Kenの遊々気まま日記

山登り、マラソン、旅、演劇鑑賞、写真撮影など趣味の活動を中心に、気が向いた時に不定期に更新していきます。

やっとゆっくりと・・・(2012冬 北海道 最終日)

2012年01月22日 | 北海道

 初日から3日間ずっと良い天気だったので、毎日朝早く起きては写真を撮り続けていたから、今日は曇りでも天からの恵みです。さすがに疲れていたのか、朝食の時間までぐっすり眠っていました。

 帰りにバタバタするのが嫌なので時間があるうちに、午前中は車で15分ほどの旭川空港に行ってお土産選び。昨日までは日中でもマイナス10度ほどと冷え込んでいたので道の圧雪も締まっていて走りやすかったのですが、今日は0度近くまで気温が上がって、とにかく滑る滑る。空港入口の交差点では、相当減速していたにも関わらず、あやうく曲がり損ねるところでした。

 年に4回も来る旭川空港ですが、このところ来るたびに新しいお土産がいろいろ増えていてなかなか楽しい。その中でも今回は砂川にある「北菓楼」が旭川空港初出店というビックニュース。北菓楼の話は何度もこのブログでも書いていますが、とにかく北海道で一番好きなお店の一つで、千歳より近い旭川にどうして入らないのだろうと前から疑問に思っていました。シュークリームなどの賞味期限の早い商品は今のところありませんが、開拓おかきやバームクーヘンだけでも手に入るのはうれしい限りです。

 北菓楼、旭川空港に初出店

 空港でお土産を決めたあとはランチに「カフェ・ド・ラペ」に行きます。年に2~3回行っているところですが、冬は特に静かでのんびりできて好きな時期です。本を持ち込んで2~3時間読んでいようと思っていましたが、思った以上にお客さんが来なくて(2時間で2組のみ)、話好きの奥さんとおしゃべりしてほとんどの時間を過ごします。

 カフェ・ド・ラペへのプロムナード

 ローストポークセット  トマトカレー

 最後は温まってから帰ろうと白金温泉に行きます。山に近い白金温泉に来て、この4日間で初めて雪がちらついてきました。1時間あまり温泉に浸かってから車に戻ると、ガラスの上にはうっすらと雪が積もっていて、この旅で唯一の雪払いをします。

 夕方、同じ飛行機で成田に向かう宿主を乗せて旭川空港に向かってる途中、飛行機が1時間遅延するとの情報が助手席にいる宿主の元へもたらされました。あと少し早く情報くれれば、宿で少しお茶でもしてからでも良かったのに・・・。結局空港で1時間半あまりの時間をもてあまして(午前中わざわざお土産見にこなくても十分時間あったよね)、成田へも当然1時間遅れで着きました。成田から自宅まで再び2時間の運転。980円の航空券だから許せるけれど、さすがに成田は遠いわ。結局家についたのは23時30分になってしまい、やっぱり今日も疲れた~。


今日も穏やかな天気(2012冬 北海道 3日目)

2012年01月21日 | 北海道

 今日も放射冷却の影響で、朝は氷点下22度くらいまで下がりました。天気も期待できそうだったので、宿の朝食をキャンセルして朝から丘の撮影に周りますが、予報の割に雲が多めで、日の出も弱い太陽しか見ることができませんでした。風もなく霧氷も付いたのでダイヤモンドダストも期待していたのですが、またまたお預け。やっぱり稀にしか見られない自然現象は数泊の旅行ではなかなかお目にかかれません。

 留辺蘂からうっすらとした十勝岳

 午前中は次第に雲が多くなっていき、10時ごろになると日差しも届かなくなりました。仕方ないので写真の勉強でもしようと拓真館に向かいます。夏は観光客で騒がしいギャラリーも、私の他に誰一人としていなくてひっそりとしていました。来るたびに展示が入れ替わっていますが、今回は前田真三、晃親子の写真と鎌田實さんという方の詩のコラボレーション。鎌田さんの自分の心を見つめた詩がとても素敵でした。

 拓真館の庭に並ぶ木々

 ランチは美馬牛にある「Gosh」へ。ここも美瑛では大人気のカフェなのですが、今日は私以外にお客がいません。ここの店でこんなのは初めてです。お店にとってはありがたくないけれど、ゆっくりとできて良かったです。

 Goshの「チキンのホットサンドウィッチ」

 お店を出ると、山には相変わらず雲がかかっていますが、上空には青空が拡がってきました。昨日、おとといと撮影に走りまわって、だいぶ満足していたし、さすがに疲れてきたので、適当に周りながら、気が向いたところでシャッターをきっていきます。

