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少女小説、アニメ、マンガ、サッカー、歴史雑学、時事ネタなどとりとめのない雑記

実写映画『イニD』

2005年09月28日 21時47分42秒 | 映画/DVD
今日のアフター5映画は『頭文字(イニシャル)D』でした。
しかしおススメ度は出せません。
なぜならわたし的に理屈抜きの激「萌え」だったからです。
「萌え」はいけません。「萌え」は人から良識ある行動と冷静な判断力を奪うもの
客観的視点を持てなくなるのヨ

今回これを観に行ったのは「『頭文字D』だから」「鈴木杏出演」「高橋レーシング」が動機だったので、アジアな外国製だし期待してなかったんだけど、覚悟してたよりはよかったです。
もともと車のことはさっぱりだし、監督や俳優さんや制作背景についても全く知らないので映画パンフか何か欲しかったんだけど、観に行ったとこにはなかった…残念。

原作ですらわけわからん「なつき」は映画でもわけわからんでしたが、ひとつ、彼女は援助交際をしているのですが、映画では「母子家庭の生活を助けるため」と理由づけしています。
やっぱり主な公開先であるアジアの国々では「売春」とは貧しい家族の生活を支えるために行うほうが自然であって、「ブランド品や遊ぶ金欲しさ」「バイト感覚」「お金には困ってないけど友達がやってるしなんとなく」…という豊か過ぎてアタマのねじ緩んじゃいましたみたいなのは理解しがたかったのかな。
しかし二人がデートしてた秋名(=榛名)の山と湖の風景は美しかったです。
私はあのへんで、行き当たりばったりでハイキングコースに迷い込んだことがあります…その節はごめんよ、ろーし様

なつきといえば、露出度の高かった鈴木杏にバンザーイ!
なつきって別に必然性ないんだけど、いないと男ばっかでバトルばっかしてるだけの話になっちゃうんだよね~。
というわけでやはりとにかく作品と拓海の青春に色を添える(だけ)の役目として必要。
おいらも拓海視点(文太視点?)でもえもえしてました。うっきっきー

原作と比べると、樹がバイト先のスタンドのボンボンのバカ息子だったり、なつきが拓海の幼馴染だったり、拓海のお母さんが出て行ったので親父が飲んだくれになってたり…まあ人間関係が狭くて濃いものになってるなぁって気はしました。
最後のCASTで池谷の名前があって「え!?いた?」と思ってびっくりしたけど、スタンドの先輩らしき人がそうだったのかねえ。
池谷の、拓海の公道バトの入口になる役目を樹が全部まとめちゃったから目立たなかったのね。
でもあの人間関係うにゃうにゃな原作を短編(映画の尺では長編ですが)にするとしたら、シンプルにまとめたり「理由付け」して横へ片付けとくのはしかたないことでしょう。

拓海役の俳優さん、予告で観た時などはシャープすぎてイメージに合わなかったのですが、実際見たら、原作の拓海の横にいつもへばりついてる「ボーッ」を消したら、感情の起伏がわかりにくい、ちょっと無表情な子になるってことかもーと勝手に納得。
父・文太サン、かっこよかった~~~
涼介もイメージどおりとはいえませんが、拓海に嬉々としてうんちくかますとことか、いろいろよろしうございました。
藤原とうふ店の外観とか、樹との深い友情、ハチロクのエンジンがイッちゃって拓海が凹むところ、リニューアルしたハチロクの乗り方を親父の隣で教わるとこ、なつきとの苦い別れと、走り屋としての新たなる始まり、などなど、どんなに設定をいじくってもきちんと原作ファンにとっての重要なところを押さえてるのが素晴らしい♪♪♪
青春映画としても、カット割りや表現なんかがおもしろかったな。

しかし私のツボ(注:笑いの)を最も押したのは、拓海が「南葛(小だと思う)」のTシャツを着ていたことでしょう!しかも背番号「10」!翼くんかっっ。
おかげで緊迫したバトルのシーンだったのに笑いが止まらなくなり、スクリーンを正視できなくなりました。
例によって前方の席にしといてよかった!
後ろはそれなりに客入ってたんだけど、もし両脇に客がいたら、抑えようとするのに失敗して声上げて笑っちゃったかも
とりあえず、座席はガタガタ揺らしちゃったけど声だけは我慢したぞ☆

以前同僚に「観に行きたい」と言ったときに(高橋)兄弟萌えかと疑われたのでしたが、よくよく考えてみると原作をえんえん買っているわりにキャラ萌えした覚えがないなー。
というわけで私はクルマ萌え、バト萌えなのねってことがこのたび判明しました。
鑑賞中もバトってるシーンでにやにや~。
溝落としにコーフンしてました。
しかし兄弟萌えの人は、高橋啓介(多分)出てなくてがっかりしてるのでは?

