啓蟄とは、二十四節季の三番目であり、大地が温まり冬眠をしていた虫が穴から出てくる頃を言う。
また、柳の若芽が芽吹き、ふきのとうの花が咲く頃でもある。
二十四節季には、それぞれ初候、次候、末候があり、啓蟄のそれは、以下のとおりである。
初候:蟄虫啓戸(ちっちゅう こを ひらく):冬蘢りの虫が出て来る。
次候:桃始笑(もも はじめて わらう):桃の花が咲き始める。
末候:菜虫化蝶(なむし ちょうと けす):青虫が羽化して紋白蝶になる。
ウンウン、何とも春らしい表現で、見ているだけで暖かさを感じる。
例年どおり3月1日にコートを脱ぎ、その日はとても寒くてブルブル震えたが、啓蟄を迎え気温も上昇してきたので、朝の通勤時にコートを着ていなくてもまったく寒さを感じない。
本日、通勤途中に柳の木を見ると確かに若芽が風に揺られており、植物たちは春の気配を敏感に感じ取っているのだなと思えたが、虫たちが穴から出てきたのかと言われれば、そんな状況はまだお目にかかってはいない。
会社近くの街路樹の下を歩いていると、木々一本いっぽんの枝にランプのような物や緑色の箱がぶら下がっていることに気がついた。
一体何だろうと思って近寄って見ると・・・
どうやら虫くんたちも活動を始めたようだ。
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