Kenの遊々気まま日記

山登り、マラソン、旅、演劇鑑賞、写真撮影など趣味の活動を中心に、気が向いた時に不定期に更新していきます。

新東名高速道路を歩く

2012年02月26日 | 日記

 4月14日に開通することが決まった新東名高速の御殿場~三ケ日間。今日はその高速道路を歩こうという開通前イベントに行ってきました。同じようなイベントが昨秋ごろから実施されていて、マラソンや自転車などで走るイベントもあったのだけれども、なかなか日程が合わなかったり、定員を超えて申込みができなかったりで、今回が参加できる唯一かつ最後のチャンス。開通したら二度と歩くことができない貴重な体験です。

 ウォーキングイベントは午前9時からですが、8時の開門に合わせて新清水I.C.の入場ゲートに到着。すでに続々と車が入っていきます。 誘導係の合図に従い新清水I.C.から清水S.A.に向かいます。いきなり開通前の道路を通行することになりテンションが上がります。しかも上り車線を下り方向に逆走!こんなことも開通したら絶対にできないことです。ただ、多くの車が一気に集まりすぎたため誘導が追い付かないようでいきなりの渋滞。20分ほど道路上で待たされた後ようやくS.A.に案内されました。既に200台ほどが駐車していて、その後も、ぞくぞくと参加者が集まり、9時前にはS.A.は満車になっていました。

 上り線を下り方面に向かいます。こんな写真、ふつうはありえません。

 午前9時からのオープニングセレモニーの後いよいよウォーキングの開始です。今回は、清水S.A.を中心に、東京側の新清水I.C.から名古屋側の小河内トンネルまでの約3kmが開放されています。その区間内なら好きに歩き回って良いことになっています。歩き始めてすぐに名古屋方面への看板があります。ここから名古屋まで177kmだそうです(笑)。そういえば東名高速よりも新東名のほうが東京ー名古屋間が10kmほど距離が短いそうです。

 名古屋市街まで190km

 参加者は年配者や子供連れ、一人から友達同士の団体まで様々です。そういえばP.A.に停まっていた車も東京や東海などあちこちのナンバーを見かけました。それにしてもせっかくの機会なのに結構な人が道路の端っこを歩いています。どうせならど真ん中を堂々と歩けばいいと思うのだけれども、みなさん遠慮ぎみなのか真ん中を歩きなれていないから怖いのか・・・(笑)なかには道路の真ん中に寝そべっている人もいて、みなさん思い思いに楽しんでいます。

 みんなで歩けば怖くない(って今日は車は走りません(笑))

 新清水I.C.内も歩けるということで、出入口まで行ってみます。車に乗っているとあまり感じないけれど、インターチェンジのカーブって、遠心力を抑えるために結構片勾配になっているんですね。「斜めになっていて怖い」って言っている子もいました(笑)

 今度は新清水I.C.から下り方面に小河内トンネルに向かって歩きます。参加者がだいぶ増えてきて、道路上はたくさんの人で賑わっています。代わりに下に見える国道52号線は渋滞で車が動かない状態が見て取れます。新東名は多くが橋梁で高いところを通るので、眺めもいいです。今日は曇っていて富士山を見ることはできませんが、晴れていれば富士山も良く見えて景色が楽しめそうです。もっとも車を運転していては景色もゆっくり眺められませんけれど・・・。

 小河内トンネル手前で折り返し。トンネル内は電気が点いていないので、当然のことですが真っ暗です。なんだか吸い込まれていきそうで怖いです。

 小河内トンネルで折り返し

 新東名のキロポストには距離を示す数値の札の下に小さな楕円で「新東名」という案内がついていてかわいいです。他の高速道路ではこんなのついているのは確か見たことはありません。

 往復約6kmを2時間ほどかけて歩いて清水P.A.に戻りました。会場には静岡の名産の食べ物などの出店が数店並んでいて、意外と賑やかでした。

 桜エビやマグロ、お茶などが売っていました


サンピラー&ダイヤモンドダスト

2012年02月11日 | 写真

 天気が良く、冷え込みも期待できそうだったので、長野の霧ヶ峰に向かいます。ダイヤモンドダストや霧氷を求めて、3~4年にわたり、あわせて5回ほど霧ヶ峰の冬に訪れていますが、なかなか好条件に恵まれません。前回(先々週)に行った時も、気温は低かったものの湿度が足りなかったせいか残念な結果に終わっています。

 日の出前に現地に着かなければいけないため、朝4時に自宅を出発します。中央高速を諏訪で降りて霧ヶ峰へと登っていきます。途中まで全く雪がない状態で走りやすかったものの、上のほうに行くと路面はスケートリンクのような凍結状態です。先日の暖かかった日に雪が解けて、それがこのところの冷え込みで再び凍ったようです。霧ヶ峰スキー場を過ぎると、辺りには霧が発生していて、ヘッドライトの光でキラキラと光るものが見えます。今日こそはダイヤモンドダストの期待が高まります。

 目的の撮影地に行くと、すでに車が十数台停まっていて、しかも中型バスまでいます。はたして早朝にも関わらず三脚を立てたカメラマンが30人ほども列をなして、この寒い中(氷点下12度)日の出を待っています。ちょっと間が空いたところに入れさせてもらって、仲間に加わらせてもらいます。下に見える落葉松には霧氷が着いていて、ダイヤモンドダストがやっぱり期待できそうな雰囲気ですが、日の昇るべき八ヶ岳方面は雲がかかっていて、なかなか太陽が上がってきません。

 日の出の予定時刻から20分ほど過ぎて、ようやく雲の上から太陽が姿をみせました。と同時に今までと全く違った風景が目の前に展開します。ダイヤモンドダストに強い光が当たって、光が柱のように伸びる太陽柱。いわゆるサンピラー現象です。

 サンピラー

 太陽は時々雲に隠れながらもだんだんと上がっていき、サンピラーからダイヤモンドダストへと変わっていきます。

 ダイヤモンドダスト

 寒さも忘れて夢中でシャッターを切って、気が付いたら1時間ほども経過していました。

 霧ヶ峰、車山周辺は霧がかかった影響で、ところどころに霧氷も付いていて、どこか良いところはないかと滑る路面に気を付けながら車を走らせますが、上空には雲がわいてきて日差しを遮ってしまいました。

 霧氷を纏った木立(光が当たらないとやっぱり地味)

 青空が拡がれば、北八ヶ岳の横岳方面に樹氷の撮影にでも行こうと思っていましたが、八ヶ岳の上空にも雲がでていてあまり状況は良さそうもないので、とりあえず蓼科方面まで下ることにします。蓼科まで下ってくると、雪を抱いた赤岳や阿弥陀岳などの南八ヶ岳の峰々が青空に映えているけれど、相変わらず北八ヶ岳方面には雲がかかっています。お昼ごろになれば晴れてきそうな感じでしたが、午後から山歩きをするのも忙しいので、またの機会にすることにします。

 青空と南八ヶ岳  雲の中の北八ヶ岳

 でも、この青空の下、すぐに帰るのはもったいないので、富士見高原周辺からの八ヶ岳の眺めを十分楽しんでから帰路に向かいました。