あー、私が家の食事を作らんでよければ、仕事帰りに毎日通って観たいワ!
DVDになったらリピート&スロー再生したいよう~。
…萌えって怖いね…。
ちなみに父の出身である群馬在住の従兄の子供の名前が『拓海』くんです。
ま、藤原さんちの拓海くんとは関連ないはずだと思うけどね
コメント (3)
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『ファンタスティック・フォー』を観に行ったのだが…

2005年09月22日 00時48分02秒 | 映画/DVD
もぎりの兄さんよ…
チケをよく見もせずに人の外見で「四月の」シアターに案内しやがったな~
入って左右の指示が逆だし、小劇場のはずを大きいほうのシアター番号言うからハテ?と思いつつ行きかけたら、オバ様たちがぞろぞろ行く先やんけ☆
まあたまたま座席番号とシアター№が同じだったからだと信じたいですが、実際見た目も年齢も子持ち主婦のお年頃だからな………。

「四月~」は各回完売の盛況だったようで、そのおかげで劇場内はどこもかしこも大混雑!になってました。
ギリまで残業で空腹のまま、せめてジュースくらいは持って入りたい!と予告編に食い込むまで売店で行列。
…前の方の席にしといたので、そのへん空いててよかったよ入りやすくて

映画『ファンタスティック・フォー』
私のおススメ度は★★★★☆です。

事前に作品の知識はありませんでしたが、アメコミ原作でよいんですよね。
マンガっぽい話なので好き嫌いは分かれるでしょうが、私は気楽に観られる娯楽ものとして必要十分だと感じました。
原作があるからでしょうが基本設定がしっかりできていて、複雑な話でもないので破綻してないし、起承転結続まではっきりしてる。
役者は地味だけど、大スタァを際立たせるための見え見えの演出もなくてすっきりしてました。
内容がとにかく「マンガ」で、バットマンやスパイダーマンなどのように「クールでカッコいい」要素はありませんし、目新しいとか驚くような展開もありませんが、海外ものの30分ドラマをワンクール観終えた気分でした(やっぱ地味なんだ…)。
よくも悪くもまとまりのいい作品かな。



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『チャーリーとチョコレート工場』&『マザー・テレサ』

2005年09月21日 02時44分07秒 | 映画/DVD
16日、旅行先の愛知博から夜行で上野に帰着したのが午前5時半前!
7時近くに着くような話だったので、当日仕事に行くのをあきらめたのでしたが、これなら余裕で行けたぢゃんよ~。
仕事は繁忙日で、休みは私一人だけだったそうですが、意外とヒマで残業なかったそうですからまあ、いっか。

同行の後輩ろーし様から、今日が行きつけの映画館が記念日のため1000円均一だと聞いて、急遽観に行くことにしました。
しかし一時帰宅してしまうと、やっぱ午前中はどうしても起き上がれず、ネットでチケ取って午後から2本。
遅く起きたからなんですが、事前にチケ取ってたろーし様と映画館で再会し、隣同士ではなく前後の座席(別々に席を取っていた上、早起きしてれば私はその日はパスするつもりだった作品で)で観てしまいました

