いわなの巡礼

いろんなことに巡礼しゃうことをモットーにスビリチュアルなこと見つけと人とのふれあいを見つけていきます。

約500年の歴史にぶら下がったよ

2015-01-23 10:23:20 | Weblog
夷子大黒の綱引きは若狭の国、敦賀の一月の風物詩です。もうひとつ美浜の水中綱引きがあり、この二つがこの時期の祭りの双璧ですかね。そうそう、この二つはいずれも国の重要無形民俗文化財に指定されてる約500年続く伝統行事。
 先日、敦賀にデビューしてきました。旧い街並みの相生町と隣り合わせの西町細い路地裏にぎっしりと集まった人の群れ。えーっ、こんな中で綱引きする?

美浜の水中綱引きは飛び入り出来ないけど、あれって高さ五メートルくらいの橋から海中に飛び込むんですよね、一般参加は無理無理。ここなら町外部外者参加もオッケーとのこと。
やったあー。イクヨー!!

綱の長さは約50メートル、太さ約25センチの大縄です。吊り下げられた縄が一斉にほうり下ろされたら即、戦闘開始。オオーッ!!

気持ちは周りが見えず、阿鼻狂乱、われを忘れて力一杯の自分になります。まるでスポーツしてるみたいな真剣さです。初めは縁起もの行事なのでちょっとだけおさわりね、の軽い不埒な参加意識だったのですがどうしてどうしてさにあらず。自我丸出しの汗かきでした。みなさん、けがしないように軽くのつもりが熱く熱くなるようでしたよ。老いも若きも見知らぬみんなで力あわす、こんなことってものすごく楽しいし、そうあるものじゃあないですよね。
それに私の相方側は若いべっぴんさん。お互い目配せでガンバローねの熱い熱いエールの交換、これって人生そう有ることじゃないですから。決して選んで場所とりしたわけじゃないから、綱が投げ降ろされると同時に突然彼女が横に来たんだからね、ホント。


夷子チームと大黒チームのバトルはこうして繰り広げられました。でもあれってそれぞれの参加人数は関係なくして成り行きで綱にぶら下がってるんですよね。そこがまたゆるくてほほえましくもあり、歴史ある伝統行事に参加してるって充実感が倍増されるんです。

今年は大黒チームの勝ち、われらが夷子チームは彼女と私の目配せ奮闘?むなしく負け。エーツ?なんで夷子チームか?って。それは私があのエビスビールが好きなだけという理由。

大黒は農業農民たち夷子は漁師たちと成り立ちがあるらしいです。その年勝ったほうが豊作、豊漁と言われるそうです。

勝敗はともかく綱引き自体が年頭の多くの人々と祝い合うのにふさわしい、縁起の良い行事ということらしいですよ。
そうだ、そうだ、全くだ!!

落ちがありました
私の友人が綱引きまっ最中にふんばり疲れてこけてました。でもその時助けるより綱を引くことに集中していた私。綱にぶら下がってた人数は二百人くらいだと思うけど、そんなのおそらく彼だけ。指さししてやさしく笑ってあげました。そんな彼の無慈悲な私への非難は帰宅までえんえんと続くのでした。フフフッ、思いだすとビールがうまーい!!




























ATPブリスベンテレビ観戦

2015-01-12 18:51:51 | Weblog
ATPブリスベン、準決勝、錦織選手負けました。内容は最終セットのタイブレークでの本当に1球の差でした。
内容は全くの互角、進化しているのは彼だけじゃないということ。相手のラオニッチストロークと前処理が去年よりはるかに切れが出ていた。

ラオニッチもエース三十四本、最速230キロ近く、驚異のサーブで見ごたえありました。彼の下がらずに打つフアストロークも良かった。そんな彼と互角の3セットすべてタイブレークにもつれ込む勝負はまれにみるスリリングでタイトな戦いでした。

