誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話の中で、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲てます。

フリージア

2011-02-28 06:50:33 | Weblog
フリージア(アヤメ科;黄花:別名あさぎすいせん)南アフリカ原産の多年草。花言葉は、無邪気。細い花茎に小さなユリのような形の花を5~10個ほど並べて咲かせる。だれでもうっとりとさせる芳香も置く長のひとつ。清楚さと明るさをそなえた早春らしい花。花色は白、オレンジ、ピンク、紫など色々ある。なかでも黄花は、陽光を集めたような陽気な雰囲気を持っているため、とくにこのまれている。(フリージヤのあるかなきかの香に病みぬ 阿部みどり」「うまそうなコップの水にフリージア 京極杞陽」「熱熱く睡るフリージヤの香の中に 古賀まり子」「書かぬ日の日記の上のフリージア 神蔵 器」「挨拶はひとことで足るフリージア 伊藤敬子」「フリージア子に恋人のできたるらし 宇咲冬男」「麻酔さめし薄明のフリージア 倉部たかの」(雨の中 フリージアの 香り消え ケイスケ)

クロツカス

2011-02-27 08:18:16 | Weblog
クロツカス(花サフラン:黄色、白、紫)、花言葉は、青春の喜び;堅実。ヨーロッパ原産で、オランダが栽培の中心。高さ10㎝程度。可憐な6弁の花を咲かせる球根植物。ヨーロッパ各地では、春の訪れとともに咲き、季節の移り変わりを人々に知らせてくれる花として愛されています。ギリシャ神話では、美しい青年のクロースが死に、女神のフローラが哀れんで黄色(白;紫)花に姿を変えたのがこの花だとされています。スイスのサフランは、主に薬用として栽培されて花サフランと呼ばれている。秋咲きで、この花の仲間です。「日が射してもうクロッカス咲く時分 高野素十」「クロッカス咲かんとしつつ黄のつぼみ光を包む如きこの夜半 近藤芳美」「クロッカス全き影の芝にあり 片桐美江」「早春のサフランの花をもたげけり 松尾いわほ」「地を這いて到れる春クロッカス 岩鼻十女」(春つ告げて 部屋を飾りし クロッカス 黄色き花の 香り豊かに ケイスケ)

東一華

2011-02-26 08:18:33 | Weblog
東一華(アズマイチゲ;キンポウゲ科;一輪草属;Anemone raddeana)花言葉は:温和。落葉樹林の縁や草原、山麓の土手などに生える多年草。高さ15~20cmになる。根茎は横に這い、ところどころに紡錘状のふくらみがある。根性葉は2回3出複葉で、小葉はさらに裂ける。茎葉は3出複葉で3枚が輪生する。花は径3~4cm。萼片は8~13個あり、花びら状で白色。裏側はやや紫色を帯びる。同類に、ヒメイチゲ;エゾイチデ;ユキワリイチゲイチリンソウ;ニリンソウ;ハクサンイチゲ)がある。「枯れ草の乾く音する道の辺のアズマイチゲはいち早く咲く 鳥海昭子)鳥海さんの句以外に詠まれて句は見当たらない。山歩きして、見付けて句が詠めたら?と思うが、今は無理な望みであろうか?奥多摩の高水三山「常福院」に咲いているらしい。(山野辺を 歩みて探す 草花に アズマイチゲの 咲く夢をみむ ケイスケ)