さてやっと本題です。
映画『チャーリーとチョコレート工場』
おススメ度は★★★☆☆。
私自身は結構ツボにハマった部分もあるのですが、全体をみると「こんなもんかなぁ」と冷めた感じがあるのです。
もともと新聞やTV評で「ジョニー・デップがキモい」「子供にひどいことし過ぎて笑えない」とマイナスな意見を聞いてたので、事前に思っていたよりははるかに面白かったです。
「ジョニ・デがキモい」→もともと「上手いけど役への入り方がキモい人」と思っていたので、今回のように小芝居きかせまくりの役作りはかえって気持ちよかったです。
ジョニ・デは最近の作品しか観ていないので、「かっこいいジョニ・デ」を観たことがないというのもあるかな~。
「子供にひどいことを~」→バカなガキにムカついたことのある人(しつけそこねてバカなガキを育てた親でも可)には共感が持てるかもね!
ちなみに私は子供の頃から子供好きですが、バカガキにムカつく人の気持ちもわかるので、ちょっとニヤリ
ウンパ・ルンパの演出がイカしてたのと、音楽の使い方や(最新の)時代に即した
表現、ジョニ・デのキャラなどはツボで楽しかった☆
でも話的には、結局なんでジョニ・デは子供の名前や詳しいことを知ってたんだろ(TV報道だろうとは類推しますが)、最初からまるでなにかの復讐みたいに陥れるつもりだったようだけどとか、脱落して報いも受けた子供たちに関してまったくフォローがない(=やりっぱなし)とか、今イチなところもある。
でも思いやりあう両親や家族との、貧しいけれど温かいやりとりは、演出上の強調があるとわかっているけどちょっとほろっときます。
平凡だけどよい両親です。
あとチャーリー役の子、『ネバーランド』から観るとやっぱ成長してるねえ。

映画『マザー・テレサ』
おススメ度はつけませ~ん。
私は伝記ものや実在の人物に取材した作品が好きなので観ました。
オリビア・ハッセーの演技はよかった。
マザー・テレサの信念ゆえの頑固さ、チャーミングなところ、時に上役の人々まで動かし、巻き込む、神への純粋な想いをよく表現していました。
大きく時間経過のある話ですが、キャストにメイクや演技で年を取らせていたのもよかった。
単純に「作品」として見ると、マザー・テレサの「よく知られた名場面エピソード集」といった感があります。
良く言えばあえて感動的なつくりにしないことで、押しつけがましさのない、観客が自由に考える余地のある作品になっている。
悪く言えば伝記の本を読んだそのままという感じで、興味のない人には退屈だと思われる。
私はカトリック,キリスト教信者ではないし、神の概念も違えば慈善活動への考え方も違うので共感はできないので、「こんな人もいるよね」といったちょっと引いた視点で見ました(もちろん敬意は持っていますが)。
この作品では彼女を支えた人たちのこともよく描いていて、そちらのほうに共感したかも。
宗教に生きながらも、人間らしい俗っぽさのあるところとか。
そして彼女によって人生を(よい意味で)変えられた人たちが、彼女の死後、彼女の信念を語りながら活動を受け継いでいく姿は心温まるものがあります。
まあ個人的な感想として、この作品は『カトリック』の枠内の話ですが、別のものに置き換えて、「あるカリスマ(教祖)が出、それをとりまく弟子や人々が教えを受け継ぎ、整え、広めて『宗教(集団)』が成立する過程」を見るようなエンディングだったなぁ。

コメント (5)
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ミニシアター系をDVDで観て(1)

2005年09月12日 01時14分53秒 | 映画/DVD
立て続けにツボパンチくらってます~。

映画は近所にシネコンができるまでほとんど観なかった私ですが、当時からたまに「お、観たい」と思うと都内でようやく単館上映してるようなマイナー系で、安からぬ電車賃をかけてまで観に行く情熱はなかったのでございます。
最近レンタルビデオ屋に毎週通うようになって、ようやく気になってた作品を観たのですが・・・。

『真珠の耳飾りの少女』
これは観には出かけたけれど、小劇場が満員御礼で結局あきらめた作品ですが…
ツボでした!やっぱ観ればよかった!
少女というにはスカーレット・ヨハンソン色っぽいかな~という気はしますが
美術館でこちらへ語りかけてくるような名画を見たときに、つい立ち止まっていろいろはずかし~妄想ストーリーつくっちゃったよ~ん(赤面)みたいな感じがあるある!でした。
原作があるそうですが未読。映画だけですがおおむねまとまりがよく、ストーリーそのものよりも精神性…観る側の感性で頑張って観なければならない心地よさ。
なにより映像です!
フェルメールの絵がさりげなく背景になっていて、どこまでが絵でどこまでが(作品上の)現実のものか境目がわからないくらい、色調に気をつかっててね~。
私は歴史が好きで、絵画も写実的で時代の雰囲気が窺えるもののほうがよいので、すっかりオランダ絵画の中に入っちゃったような気分です。
雇主と小間使いの身分差なんて歴然としてた時代の話なので、フェルメールのずるさも気になりませんでした。
「あの絵」があのように描かれるまでの流れをどきどきしながら見つめてしまいました♪