 青空と一本の木

日が傾いてくると、まただんだん雲が増えてきて、昨日より優しい日の入りでした。

 


数年に一度の冬の快晴(2012冬 北海道 2日目)

2012年01月20日 | 北海道

 昨晩、調子が良くなかったのも、一晩ぐっすり寝たら完全に復活して、晴れの予報に朝6時にホテルを出発し、美瑛に向かいます。それにしても旭川市内は信号が多いです。気は急いているけれど、雪道なので運転は慎重に、安全運転で美瑛を目指します。市内を抜けるとだんだんと白んでくる東側に大雪山もくっきりと現れてきて期待が高まります。

 しかし、日の出が近くなってくると上空に薄い雲がかかってきて、山も日の出もはっきりしなくなってきてしまいました。気温は氷点下20度を下回る寒さで、とにかく手と足の寒さが半端ない。

 ちょっと残念な日の出

 なんだか曇ってきてしまったので、とりあえず美瑛の市街に戻ってコンビニのおにぎりと味噌汁で朝食を済ませます。だいぶかじかんだ手足も復活してきて、いつまでもぼんやりしていても仕方がないので、とりあえず美馬牛方面に車を走らせます。

 美馬牛の高台に上がるにつれてだんだん太陽がはっきりしてくると同時に樹々には霧氷が着いています。さっきまで曇だと思っていたのは実は霧だったようで、丘一帯の樹木が白い霧氷のベールを纏っています。もうこうなったら大忙し。とにかく思いつくままに撮影ポイントを駆け回ります。霧氷は時間との勝負でもあります。

 霧氷の樹木

 哲学の木にも霧氷

 霧が晴れてくると、大雪や十勝の山々も姿を現しました。

 霧氷の樹木と旭岳

 しかし、日がだんだんと高くなってくると、霧氷も少しずつ溶けてきて、10時半を過ぎると普通の平穏な丘に戻っていきました。

 ランチは昨夜の友人と上富良野にある「あぜ道より道」に行きます。ここは農家のお母さんたちが自分の家で獲れた野菜を持ち寄って提供しているファームレストランです。ここに来るのは2回目で、今回は季節限定の焼カレーのセットを注文。カレーももちろんおいしいのだけれども、セットに付くサラダも紫色のじゃがいもなどが入っていて色でも楽しませてくれます。2階の大きな窓から眺める十勝岳の景色も素敵です。

 焼カレーとサラダのセット

 食事後はすぐお隣にある富良野スイーツ「トアルージュ」を覗きます。今お昼ご飯を食べたばかりなのに、ショーケースに並んだケーキを見ているとどれも美味しそう。我慢できずに夕方のデザート用に「美味しいわーこのプリン」(←本当にこういう商品名です)と焼菓子を数種類買って帰りました。後で食べて、どれもとっても美味しかった~。

 これだけの晴天、どうしても夕方の撮影をしたかったので、友達とは美瑛に戻って別れて再び撮影をします。夕方の斜光を浴びた十勝岳や夕日に染まる雪の丘などを撮影して、美瑛のいつもの宿に入りました。

 三愛の丘から

 夕日に染まる丘

 日の入り後も撮影

 朝は霧氷が丘を彩り、一日じゅう山も雲に覆われることなく、こんな天気はひと冬でも数回あるかないかです。冬の美瑛に既に10年近く来ていますが、これほどの快晴は初めて。しかしあまりの寒さに、カメラに入っているフィルムが切れる!というアクシデントも。こんなことも初めてです。

 明日も晴れてしばれる(寒くなる)予報。こんなに晴れが続いて、嬉しいやら忙しいやら。とりあえず明日も早く起きなければ!


¥980で北海道へ(2012冬 北海道 1日目)

2012年01月19日 | 北海道

 昨年10月末にスカイマークの成田―旭川便が就航し、1月末まで座席数・期間限定で980円という格安の航空券が発売されました。これはなんとしてでも取らねば!と思い予約したところ運良くチケットを取ることができました。

 しかし、自宅から成田までがやっぱり遠い。しかも朝7時30分の便ということで、自宅を朝4時過ぎに出発します。2時間かけて成田空港に到着。送迎で訪れたことはあるものの、自分が成田空港からフライトするのは初めてです(海外旅行に行ったことないため)。それにしても、羽田の賑やかさに比べて、成田の国内線の寂しいこと。まるで貨物ターミナルかと思うほどで、チェックインカウンターから搭乗口まで、売店は小さなものが1か所だけしかありませんでした。

