風と光と大地の詩

気まぐれ日記と日々のつぶやき

冬の夜空に瞬く小さな星の

2024年01月23日 | 

冬の夜空に瞬く小さな星の

風に吹き消されそうなかすかな光

無限の彼方のあるかなきかのともしび


ガラスのように砕かれた人生の破片

かき消された何千何万の叫び

名前をなくした何千何万の肖像  

石を積んで街をつくり

石を崩して街を壊すその繰り返し

神と神との矛盾律をめぐる果てしない戦い

爪と歯が石つぶてになり刀になり鉄砲になり爆弾になって

憎しみと憎しみと憎しみと憎しみと憎しみと

憎しみがぶつかり合い

絶望のように重い闇が地上に降りてくる

悲しみと悲しみと悲しみと悲しみと悲しみと

悲しみが満ちわたり

氷原のような静寂が地を覆う

無人の廃墟の上にも星は輝くのだろうか


冬の夜空に瞬く小さな星の

風に吹き消されそうなかすかな光

無限の彼方のあるかなきかのともしび


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