『ロスト・イン・トランスレーション』
『真珠~』のヨハンソンは多少大胆ではありつつも、全体的におとなしい、初々しい感じでしたが、実際は積極的でよくしゃべるらしかったので、そういう姿が見られるかな~と思ったもの。
でもこれもわりとおとなしかったかなー。
というのも、彼女の役は夫の仕事にくっついて日本へ来た(長期滞在ではないけど)ものの、日本を楽しむ精神的余裕はなく、2年目の結婚生活はもはや甘やかな新婚ムードではなくズレを感じ始め、自分自身も就業(いずれは作家になりたい)についての不安やいきづまりがあるという状態だから。
主人公はかつてのハリウッドスター、現在は本業であるはずの映画ではなく、サントリー響のCM撮りのために、はるばるフシギの国ニッポンに。
言葉も風習もわけわからん日本に来て、子供とともに自宅に残った妻とはFAXや電話でのあわただしいやり取りで、結婚20年以上の夫婦間は恋愛ではなく生活としての家族愛になっていて、公私共に行き詰っている。
時差ボケ?(章タイトルがそうなっとる?)で眠れない二人はBARで知り合い、夜の海に溺れかけた同士としてひとときの時間(危ういけれど微妙に男女の仲ではなく)をすごす。
そして日本での日々を終え、それぞれ再び自分の道を歩き出すだけの物語。
話にしたらただそれだけのこと、をこんなに見せられるってスゴイ!です。
なんか外人が日本へ来たときの「カルチャーショック&ここがヘンだよニッポン人」総まくりっていうか(不快感は感じさせない)、いや日本人だってあんたらの国行ったら変で理解できないことてんこ盛りなんですけど、って言いたい気持ちはあるけど、現代日本をいまだにサムライとゲイシャとニンジャの国だと思ってる奴にはドウゾ観てもらいたいくらいサ
主人公が来日した日には、何が何だかわからない異邦であった日本の風景が、彼女と別れて成田へ向かうラストには、どこか目になじみ、思い出深い風景との別れになっているのを映像だけで感じられるのがすばらしいです。

そのうち(2)へ続く…。
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映画『×××HOLiC/ツバサ・クロニクル』観たけど・・・

2005年09月07日 23時57分03秒 | 映画/DVD
おすすめ度は★★☆☆☆だな~。
これでも甘すぎかな~。

実はどちらも原作マンガを読んでいないのに行きました(無謀)。
そしてどちらも原作ファン向け(よく言えば原作の延長線上なのかな?)に作られていて、基本設定の説明がありませんでした。
特に先に上映される短編『ツバサ~』のほうが
そんなわけで原作を知らない人へのおすすめ度はほぼゼロです。

『ツバサ~』の内容に関しては何とも言いようがないッス、なのですが、全体の勝手な印象は、〈製作側が「『ツバサ』メインだと思って1時間半くらいのプロット練ってたら、実は30分だった!でも今さら短編で練り直す余裕ないし、じゃあ長編用のストーリーをばさばさカットして尺に収めちゃった♪みたいな〉感じで。
本当はもっと(あの鳥かごの世界だけでも)広がりがあるお話なのに、ダイジェスト版っぽい展開だったので物語に全く入っていけず、さりとてキャラたちは大真面目にと~っても盛り上がってるというギャップ。
クライマックス!ってときに猛烈な眠気に襲われました…。
『ツバサ』がくっついて上映されたのは、単に『ホリック』とリンクしてるんだぜ~♪ね、ほんとでしょ?って見せつけたかっただけなのでしょうか。
なんかそれっぽいです。

『ホリック』も結構ついていけなかったのですが、それでもところどころ「オカルトだぜ!」って感じのビクッドキッがあったし、これぞI.G(制作会社)クオリティだっていうCG映像美も観られたからね~。
その分が★1~2コのポイントだな。
この作品は贅沢にCGを多用できればよかった。
でも日本のアニメ映画のほとんどは制作にかける予算が少ないからねえ。
CGを多用した実写で、ヴィジュアル得意系な気鋭の監督に作らせたら、絶対いいと思うんだけど~。
原作もあくまでも原案程度で、監督演出に自由に作らせたら楽しそうなんだけど~。
でもこのアニメ映画版も、全体には良かったですよ。
CLAMPっぽ~なろまんてっくなオチはビミョウでしたが。