 朝一番のフライト

 天気予報によると今日から明後日までは晴れとのこと。この時期、これだけ晴れの予報が続くのは珍しいけれど、冬の北日本の予報はあまりあてにならないのであまり期待しないでおくことにします。

 旭川空港は予報どおりの晴れで、空は青く、大雪山系や十勝岳連峰も少し霞みかかっているけれど見えています。景色が良いところを撮影しながら、夕方や朝の撮影ポイントを考えながら、今日の晴れに胸躍らせ、明日からの好天も願いながら丘に車を走らせます。

 赤羽のポプラ

 ランチは先日のフロストバイトレースでハンバーガーが食べれなかったのが悔しかったので、「ピクニック」に行って『とろけるチーズバーガー』と『本日のスープ(じゃがいものポタージュ)』をいただきます。アメリカンなハンバーガーよりもこちらのほうが断然おいしい(と思う)。冬の平日の割に何組かお客さんも来ていて、なかなかの人気のようです。

 午後になるとだんだんモヤもとれてきて、山も次第にはっきりと見えるようになってきました。それにしても北海道の秋から冬は日が傾くのが早く、2時を過ぎるとなんだか夕方のように日が落ちてきて、撮影も大忙しです。

 丘も向こうに十勝岳を望む

 輝くクリスマスツリーの木

 夕日に赤く染まる山の写真を狙っていましたが、日没直前になって山に雲がかかってきてしまってちょっと残念。せっかくいい感じの天気だったのに・・・。

 

 さて、今回の渡道に合わせて、道内の友達から「たまには飲みません?」と声をかけられたので、今夜は美瑛の常宿ではなく旭川に向かいます。旭川は居酒屋が多くて、いろいろ調べてみたものの多すぎてわからなくなってしまったのだけれども、友達が調べてくれて入った店は、店員の感じも良くて、少人数でも簡単な個室になっていて落ち着ける良い感じのお店でした。内地ではお目にかかれない「ラーメンサラダ」も美味しかったし、全体的にボリュームも味も良かったのですが(食べる飲むに夢中で写真撮りませんでした)、朝早く起きて、昼間も休みなく運転していたのがたたったのか、たいして飲んでいないのに途中から調子が悪くなってしまったのが残念でした。ホテルに戻って、簡単にお風呂(温泉)に入ったあとは、ベットに倒れこんでしまいました。

 


第31回フロストバイトロードレース

2012年01月15日 | ランニング・サイクリング

 今年初めての大会は、フロストバイトロードレースのハーフマラソンの部です。この大会は、普段は一般の人が入れない米軍横田空軍基地内で行われます。

 多摩川の河川敷の公園駐車場に停めて、横田基地まで2kmほど歩いていきます。最寄駅の牛浜駅からは大会に出場する選手の人・人・人でいっぱい。ぞろぞろと進みます。

 横田基地第五ゲート前

 入口ゲートで身分確認と手荷物検査を行ってから、いざ基地内へ。もっと厳しい検査かと思ったら、荷物はちょっと開けて覗いただけで「OK!」とのこと。何が入っているかなんて見ていないような気がします。基地内はもうアメリカ圏です。受付の案内も英語表記。スタッフも大半がアメリカ人。みなさん朝からテンション高くて、「HELLO!」「Good morning!」と歓迎してくれます。

 ハーフマラソンは11時スタートですが、2kmキッズランやファミリーラン、5kmの部は9時台のスタートのため、早くもゴールしていて、会場内の特設ハンバーガーショップには既に長蛇の列ができています。心ひかれるけれど、これからレースなので食べるわけにはいきません。

 ハンバーガー&ホットドッグショップ   裏では米人スタッフが大忙し

 それにしても今日は寒い。風はないものの気温は5℃くらいで、スタートぎりぎりまで上着を着て待機します。15分前に荷物を預けてスタート地点に行くと、既にたくさんの人が整列しています。

 いよいよスタート

 ハーフの出場者はおよそ8000人。しかもスタート地点の道が狭いものだからなかなか列が動きません。4分ほどして、ようやくスタートのゲートを超えますが、その先がまた狭くなっていて、再び早歩き状態。300mほどしてようやくランできるようになります。結局最初の1kmは7分以上かかって超スローなスタートです。まあ今回は基地内をいろいろ見ながら走るのが楽しみなので、記録はさておきカメラを携帯しながらのレースです。

 基地内には線路もあります(荷物運搬用?)

