
母親から”気持ちです”と書かれたポチ袋を手渡された。
母は、ラヂオを聴いたり、本を読んだりして、1日の殆どをベッドに横になって過ごしている。
このところ体調があまり良くなく、歳の所為で肩やら腰やら、あちこち痛みがあるらしく、蛍光灯を点けたり消したりするため紐を引っ張る時も、肩に痛みを感じると言っていた。
今日、LEDのリモコン付き蛍光灯の最安値商品を近所のヤマダ電機で買って、実家に向かった。
蛍光灯を付け替え、リモコンの操作方法を教えると、母はリモコンを使って蛍光灯を点けたり消したり、明るさを調整したりしながら「これは便利だ、ありがたい」と素直に喜んでくれた。
帰りしな、「今日はありがとう、蛍光灯代の足しにして」と、やや強引にポチ袋手渡された。
ふっくらしているそのポチ袋をポケットに突っ込んで家に戻ってきた。
千円を5枚ぐらい入れてくれたのかなと思いながら、そのポチ袋の中身を見ると、桁がひとつ多かった。
母の気持ちが詰まった、重い重い、ポチ袋。
大事に大事にとっておこう。
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