話は全く変わるけど、仕事先で改めて服装規定の通達があって、それが中学高校の校則かってくらいレベルが低い!
大人で社会人なのに、しかも安い給料で臨時雇用してるくせに髪の毛の色まで指定すんな!ヒ、ヒゲ禁止って…肩より長い髪は結えって…

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DVDで『21g』観た。

2005年09月01日 23時27分28秒 | 映画/DVD
感想のみでストーリー解説などはナシです。
おすすめ度が出しづらいので、先に結論だけ。
『好みにはよるけど観る価値がないわけではない。
ただ観終えた後、あんまりすっきりしないです。』

う~ん…。
場面転換が細かすぎでした!
時間の流れもあっちこっち飛んでたし。
タコ足1本をぶつ切り角切りにしてシャッフルして、頭の中だけでこれを元の形に並べなおしてごらん、って言われてるみたいな…。
それも中盤くらいまでの「謎かけ」段階では有効だったけど、後半では「ああ、冒頭のほうにあったピースがここにはまるってことは、後の展開はこうだな」って早い段階でわかってしまって、かえって損した気分でした。
ある時点からは時間軸を整えたほうがよかったのでは。
場面転換もあと半分、いや1/3くらい減らしてくれたらなあ。
でも時間の流れで普通に並べると、そんなに個性あるストーリーではないからなあ。

サスペンスかと思ったらヒューマンでしたねえ。特にオチが。
主要な登場人物たちの人間的な部分はすごくよく描けてたと思います。
深く描かれずにすまされてしまったところがいろいろひっかかって残ってしまったけど。
ラストは観客に委ねられていて、何の解説もないのでいろいろ納得できないけど「ああ、救われちゃったのね」って感じ。
いやでもほぼ別れかけた奥さんのこととか、その子誰の子とか、赦し合ったのか~みたいなひっかかりは残ったね!

ショーン・ペンはほんとに上手い役者さんだけど、男性的魅力の点で、私の趣味にはかなり相当合わないんだよな…。上手いんだけど~。


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映画『星になった少年』を観た。

2005年08月30日 23時11分28秒 | 映画/DVD
ようやく行きました。
シネコンの中劇場クラスがいまだにいっぱいです。
レディースデーだけかな?
私のおすすめ度は★★★☆☆。
よいところはよいがダメなところはしょぼかったからです。

お目当ては柳楽くんでした。
『誰も知らない』では普通の男の子が「演技モノ」になっていく過程がもう、オバ的にきらきらしててまぶしかったです。
そんで「役者」になったやぎらんはどうなっただろうって気になっていたのです。
いや~その点ではかなり満足しました。
主人公・小川哲夢くんが特別な子ではなく、そもそもは普通の男の子であるということが重要だったからです。
劇団あがりな「子役」っぽい演技では、作品の価値が下がってしまうので。

タイロケは本当によかったです。
自然と神様や仏様に手を合わせたくなるようなものを感じました。
素朴だけど美しかった!タイロケスタッフに拍手

しか~し!
私は日本のシーンでの「星空」が全然美しくなかったことが納得いか~ん
タイトルにあるくらいなんだから、(ランディにある星とリンクして)星は本当にこの話のキモじゃないですか!
いやキモは母と子の家族愛ともいえるけど、私はそれはもうすこしさらっと描いて、言葉で語る部分を減らして観るほうに感じ取らせる方へ持っていってほしかったな。
そんで星空はあんなしょぼいもんじゃなく、スクリーンいっぱいに映し出されたときに、物語がなくても切なくなるようなくらい美し~ものが観たかったよ!
気合入れてほしかったよ!
そうであればこそ、ランディの額?の星に宇宙を観た(「哲」の字にふさわしいね!)彼が亡くなって、象に生まれ変わったか星になったか、とにかく切ないけれど可哀そうではないラストに結びつくはずだったのに。
泣き損ねたよ!
もちろん、スタッフはこの話を大切に思っていて、丁寧に創られているなと感じました。
単純な「泣き」映画にしたくなかったことも観てて感じました。

