昔ながらの大衆食堂に入るとウキウキする。
しかし、最近はファミレスや牛丼チェーン店に押されて、あまり見かけなくなってしまった。
東急東横線新丸子駅の近くに、絵に描いたような大衆食堂があるという情報を聞き、行ってみることにした。
新丸子界隈は未だ昭和の香りが漂う素敵な街であり、駅から徒歩1分のところに三ちゃん食堂はある。一見さんだろうか、店内の様子を覗き込んだ後、入店せずに通り過ぎていってしまった。
爺は臆せず暖簾をくぐり入店すると、イヤイヤびっくり。想像以上に店内が広いのだ。
4人掛けの簡易なテーブルが5卓並んでいて、それが3列あり、更にカウンターが5つほど。
店の中は、爺のように1人でぶらりと、夫婦2人でいそいそと、グループで仲良く来た人たちで、ワイワイ・ガヤガヤ。
今日は風が冷たかったので、熱燗を注文。酒は松竹梅上撰の徳利型一合瓶。
おとおしは白菜のさっぱり漬け。これに冷奴があれば昼呑みの酒肴は十分、十二分。
入店前にすでに一合呑んでいたので、一杯呑んで〆のラーメンを注文。
メンマにナルト、ホウレン草と小さめのチャーシュー。麺はかなり柔らかく、スープもさらりとしていて、ラーメンではなく支那蕎麦と言った方が良いだろう。
は~、満腹、満腹。
日曜日の昼間。ほどよく気持ちよくなってのお愛想は、驚きの900円。
三ちゃん食堂は大衆食堂と言うより、昭和へタイムスリップできる、爺の大好きな大衆酒場であった。
それとも多摩川リバーサイドマラソン後の打ち上げに行きますか?
(私は走りませんが・・・)