テレビ観戦していて思ったこと
最終セットの中盤で錦織選手、私、負けるなあ、と思いました。
彼がコートチェンジの際、それまでしてなかった椅子への座り方、足投げ出しダランとした感じ、競り合ってる中での緊張感のなささというか。さらにそのあと彼ミスシュットした際にラケットを5メートルほどの高さまでポーンと放り投げ何かしら糸切れ投げ出した感が有りました。その時もちろんうまく受け取れず、コートに落としていました。たったそれだけなんですがそれがどうも戦う気持ちになじんでなくなんとも間が悪い、良くない気持ちの緩みに感じられたのです。かたや、相手ラオニッチは目はランラン、もともと目つき良くないのですが。べンチでもしっかり目線が泳ぐことなくやることやり続ける意思がはっきりと見て取れてました。たったそれだけのこと。

テニスしてて、又審判してて思うこと。
基本的に技量レベルはともかくとして良い選手はミスしたとき声出したり、態度がなげやりになったりしません。もちろんカモン!はします。
私の知る限り、試合中はたんたんとしてゲーム運びがなされ、1球1球に喜怒哀楽を出さない傾向が強くあります。内心は葛藤の渦のときさえも。それが顕著なのはフェデラーとジョコビッチ。一方ナダルとマレーは結構負の感情がでますね。
昨日のラオニッチはまさにそういう状態にあったようです。

錦織選手、昨年の全米オープン選手権の準優勝で最近もてはやされてる感があります。テレビ、報道でも過熱特番が組まれ、人気スターなみです、コートの上での精神力というか風格はもっともっと厳しい中での試練を克服し浮つくことなく、お茶らけの姿をテレビでそう見せてほしくないものです。でもこれで実績残せばこれはある意味まだまだ伸び白が有る選手ということですね。そう有ってほしいです。ひたむきに練習に明け暮れる時代はまだまだ続けてほしいものです。全米はフロック、周りも進化しているわけですから。
以上全くの独断と偏見の意見です。


この布団干しが見たくて

2015-01-11 15:52:46 | Weblog
今年も年明け五日に岐阜へ初詣に行ってきました。
快晴、無風の表日本冬型好天気をフルに浴びてきました。

岐阜公園内の茶店『むらせ』は休業。エーッ?あの小上がりでの熱燗昼酒はどうなるの?
八丁味噌田楽はどうなるの? じゃあ、近場の味噌煮込みうどんでほろ酔いになろうよ、と言っても相方のシマチャンは納得せず。デンガクなの!とのたまう。こういうところは彼は絶対に譲らない。探すこと一時間、でもやはり昼からの一杯飲み屋は見つからず、公園内の戻り名和昆虫博物館のそばで見つけた小さな小さなお店に入った。熱燗注文したら、ビンカップのお酒が温められてでて来たのにはビックリガックリ、ウーム?私、人生で初めて体験しました、ビンカップ熱燗。でも新鮮ー!!そこの店暖房付けてなく玄関もあけっぴろけ゜。
お外はその日気温十二度くらいでポカポカだったので外に縁台が出ていたのでそこでおでんにカップ熱燗となりました。ヒェーッ、やっぱりこんな日は布団干してますよね。

今年の個人的抱負が一つありまして、『現実に起こったことを素直に受け入れて非感的に思わない』ということ。おおー、まさにこの状況ジャン! いつもの店でなく、徳利でなくてもこじゃれた小上がりでなくてもお外テーブルでもこれはこれで面白いことでした。
こういう事してもアウトドアー派の私たちは全面受け入れ、遊び心に通じるものがあり、だから数十年も正月昼酒ほろ酔い岐阜巡礼があきもせず続くんですね。

よく考えてみれば、スベインでBALとかレストランへ行ってもソトにテーブルがあり、いっつもそのスタイルでやってきたことが思い出されました。

フラフラ歩いて初詣の人出で正月独特の華やかなにぎわいの伊奈波神社まで行く路地裏街道が酔った気持ちになんともにシックリ来るんです。一年に一度、フンワリフワフワの酔っ払いになり穏やかな日差しの中を意味もなく、何をするのでもなく、ただただ歩く、それが今年も出来たことに感謝。

大好きな夕陽の射す長良川とお気に入りの材木町、ここはいっつも外せませんね。

少しイヤな表現だけど表日本に対して北陸の裏日本、前日屋根雪下ろしをしてきた身には本当に恋い焦がれた日差しの中の一日でした。