが上がります。しかも上り車線を下り方向に逆走!こんなことも開通したら絶対にできないことです。ただ、多くの車が一気に集まりすぎたため誘導が追い付かないようでいきなりの渋滞。20分ほど道路上で待たされた後ようやくS.A.に案内されました。既に200台ほどが駐車していて、その後も、ぞくぞくと参加者が集まり、9時前にはS.A.は満車になっていました。
上り線を下り方面に向かいます。こんな写真、ふつうはありえません。
午前9時からのオープニングセレモニーの後いよいよウォーキングの開始です。今回は、清水S.A.を中心に、東京側の新清水I.C.から名古屋側の小河内トンネルまでの約3kmが開放されています。その区間内なら好きに歩き回って良いことになっています。歩き始めてすぐに名古屋方面への看板があります。ここから名古屋まで177kmだそうです(笑)。そういえば東名高速よりも新東名のほうが東京ー名古屋間が10kmほど距離が短いそうです。
参加者は年配者や子供連れ、一人から友達同士の団体まで様々です。そういえばP.A.に停まっていた車も東京や東海などあちこちのナンバーを見かけました。それにしてもせっかくの機会なのに結構な人が道路の端っこを歩いています。どうせならど真ん中を堂々と歩けばいいと思うのだけれども、みなさん遠慮ぎみなのか真ん中を歩きなれていないから怖いのか・・・(笑)なかには道路の真ん中に寝そべっている人もいて、みなさん思い思いに楽しんでいます。
新清水I.C.内も歩けるということで、出入口まで行ってみます。車に乗っているとあまり感じないけれど、インターチェンジのカーブって、遠心力を抑えるために結構片勾配になっているんですね。「斜めになっていて怖い」って言っている子もいました(笑)
今度は新清水I.C.から下り方面に小河内トンネルに向かって歩きます。参加者がだいぶ増えてきて、道路上はたくさんの人で賑わっています。代わりに下に見える国道52号線は渋滞で車が動かない状態が見て取れます。新東名は多くが橋梁で高いところを通るので、眺めもいいです。今日は曇っていて富士山を見ることはできませんが、晴れていれば富士山も良く見えて景色が楽しめそうです。もっとも車を運転していては景色もゆっくり眺められませんけれど・・・。
小河内トンネル手前で折り返し。トンネル内は電気が点いていないので、当然のことですが真っ暗です。なんだか吸い込まれていきそうで怖いです。
新東名のキロポストには距離を示す数値の札の下に小さな楕円で「新東名」という案内がついていてかわいいです。他の高速道路ではこんなのついているのは確か見たことはありません。
往復約6kmを2時間ほどかけて歩いて清水P.A.に戻りました。会場には静岡の名産の食べ物などの出店が数店並んでいて、意外と賑やかでした。