こんばんは。
かずさんは、毎晩、このようなブログをアップする傍ら、貿易や通関手続きと180度違う分野の学習をちょっとだけしています。
学生時代は、もともと理系、それも電気という文系と違う分野を学んでいたものが、どういうわけか経済や法律を背景にしたような仕事に進んでいたものですから、今のようなテーマのブログを書けるようになったのですが、人生も折り返しをだいぶ過ぎて、これまでともまったく違う世界を少し覗いてみたいと思って、ちょっと学んでいるものです。
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理系出身の私にとって、実験の電圧計は読めても、関税法は行政法や民法などの法学や、関税評価のような分野は価格論、あるいは会計準則、時には商法、関税制度は産業政策等という、それまで、面識もない世界の知識を求められ悪戦苦闘しました。
そういう中で、数年前に亡くなられた、何か困れば教えを乞う先輩がおられましたが、その方が、次のように教えてくれました。
「関税法は、船舶の入出港の手続き、納税、船と陸地の交通、保税地域、保税地域での作業、保税運送、輸出入通関手続き、提出書類、税関の権限、罰則などいろんなことが書いてあるが、すべでは、輸出入貨物がきちんと申告と許可を経てわが国を出入りすることを最終目的にして規定されている。
したがって、保税制度だけ改正するとか、納税手続きだけ動かすということは出来ない、もしそういう改正をするなら、輸出入通関手続きの改正があって、その延長線上で周りの制度の改正をしていくものです。」
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この立場で関税法を勉強すると、それまでそれぞれ別に見えていたいろんな条文が、チームワークをとって、「適切に輸出入通関が行われる」という基本目的のために機能していることがおぼろげに見えてきたのを今でも覚えています。
だいぶ普及してきたAEO制度の特定輸出申告制度は、輸出貨物を保税地域に蔵置せずに通関できることがポイントですが、このような保税地域蔵置主義の原則を崩す改正が出来るのは、コンプライアンスに優れた者が輸出するもので、かつ、その責任で輸出貨物の船積みまでの物流を適切に確保するという大前提が成立したから、初めて大原則を乗り越えることが出来たと考えられます。
輸入では到着即時輸入許可という通関の仕方がありますが、これも到着までに申告が行われ税関が審査を終えて検査しなくても国内へのリリースを認めて問題がないと考えられるような通関方法がとられるからで、そうでなければ保税地域を経由するという原則は崩せないでしょう。
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通関士試験の勉強を始めたころは、関税法の色んな規定、しかも一つ一つは全然面白みのない規定が、単に並んでいるだけと思われるかもしれませんが、実は、全体が適正通関という大目的のために、それぞれがハーモニーをとっているんだということが判ると、少し興味もわくのではないでしょうか。
なかなか難しいことですが、木はとても大切ながら、それだけではなく、時には林や森を眺めることが出来れば、景色はまた変わってくるかもしれません。
私のブログは、関税法を学ばれる皆さんにそういう視野を持っていただくためにも役立てばいいなと思っています。
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机の横のJALのA WORLD OF BEAUTYカレンダーの2月は、ニューオリンズのジャズホールの女性です(左の写真は別のものです。)
ずいぶん以前に、FedExのハブがあるエルビス・プレスリーが生まれた町メンフィスに行ったときは、夜の街のあちらこちらからブルースが流れていました。
深夜のメンフィス空港に全世界からcargoを積んだ飛行機が到着して、輸入通関を経て目的の全米の都市にあてて飛行機が飛び立つ光景は、ショックでしたが、今でもお付き合い頂けるようないろんな方と、あれこれ議論させてもらった有意義な時期でした。
今夜は、思い出話で恐縮です。
かずさんは、毎晩、このようなブログをアップする傍ら、貿易や通関手続きと180度違う分野の学習をちょっとだけしています。
学生時代は、もともと理系、それも電気という文系と違う分野を学んでいたものが、どういうわけか経済や法律を背景にしたような仕事に進んでいたものですから、今のようなテーマのブログを書けるようになったのですが、人生も折り返しをだいぶ過ぎて、これまでともまったく違う世界を少し覗いてみたいと思って、ちょっと学んでいるものです。
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理系出身の私にとって、実験の電圧計は読めても、関税法は行政法や民法などの法学や、関税評価のような分野は価格論、あるいは会計準則、時には商法、関税制度は産業政策等という、それまで、面識もない世界の知識を求められ悪戦苦闘しました。
そういう中で、数年前に亡くなられた、何か困れば教えを乞う先輩がおられましたが、その方が、次のように教えてくれました。
「関税法は、船舶の入出港の手続き、納税、船と陸地の交通、保税地域、保税地域での作業、保税運送、輸出入通関手続き、提出書類、税関の権限、罰則などいろんなことが書いてあるが、すべでは、輸出入貨物がきちんと申告と許可を経てわが国を出入りすることを最終目的にして規定されている。
したがって、保税制度だけ改正するとか、納税手続きだけ動かすということは出来ない、もしそういう改正をするなら、輸出入通関手続きの改正があって、その延長線上で周りの制度の改正をしていくものです。」
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この立場で関税法を勉強すると、それまでそれぞれ別に見えていたいろんな条文が、チームワークをとって、「適切に輸出入通関が行われる」という基本目的のために機能していることがおぼろげに見えてきたのを今でも覚えています。
だいぶ普及してきたAEO制度の特定輸出申告制度は、輸出貨物を保税地域に蔵置せずに通関できることがポイントですが、このような保税地域蔵置主義の原則を崩す改正が出来るのは、コンプライアンスに優れた者が輸出するもので、かつ、その責任で輸出貨物の船積みまでの物流を適切に確保するという大前提が成立したから、初めて大原則を乗り越えることが出来たと考えられます。
輸入では到着即時輸入許可という通関の仕方がありますが、これも到着までに申告が行われ税関が審査を終えて検査しなくても国内へのリリースを認めて問題がないと考えられるような通関方法がとられるからで、そうでなければ保税地域を経由するという原則は崩せないでしょう。
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通関士試験の勉強を始めたころは、関税法の色んな規定、しかも一つ一つは全然面白みのない規定が、単に並んでいるだけと思われるかもしれませんが、実は、全体が適正通関という大目的のために、それぞれがハーモニーをとっているんだということが判ると、少し興味もわくのではないでしょうか。
なかなか難しいことですが、木はとても大切ながら、それだけではなく、時には林や森を眺めることが出来れば、景色はまた変わってくるかもしれません。
私のブログは、関税法を学ばれる皆さんにそういう視野を持っていただくためにも役立てばいいなと思っています。
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ずいぶん以前に、FedExのハブがあるエルビス・プレスリーが生まれた町メンフィスに行ったときは、夜の街のあちらこちらからブルースが流れていました。
深夜のメンフィス空港に全世界からcargoを積んだ飛行機が到着して、輸入通関を経て目的の全米の都市にあてて飛行機が飛び立つ光景は、ショックでしたが、今でもお付き合い頂けるようないろんな方と、あれこれ議論させてもらった有意義な時期でした。
今夜は、思い出話で恐縮です。