退寮する人が多いと、時々ポッと面白いもんが手渡されるものです。アフロ先輩からもらった「エキサイトテニス」というバーチャルゲームもその一つでした。どうやらこのゲーム、フェロモンさんの時から代々寮生に受け継がれているゲームのようで、そのクソゲー的なパッケージから誰の手垢も付かずに今の今まで現存しておられました。
それもそのはず、まずこのゲーム、ハードとソフト一体型なんですね。任天堂やらソニーやらが出しているハードのような「抜き差し可」というそんな便利な代物じゃない。しかもコントローラがテニスラケット型のプラスチックっていう、臨場感があるのだかないのだかわからないモノなのです。
しかし、我々これにどっぷりハマってしまった。
見てください。ヘタッキーのこの真剣な構え。食い入るように画面を見つめ、ボールを目で追ってます。
とりあえず、二人で協力して全キャラを制覇しようということになり、最弱キャラ「タクヤ」をセレクト。対戦相手は、タクヤ、アヤカ、ケンタ、ナオ、マイチャンの5人。右にいくほどレベルが高くなっております。
ケンタまでは、2回の敗北を喫しましたが、問題なくスムーズにクリア。しかし、次のナオがえらく強い。コート内前進コマンドつーのがあるんですが、これを使って、ネット際でボレーを打ってくるというツワモノ。打球のリズムが今までのコンピューターチックな単調さがないから、コントローラーで操作しにくい。なかなか勝てず、僕らは挫折しかけました。
↑なかば放心気味になった。
これじゃラチがあかないということになり、「二人でコントローラーふってればいいんじゃね?」とヘタッキーが提案。うむ。これは禁じ手だが使うしかない。
(前もって書いておけばよかったのだが、コントローラーは、振ると赤外線かなにかでハード側に認識される仕組みになっており、二人で二つのコントローラーを振ればよりハード側に認識される確率が高まり、強いショットが打てる可能性がある。まぁ、どうでもいいか。)
こうして僕らの作戦はついに実った!ナオをくだし、最強キャラマイちゃんまでたどりついたのである。マイちゃんはまだ小学1年生くらい。体操着をはいていて、これが最強キャラかよという様相を醸し出しているのですが。
あぁ、ここまでたどり着くのに2時間はかかった。休憩します。