とはいえ、やっぱり大泣きしてる女性はいましたよ。
私の隣は幼稚園児くらいのちびっ子(女の子)で、ひらがなや数字はだいたい読めるけど、漢字はちょっとまだ…な感じ。
タイ語部分での字幕で退屈して軽く暴れかけてたので、おばあちゃんが読んで解説してあげてました。
「ハガレン」の2回目のとき事件と比べると理由がはっきりしてるし、話に関連した「読み聞かせ」だったのでそんなに気にはならなかったな。
いや、飽きて暴れられるよりはるかにマシですってとこか…

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DVD『夏休みのレモネード』

2005年08月24日 23時02分04秒 | 映画/DVD
ネタバレ含むかもしれないです~ご注意ください☆

仕事先の知人に勧められて、レンタルで観ました。
その人はいろいろ観る方なのですが、他の人に勧めていた『イン・アメリカ』の「子供が可愛いのよ~~~」というのに激しく反応してしまった私が可愛い子ちゃん好きだと知れ、以来、子役が可愛い作品を見つけると教えてくださるように(笑)
イエ。どちらかといえば女の子のほうがスキなんですけど…そこまではバレてないので、今回は男の子の作品

結果は…胸に「とすっっ」と矢が刺さったでarrow(←錯乱!?)。
子供が可愛いっていうか、いや可愛いけど何より、「子供だからこそ越えられる宗教の壁」。
純真な心でカトリック系キリスト教、ユダヤ教それぞれの導き手をさっくり刺し貫いてしまうところに私もさっくりです。
宗教の違いは人を隔てないし、争いの種でもないよってことさ。
私自身、現代の信仰は戦いではなく自らの人生や生活を律する倫理的なものを肯定してるので、ピートのいうことに共感する。
でももう大人なので、共存したいと思っても、なかなかそうもいかないこともわかる。
ピートが神父様と一問一答をしているところは、まるで神父様のほうがテストされてるみたいだった。
それに、カトリック側から言えば、教えでは博愛のイエス様が「そんなに心が狭くないはずでしょう」って矛盾もついてる。
神学校で小難しく神様や真理についてごてごてと理論ばかりをたくわえてる神父やラビが見失いがちなこと、突き詰めればことは本当はもっとシンプルなはずだってことだよね。
それと、ピートにイエスに祈れないユダヤ教徒は別の名前で祈ればいい、「ダニー」に祈ればいいと言われたとき、ラビはユダヤ教のラビではなく、子を亡くした一人の父親の顔に一瞬なったのが印象的でした。
ユダヤの考え方とは違うだろうけど、あれが何かの救いになったのではと思う。
ダニーは死に臨む前に「試練」をやり遂げ、「何か」を得て神に召されたのだと思う。
ピートにとってそれはカトリックとして「聖体(拝領を受ける資格)のメダル」であってもいいんだと思う。
宗教の教義で完全に分かり合うことができないとしても、人としては許しあい、認め合うことができるのだと、深く考える作品でした。

……なんて、それは先祖代々ある宗教を信仰し、その価値観に縛られる人々にこそ観てほしい一方、ゆる~く『原初的なアニミズムにちょっとうっとりしつつ、うちが仏教徒だから仏様にも祈る』程度な宗教レベルの私には他人事でもあるんですけどね

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映画『妖怪大戦争』観た

2005年08月17日 22時56分24秒 | 映画/DVD
オススメ度は★★★☆☆かな~。
=自己責任で観てね♪ってことです。
大丈夫な人はこのノリにもそこそこついていけるだろうけど、ダメな人はもう絶対ダメ!却下または拒絶・評価以前…と思われるので。

かく言う私はあずきソングを聴くためだけに何度でも観たいと思ってしまった…
それまでは結構飽きてきてたんだけどな~。監督さん、観客の視点での物語展開上手いね。

キャストはさまざまな点で面白いけど、導入とか説明的語りとかは素人喋りが気に触って、すんなりと入れませんでした。…要所だけは締めてほしかった!
それと「大儀」の弱さ。
傲慢な人間の「罪」というテーマはなんかは古くささを感じた。
時代は一時期よりは「エコ」「リサイクル」「自然との共存」に流れが向きつつあるし、ギョーカイ(笑)でホットなのは「人間同士の争い」だから。
それに近年の大規模自然災害が、人間の営み、文明をとてもちっぽけなものであると厳しく再認識させているからね。

神木くんの演技は相変わらず達者ですね。
子役好きの私もキライじゃないですが、今回は特に「子供らしいコドモ」を演じてるのが観ててイタかった…でもアクションなど体当たりでがんばってた!エライ!
まあ私は超ちょい出の姉役、成海璃子ちゃん(スキ♪)がとても印象に残りました~。
あんなちょいならむしろ印象薄い子の方がよい気はしたけど?

