445、446と関税について、切り口を代えて見てきました。今回は、引続き、関税について品目ごとの水準を研究します。
関税率は、HSの品目毎に法律や協定(ウルグアイ・ラウンドの合意、経済連携協定(EPA協定))によって決まっています。
品目毎に関税が高い低いを議論する時には、二つの概念が使われます。
一つは、「関税負担率」といって、関税額を分子に、その輸入額を分母に除したもので、まさしく輸入時に負担した関税の率です。ちなみに、日本の全輸入の関税負担率は、2006年で1.4%でした。
もう一つは「平均実効関税率」で、各品目の関税率を単純に足し合わせて品目数で除したもので、日本の全品目の平均実効関税率は6.7%でした。
この二つは、いわば貿易額のウエイトをつけた加重平均と、単純平均との関係とも言えそうですが、品目ごとの平均実効関税率の資料がありましたので、大くくりの品目毎の状況を見てみましょう。
問 次の10品目について、平均実効関税率が A 10%以上、 B 5%以上 C 2.5%以上
D 2.5%未満 に分類してください。
①農産品(除く水産物) ②水産物 ③石油 ④林産物・紙・パルプ ⑤繊維及び衣類 ⑥ゴム、革及び履物 ⑦金属 ⑧化学品 ⑨輸送機械、機械類及び電気機器 ⑩ 土石類・貴金属等
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輸入品の日本での販売価格は、元の輸入価格、円への為替レート、関税・消費税等の輸入税、輸入経費、利潤などで決まっていきますが、ガソリン価格の高騰は、元の輸入価格の上昇を近頃の円高では相殺できなかったことが原因です。
先日、ヨーロッパの著名ブランド品の販売価格を代理店が引き下げたとの報道がありました。
ユーロが円に対してかなり高くなっているのに何故かなと感じて記事を読みますと、売れ行き不振とのこと、やはり需要減少のインパクトは大きいですね。原油も需要を絞る努力が必要なんでしょうか?
・ ・・・・・・・・・・
答
A 10%以上・・・①農産品19.0% ⑥ゴム・革・履物 15.1%
B 5%以上 ・・・②水産物5.9% ⑤繊維及び衣類 6.6%
C 2.5%以上 ・・・⑧化学品2.5%
D 2.5%未満 ・・・③石油1.7% ④林産物・紙・パルプ1.8% ⑦金属0.8% ⑨輸送機械0.1%・機械類0.0%・電気機器0・2% ⑩土石類、貴金属類0.9%
関税率は、HSの品目毎に法律や協定(ウルグアイ・ラウンドの合意、経済連携協定(EPA協定))によって決まっています。
品目毎に関税が高い低いを議論する時には、二つの概念が使われます。

もう一つは「平均実効関税率」で、各品目の関税率を単純に足し合わせて品目数で除したもので、日本の全品目の平均実効関税率は6.7%でした。
この二つは、いわば貿易額のウエイトをつけた加重平均と、単純平均との関係とも言えそうですが、品目ごとの平均実効関税率の資料がありましたので、大くくりの品目毎の状況を見てみましょう。
問 次の10品目について、平均実効関税率が A 10%以上、 B 5%以上 C 2.5%以上
D 2.5%未満 に分類してください。
①農産品(除く水産物) ②水産物 ③石油 ④林産物・紙・パルプ ⑤繊維及び衣類 ⑥ゴム、革及び履物 ⑦金属 ⑧化学品 ⑨輸送機械、機械類及び電気機器 ⑩ 土石類・貴金属等
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輸入品の日本での販売価格は、元の輸入価格、円への為替レート、関税・消費税等の輸入税、輸入経費、利潤などで決まっていきますが、ガソリン価格の高騰は、元の輸入価格の上昇を近頃の円高では相殺できなかったことが原因です。
先日、ヨーロッパの著名ブランド品の販売価格を代理店が引き下げたとの報道がありました。
ユーロが円に対してかなり高くなっているのに何故かなと感じて記事を読みますと、売れ行き不振とのこと、やはり需要減少のインパクトは大きいですね。原油も需要を絞る努力が必要なんでしょうか?
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答
A 10%以上・・・①農産品19.0% ⑥ゴム・革・履物 15.1%
B 5%以上 ・・・②水産物5.9% ⑤繊維及び衣類 6.6%
C 2.5%以上 ・・・⑧化学品2.5%
D 2.5%未満 ・・・③石油1.7% ④林産物・紙・パルプ1.8% ⑦金属0.8% ⑨輸送機械0.1%・機械類0.0%・電気機器0・2% ⑩土石類、貴金属類0.9%