
小学校4~5年生の頃でしたか、なけなしの大事なお年玉で、高島屋の売場で見つけた赤と白のプラステイックスで出来ているロケットの形をしたゲルマニュームラジオが欲しくて欲しくて、母親にせがんで買いに行きました。
中学から高校時代は、ハンダごてや、真空管や、バリコン、抵抗、コンデンサーを電気屋街で買い集めて、アルミの板に穴を開けて無線受信機を作ってハムの無線を聞いたりでしたが、社会に出てから、何かで元気が無いときやがっかりした時の癒しは、秋葉原や大阪・日本橋で、直ぐに壊れそうな中国製のわけの分からない機械を見たり、パソコンなどに触ることでした。(どうもイメージが暗いですね・・笑)
昨日のブログは、アップルのiフォンを取上げましたが、心のどこかで同じような癒しを求めているのかもしれないなと感じています。
さて、日本での通関の世界で、高度技術の利用の最大は、NACCSです。
もう30年も歴史のあるシステムで、こんな以前に行政手続きを通信回線とコンピュータシステムで処理し、しかも周辺の民間企業のデータ交換も併せてやってしまうなんて発想には驚きます。このコンセプトは、30年間変わらず続き、今年と来年の更改後のNACCSは、機能では大きな改良が加えられ、システムとしてもオープンシステムが大幅に導入されるなど進化しますが、従来型携帯電話と、iフォンとの違いのようなものではないかもしれません。かずさんにもよく分かりませんが、比べるようなものではないのかもしれませんね。
今日の話題にしようとしたのは、NACCSへのアクセスのことです。
約6年前までは、NACCSの利用者がNACCSにアクセス通信回線は専用回線だけでしたが、平成14年度にインターネットからアクセスする途が開かれました(netNACCSといいます。)。
NACCSの利用には、度数制の利用料金とともに、通信回線料などが必要ですが、利用度の低い利用者(例えば取扱量・件数の少ない保税地域)にとっては専用回線の固定料金だけでも負担に感じます。
このため、インターネットの利用が出来るようになったものですが、最新の資料によれば、2008年3月末で、NACCS契約者が利用している通信手段は次のようになっています。
海上システムでは、netNACCSが今やNACCS利用者の中心ですね。
1 航空NACCS利用契約者 305社
うち、専用回線のみの利用者 123社
うち、インターネットのみ利用者 53社
うち、併用の利用者 129社
2 海上NACCS利用契約者 1544社
うち、専用回線のみの利用者 467社
うち、インターネットのみ利用者 631社
うち、併用の利用者 446社