Kazucci ブログ

Composer, Bassist 土村和史の活動内容など

浜岡原発全機の運転停止を要請

2011-05-07 14:18:26 | Weblog
「世界で一番危険な原子力発電所」と言われている浜岡原発を、中長期安全対策が実行されるまで全機運転停止するよう菅直人首相が5/6中部電力に求めた。

 菅首相がやってきたこれまでのことで、初めて拍手を送りたい内容です。
 2年後くらいの運転再開を視野に入れてはいるみたいだし、ほかの進行しつつある危険から目をそらすためのパフォーマンスだとの声もあるようだけれども、とりあえずの英断なんじゃないかと思います。

 でも地元の反応が奇妙だったというか面白いというか、、、
 一番喜んでいる人たちではないかというとそうでもない。
 浜岡原発がある御前崎市の市長が「突然のことに驚いている。40年間国策に協力してきたのに、なんだったのか」って言ってたことに強烈な違和感を覚えました。御前崎、牧之原、掛川、菊川の地元4市は浜岡原発安全等対策協議会を組織していて他の3市長が一様に「評価する」とのコメントを出しているのと対照的です。これはモロ地元の御前崎市は原発停止が喜べないほど原発マネーへの依存度が高くて40年間そういう状態だってことですね。
 あとテレビニュースの街頭インタビューで「原発停止を評価」しているのはぱっと見50才以下の人が多くて「停止に反発」という感じのコメントをするのは年配の男性が多いという傾向があるような気が。テレビの編集でこのような印象派どうにでも作れるんだけど。都会(原発地元でない)の一般人の感覚の中で、高度成長期の「目指せ強い日本」みたいな社会の空気をたくさん吸ってきた人は科学の粋を集めた原発に強さを感じて、それ以降の人たちは「しなやかな日本」みたいなところに価値を見出してそれが反原発とか再生可能なエネルギーに魅力を感じる、なんて精神構造になってるのかななんて思ったりしました。う、論点が乱暴だな… まあ、たわごとだと思って読んでいただいてるだろうからいいか。
コメント
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