ほぼ日刊KAZUHIRO新聞

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映画「シンデレラマン」

2005年09月23日 | 映画

シンデレラマン
4点(5点満点)

結構期待して見に行ったが(井筒監督のCMは関係ないけど・・・)、
期待通り面白かった。

男の生き様、そしてそれを支える女性の姿が見事に描かれている。

ブラドック(ラッセル・クロウ)が家族の為プライドを捨て、
知り合いにカンパを求めに行くシーンは泣ける。

またボクシングのシーンで、マウスピースを飛ばされる程の
パンチを受けるが、子供たち妻に味合わせてしまった過去の
辛さを思い出し、その時の辛さに比べればこんなパンチ大した
事ないとでも言うように薄笑いを浮かべ、マウスピースを拾い
上げ戦い続けるシーンも良かった。熱い。

描き方がうまい。

家族を支える為とは言え、ボクシングと言う危険な仕事をする
夫を苦しみながらも支える妻をレニー・ゼルウィガーが好演
している。
レニー・ゼルウィガーの「ブサ可愛い」感じがいい。
「こいつブサイクだなー!」と思ってると、時折可愛い表情を
する。

ラッセル・クロウもこれまたいい。
自然にサラッと演じている。ボクシングシーンもサラッとして
いていい。

そしてトレーナーのジョー(ポール・ジアマッティ)もいい味を
だしてる。顔がいい。

最後もどうなるんだろうと思いながら見ていたが、・・・で良かった。

いやー、久々にいい映画を見た。
容疑者 室井慎次」とは比べ物にならない。
比べる事自体失礼だが。