「怪」の4人がプロデュースだそうですが、各々の特色が混ざり合わずに主張し合ってたってのは、練り不足なのか練ってもどうせ混色せんからこれはこれで楽しんじゃうか、なのか。
結論として、「企画ものとしてはこんなもんですかね」でした。

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『皇帝ペンギン』と剥がれん…(×。古)もとい『鋼の錬金術師』

2005年07月27日 23時53分57秒 | 映画/DVD
アフター6に映画はしごしてきたヨ!

『皇帝ペンギン』
…衝動的にチケット取って、観る前に後悔しました
私、TVでも暇つぶし以外で動物番組見ないじゃんかー。
「ナレーションがうるさいと思う人もいるだろう」
という映画評(新聞?)を人づてに聞いてたけど、私にもうっとおしかった。
特に情感こもり過ぎの石田ひかりが。
ペンギンさんのクールな表情や、淡々とした動きとの落差がな~。
それとさすがフランス映画のはしくれっスね。
求愛(~交尾?)シーンが恋愛映画並みに超ねっちょりで可笑しかったよ。
作品があっさり始まり、すっぱりと終了したのもフランスっぽいのかな。
後は自分でいいよーに感じて考えろって丸投げされてます。
個人的にはよっぽど動物好きでない限り、TVドキュメンタリで十分だな~。
日米型との演出の違いを楽しんだけど、
トクベツ感動したとか癒されたとかはなかったです。


『鋼の錬金術師~シャンバラを往く者~』
初めにお断りですが、私の「ハガレン」度はTVを本放送時に通りいっぺん観た程度です。
すごくハガレンにハマッてて記憶も定かな人と理解に差が出ると思うので…。
それと異様に察しのよい方にはネタバレとなる可能性もあります!

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

早めのレイトショーで観たら、ガラガラだったけど皆大人のオタっぽかった。
仲間仲間(笑)

物語の導入部分はかなり不親切で、これを独立した作品として観るのはツラそう。
TVうろ覚えの私も置いてかれそーでちょっと必死に…。
エドが今いる世界、第一次大戦後の、ナチス台頭の素地ができつつある
ドイツが主な舞台ですね。
その辺りの時代背景、あんまり興味がなくて大雑把な知識しかありません。
ロケット開発のエピソード本を2,3読んだことある程度。
あの辺が好きで詳しい人が楽しんで作ったんだなーくらいは感じ取れるけど、
リアルっぽく描かれてる中のどのへんが史実とリンクしてるんだろ?
リアルに描くんならこの時代にそんな技術力ありました?とか、
いろいろツッコミたいことてんこ盛りなんだけど。

こっちの世界のパートはノリも今イチで、展開も解り難かったりしたものの、
TVで落としっぱなしだったエピソードはよく拾ってたように思う。
現代の戦争やテロ問題へのメッセージ性も含め、
いろんな素材をごった煮したけどところどころ生煮えでしたっとこか。
この手のメッセージは近年いろんな大作アニメでも扱ってるけど、
さじ加減に失敗してたり奥が浅かったり創り手自身がうまく整理できてなかったり、
成功例が極端にないな…。
がんばれ日本のクリエイター!期待してるんだぞ!

終映後「ラースかわいそう」って声を聞いたけど、そうか?
あれはあれで幸せだし正しいぞ。
ただ赤ちゃんに戻って抱かれてほしかったな~。
あの二人の蜜月、一番幸福だったときにさ。
そしてマスタング伍長(笑)!
あんたあんなショボくれてたくせに、なんでいきなり全開ばりばりなんスか!?
ホークアイとのからみ(絡んでないとこがまた)はやっぱ好きなんだけどさ♪
物語の最後のオチはちょっとフクザツかな~。
ウィンリィ好きだし。
二人が一緒なのはいいとしても、支えてくれた人たちのところへいつか必ず…とか、
二人ならできるとか、気長に頑張ろうとか、なんか一言お願いしますよ!

まあ私の総評は「観に行きたければ止めないけど自己責任でよろしく♪」
「損した!」と思われても責任取らんよ。
でも絵的にはよく頑張ってるので「行くな」とも言えないのでした。

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