寒緋桜

2011-02-25 08:38:00 | Weblog
寒緋桜(バラ科;サクラ属)花言葉は、つややか。櫻と言えば、白か淡紅色の花と相場が決まっていますが、この寒緋桜は、名前の通り緋色。しかも全開せず,半開状でぶらさがって咲くという、変った桜。南方に多く、台湾ではポプュラーだし、沖縄や九州では珍しくないという。朱房のような花は、華やぎと同時に古風さも備えた点が魅力的。他の桜よりずうっと早い開花で,寒の1~2月頃花を見せてくれる。東京では神代植物公園や江戸川区西葛西で見られる。群馬県藤岡市鬼石の桜公園は天然記念物に指定されている。これは冬櫻。俳句では、冬季に咲く桜として両者を寒桜;冬櫻と呼ぶ慣用になっている。学名はPrunus campanulata(サクラ属:鐘形)Prunus=ラテン語の(Plum=すもも)が語源。沖縄では、染井吉野などの育成が難しく、寒緋桜なら育つらしい。彼岸櫻との混同を避けるために、“緋寒”を”寒緋”にひっくり返した呼び方にしたという経緯らしい。「山の日は鏡のごとし寒桜 高浜虚子」「雨雫よりひそやかに寒桜 稲畑汀子」「月の出に風をさまぬ冬櫻 茂 恵一郎」「水音のそこだけ消えて冬櫻 清水衣子」「ひとゆれに消ゆる色とも冬ざくら 平子公一」(冬櫻 濃い紅ふくむ 黒ずみて ケイスケ)

オウレン

2011-02-24 06:04:16 | Weblog
オウレン(キンポウゲ科:ミツバオウレン:コシジオウレン:セリバオウレン:キクバオウレン)4種に分かれる(黄連)は薬用植物として有名。葉の形から何種類かに分類されているが、一般にオウレンと呼ばれているのは、本種(キクバ)である。根茎は古くから胃腸薬として有名で、各地でさかんに栽培されてきた。根性根は3出復葉で、小葉は羽状に深裂するか、または下部だけ全裂する。早春、花茎の先に径1cm程の白花を開く。黄連は漢名で、菊葉は葉の形からキクバオウレンという。黄連の句は見当たらない。「春浅し空また月をそだてそめ 久保田万太郎」(いずかたも水行く途中春の暮れ 永田耕衣」「今日何も彼も何もかも春らしく 稲畑汀子」(春を待ち 何処かしこにも 香りける ケイスケ) 

黄梅

2011-02-23 08:49:08 | Weblog
オウバイ(モクセイ科:別名迎春花)花言葉は、恩恵。2月に咲く梅に似ていることから黄梅。中国では旧正月の頃に咲く。江戸時代に渡来した。一重と八重がある。「黄梅に佇みて恃無明日の日を 三橋鷹女」「黄梅馴染微墨に馴染むかな  後藤比奈夫」去年の私のブログを見ると、次のように書かれていた。小沢氏のパーテイで「鳥取県と島根県と云ったら、日本のチベット見たいなところで、人が住んでいるのか、牛が多いのか、山やら何やらあるけど、人口の少ないところ」と発言して問題を醸した。当時の鳩山首相は「後期高齢者医療制度は一期4年で廃止」すると発言。選挙が過ぎれば何でもありか?貧乏人と年寄りは迷惑と言わんばかりの発言。政治資金規正法違反で強制起訴された小沢氏「判決確定までは党員の資格停止」が昨日漸く決まった。この処分に小沢本人は、「前例が無く、合理的な理由がない」「民主主義の国の在り方として著しく不穏当」と異議を唱えた。理屈が判らぬ本人を哀れみたいが、総本部代表、4つの関連政治団体に与えられた資金、総額で凡そ16億300万円資金がある。この様な盗人紛いの政治資金を持つ政治家の活動を停止しなけらば、国民の幸福は得られないと思いませんか?(黄梅も 民主の風も 色褪せて 国土の富も また夢となる ケイスケ)

