kazzdokkのひとりごと

酒呑みの翁の日常の出来事

2012年12月24日 | Weblog

早いもので、孫が生まれ98日目になったので、2日早いが日曜日だということもあり、本日「お食い初め」を行った。
お食い初めとは「一生食べ物に困らないように」と願いをこめて、生後100日目に執り行う儀式である。

祝い膳のための鯛の尾頭付きを買いにデパートに出かけたところ、お惣菜コーナーでは正月用の予約受付はしているが、焼いた状態のものを売っていなかったので、魚屋で鯛を買って自宅で焼くことにした。
おめでたい席に出す鯛の腹をさばくわけにはいかないと、魚屋のおやじは、エラからワタを取り除くという粋なことをやってくれた。
飽食に慣れてしまった現代では、お祝いの席の食事である赤飯、尾頭付きの鯛の塩焼き、蛤のお吸い物、南瓜の煮付けは、つつましささえ感じる。

また、今夜はクリスマス・イブであり、娘2号の友人も家にやって来て食事を楽しんだ。
食卓には、ピザ、鳥のから揚げ、シャンパン、ケーキ等で埋め尽くされ、口のまわりを油まみれにして食べものを頬張る。

皆が床に就いた後、お食い初めの残り物である鯛の塩焼きをあてに日本酒をちびりちびり呑んでいると、質素な和食に目を向けることも大切なことだとしみじみ感じた。

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