 そこかしこにスタッフや基地内のネイティブの人がいて、「フォー!」とか「Good Job!」などと大きな声で叫びながらハイタッチや両手を振ってくれます。中には「ガンバッテ!」と片言の日本語で応援をしてくれる人もいて、みんなオーバーリアクションなので、こっちもテンションが上がってきます。

 10kmで58分21秒、スタートが詰まっていて、さらに何度か立ち止まって写真を撮りながらの割には、前回の坂東の時より30秒しか遅れていない。14kmあたりで折り返して来た道を戻ります。それにしても手が冷たくて仕方がない。カメラを持つ手もかじかんで落としそうになる。そういえば「フロストバイト」というのは凍傷という意味だそうで、確かにそんな寒さです。しかもだだっ広い滑走路の脇をひたすら走るので、よけいに寒々しい。

 滑走路の向こうには軍用機

 今回は後半バテることなく、むしろだんだんペースが上がってきて、1時間58分55秒でゴール。とりあえずは2時間を切ることができてホッとします。

 実は10km過ぎ辺りからかなりお腹が空いてきていたので、荷物を受け取ってからすぐにハンバーガーコーナーへ直行!しかしながら、すでにハンバーガーは完売でした。残念、アメリカンなハンバーガーを楽しみにしていたのに・・・。

 完走記念品は「トレーナー」と「ヘッドバンド」。トレーナーの記念品ってあまりないのでうれしいけれど、外で着るにはちょっと派手かも。家で寝間着にでもしようと思います。

 トレーナー(前側)   後側   ヘッドバンド


モンティ・パイソンのスパマロット

2012年01月12日 | 演劇・コンサート

 今年初の観劇は赤坂ACTシアターで上演されているミュージカル・コメディー「モンティ・パイソンのスパマロット」です。

 この作品、2005年のトニー賞(映画でいうとアカデミー賞?、演劇界で最も名誉ある賞)で最優秀作品賞、最優秀演出賞、助演女優賞の3部門を受賞した話題作です。ミュージカル・『コメディー』とあるように、とにかく笑えるミュージカルらしい。どの程度面白いのか、期待半分、不安半分で開演を待ちます。

 出演者は、ユースケ・サンタマリア、池田成志、戸次重幸、マギー、彩吹真央など。ミュージカルと言いながらちゃんと歌えそうなのは宝塚出身の彩吹さんしかいないような気がします。

 さて、感想ですが「思ったほど笑えなかった」というのが正直なところ。ストーリーもストーリーになっていないし、面白いというよりかバカバカしい感じ。笑うところのネタも一つを引っ張りすぎで、テンポが良くない。どこまでがブロードウェイ版と同じでどこからが日本オリジナルか分からないけれど、AKBや家政婦ネタなども入れてあって、かなり日本版にアレンジしているようです。ユースケ・サンタマリアが意外に歌えるのには驚きました。アドリブが多いので(たぶん)、日によって雰囲気は変わりそうです。 


荒崎海岸の夕日

2012年01月09日 | 写真

 仕事初め後、初めての休日。家で昼ごろまでごろごろしていましたが、外に出てみると雲一つない青空が拡がっていたので、ふと思い立って、横須賀の西海岸の荒崎へ夕日の撮影に出かけてみました。

 同じ県内で60kmほど離れたところですが、急に思い立ったプチ撮影だし、有料道路を使う距離でもないので一般道で向かいます。しかし、寒川神社付近では初詣の車の列に引っかかり、江の島から鎌倉へ抜ける道は夏でもないのに大渋滞でちっとも動きやしない。このままでは日没に間に合わなくなりそうだったので、仕方なく有料道路を使って何とか日没30分前に荒崎海岸の駐車場へ到着しました。

 駐車場には係員がいて、1回1,000円の駐車料金だという。確か2年前に来たときは無料だったはず・・・。聞いてみると、土日祝日のみ有料とのこと。お金をかけずに近くで撮影のつもりが、思わぬ出費です。

 荒崎海岸は、数千万年もの長い年月をかけて海水の浸食によってできた、海へと伸びる鋭い岩や奇岩、洞窟などが連なる海岸線で、荒々しい岩場の先の海には夕日と富士山を望むことができるため、撮影スポットとしても人気があるところです。

 夕日はとてもきれいでしたが、干潮気味で、風もなく穏やかな海だったため、イメージしていた荒々しい海の写真は撮ることが出来ず、富士山も霞みがかかってあまり見えなくて残念。

 今回の教訓。荒崎へ行く場合は、土日祝は外すことと、潮の満ち引きと風の強さを考えること。ですなあ。