寒白菊

2011-02-22 07:24:28 | Weblog
寒白菊(キク科:西洋名;クリサンセマム;バルトサム)花言葉は、清純。マーガレツトに似ているが、全体に小ぶり、白い花ビラと黄色い花芯は、とても清楚です。今頃の冬の寒さに冴え、この時期に似合う。春近く、春の寒さ「冴返る:凍返る;寒戻る」時候である。季語として何れが適するのか?何れにしても暖かくなりかけたころにまた寒さが戻って来ることをいう。「冴えかへるもののひとつに夜の鼻 加藤楸邨」「物置けばすぐ影添ひて冴返る 大野林火」「翻然と又敢然と冴返る 山口草堂」「冴え返るとは取り落とすものの音 石田勝彦」「寒戻る寒にとどめをさすごとく 鷹羽狩行」(冴返る 冴え返りつつ 春を呼ぶ ケイスケ)

ミツマタ

2011-02-21 07:15:53 | Weblog
ミツマタ(三椏:ジンチョウゲ科)花言葉は、壮健。植物の楮.雁皮.三椏など皮を剥いで、蒸して乾燥させたものを、水に漬けて晒し、煮詰める。それを再び水に晒す。この繰り返しは不純物を取り去ることである。純白な紙を得るには、川晒しといって、さらに清流で二昼夜漬けて漂白する。それを叩いて液状になった繊維を紙漉器ですくう。それを張り板の上に広げて、天日で乾燥する。紙漉きが冬に行なわれるのは、農家の副業として冬の農閑期に行なわれたことにもよるが、寒い時の水によって良質の紙が出来るからである。冬の厳しい仕事であつた。「をちこちに夜紙漉として灯るのみ 阿波野青畝」「紙漉女冬百日の手炉ひとつ 石田波郷」「紙漉くや小学校と谷距て 沢木欣一」「いくたびも水に皺よせ紙を漉く 野崎ゆり香」関東近辺では、埼玉県小川町周辺で紙漉きが行なわれていたが、今は昔の物語になっているのだろうか?此の他に、楮を晒して、柳行李を作る農家があった。私が少年の頃、夏休みに母の故郷の実家、山陰で過ごす一ヶ月に行李を送って過ごした懐かしい思い出の品が行李である。今や行李を知る人も少なくなり、まして行李は存在していないだろう?(懐かしき 旅の想いに 行李あり ケイスケ)

、ウグイスカズラ

2011-02-20 09:05:15 | Weblog
ウグイスカズラ(鶯葛:スイカズラ科)花言葉は、未来を見つめる。16世紀ドイツの数学者で、植物採集家の「Lonitzer」の名前をラテン語化し「Lonicerus」にちなんで付けられた。開花時期は3/10頃~4/20頃(鶯神楽)鶯が鳴き始めるころに花が咲く。淡いピンク色のっ奇麗な花。初夏に赤いグミのような実が食べられる。学名 Lonicera gracilipes var .glandulosa.

アネモネ

2011-02-19 08:05:15 | Weblog
アネモネ(キンポウゲ科:イチリンソウ属)アネモネはギリシャ語の「風」語源。「かぜの花」の意味。「早春の風」が吹き始めると開花する、とも妖精アネモネの化身、とも言われる。花言葉は、信じて従う。地中海沿岸原産の多年草で、明治初期に渡来し、観賞用に栽培された、早春から初夏にかけて花茎に花をつける。花弁のように見えるのは萼で、白。桃。赤。紫。青などの色がある。秋植えの球根植物。中央アジアノアルメニアの国花。美の女神アルローテは、キューピツトの射た愛の矢に過って傷つき、美少年のアドニスと恋に落ちた。ところがそのアドニスは猟に出た日に猪の角に突かれて死んでしまい、アフローテが悲しみのあまり流した涙がアネモネになったといわれている。アネモネの赤い花色は「血」と「生命」の象徴とされる。「アネモネや神々の世もなまぐさし 鍵和田柚子」「アネモネの来世も空は濃いむらさき 中嶋秀子」「アネモネや画廊は街の音を絶つ 斎藤道子」「夜はねむい子にアネモネは眠い花 後藤比奈夫」「アネモネのこの灯を消さばくづほれむ 殿村莵糸子」(アネモネは お伽の国の 風の花 ケイスケ)