寝かしつけ

2022-11-28 22:44:50 | 日記
職場で
お昼寝の時間のこと

途中で起きてしまう幼児。

その小さな胸の当たりをトントンする。
トントンが嫌な子は胸のあたりをなでなでする。


おでこから髪の毛をなでなでする。


すると
いつの間にか
うっとりとして寝てしまう小さな子たち。


でも、実は
なでなでしている私の方が
うっとりしてしまう

☆。.:*・゜可愛い寝顔に☆。.:*・゜




オトが幼い頃
自分の寝かせ方はこんな風じゃなかった。


やらなきゃいけないことを後回しにしているから、まずは早く寝かせることばかり考えて…

寝かしつけは

沢山絵本を読んだりしていました。

はい おしまいって電気を消して


オトの隣で一緒に添い寝をして
寝かせていました。


こんな風に
トントントンって眠たくなるまでしてあげたり
おでこの辺りから
髪の毛がツヤツヤになるくらい優しくなでたりしなかったなぁーって思って

自分の過去を少し後悔しています。




オトは通信制高校の面接が終わってからずっとまた無気力なように見えていました。


昼夜逆転に

約束通りの時間に動かない

ゲームもあまりせずにYouTubeばかり見ている

寒くなってきたことでまた自律神経が乱れているのか…

それとも漠然とした何かに不安を感じているのか…

オトの様子を見て私自身も
『 このままでいいのか』なんて
内心は不安な毎日を過ごしていました。

今日

「頭が痛い」


そうオトに言われ



そう言えば明日の天気は雨だったと気づきます。


「五苓散飲んどく?」

そう言って水を入れたコップと漢方薬の五苓散(ごれいさん ︰浮腫みや天気痛に効く)をテーブルに置いておきました。




飲もうとしないオト。




「頭 揉んであげようか?」


と言うと頷くのでこめかみの辺りや首筋や耳の辺りを揉んだりさすったりしました。


痛かったのか、うっとおしかったのか
途中で不機嫌になり 私の手を払うオト。


最後に
眉毛の辺りのおでこから髪の毛に向かって


優しく

優しく

なでてみました。



すると



すうっと
表情が優しくなって



息を深くし





そのままうっとりと寝てしまったオト。





撫でれば撫でるほどに
艷めく髪の毛と


まだまだあどけなさの残る寝顔に

私の心もうっとりと溶けていくようでした。





あぁ、あの寝かしつけができた。



大きくなったけれど


あの時を取り戻せた気がして嬉しい



些細なことで
元気を取り戻せたのは私でした。


※オト作
日曜日に久々にメンチカツを作ってくれました。揚げるのは私。

でもそれ以外を不器用なりに頑張ってくれたオト。

しんどい日も多いかもしれないけれど、
出来ていることや
頑張っていることや
笑顔でいてくれていることや

そんなひとつひとつを認めて
それでいい
今はそれでいいって
私が認めていこう。






















比べる気持ちを打ち消す

2022-11-20 15:20:37 | 日記
今朝は通信制高校の面接の日でした。

オトは私服で行ってきたのですが、圧倒的に皆さん『制服』でした…💦

高校に近づく程に、皆と同じように制服じゃない事でオトが自信をなくしていないかと、内心 気が気じゃありませんでしたが、

『1番よくないのは私の不安が伝わること』

そう心で唱えていました。


そして、
「じゃ 行ってくるわ。」

そうあっさり言ってオトは校内へ行ってしまいました。



そこから1時間半、面接が終わり次第帰る子ども達を目で追いながら外でオトを待ちました。


通学コースを選んだ子が多いのでしょうか。

どの子も普通で
どの子も輝いて見えました。

制服効果もあるからでしょうか。


オトは人が怖い
オトは集団が苦手
オトは自分を飾らない

オトは …

大丈夫だろうか…



“隣の芝生は青い“という。




他人と比べてはいけない。

オトはオトらしく生きればいい。



自問自答を繰り返しオトを待ちました。




いつもより小さく見えるオトを発見し、

「お疲れ様!よく頑張ったね!」

そう声をかけました。


「うん、待ち疲れた。
待ちすぎたのに、面接はあっという間に終わって全然緊張しなかった。」


しんどい顔をしていないオトの表情を見て
ひとまずホッとしました

☆.*゚•*¨*•.¸♡o。+ ☆.*゚•*¨*•.¸♡o。

オトを待っている間
早速友達になって歩く女の子2人組を見ました。

違う学校の子同士。
もう 手を繋いでいました。


少し前なら、
オトもそれくらい積極的に友達を探して今から仲良くなってほしい!
そんな事を思ってしまう私でした。

誰かしら友達を見つけて1人にならないようにしなきゃ!
なんて、自分ならそうしてしまう気持ちをオトにも“そうすべきだ“と思って
以前の私ならアドバイスしてしまう事でしょう。

また、面接が終わって出てきた時も
「誰か仲良くなれそうな子居てた?」
なんて、声をかけたと思います。


オトは私とは違う。


オトの人生はオトのもの。


まずは、高校卒業資格の為、頑張って通信制高校へ行こうと頑張った。

それだけで充分頑張っているじゃない。


友達はきっといい子がいつかは現れてくれるから、今すぐを求めなくても大丈夫。




今までの自分の考えから
少しずつ変わり今に至った私。

今の私は
オトを大切に出来ているなぁって
やっとお母さんらしくなってきたなぁって
自分が好きになってきました。



※オト作 モチモチドーナツ


不安だと泣く

2022-11-09 11:21:21 | 日記
最近やる気がでないと言う。


ついに不安だとしくしく泣きました。

何が不安かとかはわからないと言います。


私の心が荒れてきました。


毎回思うんですが、こういう時は今まで積み上げた気持ちが一気に崩れそうになり、
ずっとこのままなんじゃないかと思ってしまうんです。


そして
私も暗く落ち込んでしまいます。


母はどんなときも明るく

ザワつく心を治めて、
静かに今をみていこう。

どんなオトも私の子。



子どもをみつめる・みとめる・応援する

2022-11-08 09:59:59 | 日記
1年前位に 母へこんな話をしたことがあります。

「お母さん、私、
オトが生まれた時 一緒に取り扱い説明書とかも欲しかった…」


不登校になって1年経つにも関わらず、動き出さない我が子。
どう接していいか悩んで
よく1人で布団を被っていたあの頃の私は
子育てに『正解はない』と言葉ではわかりながらも、
どこかいつも『正解』を探していました。



「たとえばさ、
【この子は集団が苦手です。
無理やり集団にいれようとせず、子どものタイミングを待ちましょう】とかさ、

そういうの、あったら私、オトをこんなに苦しめたりしなかったと思うねん。」



そうして、私はいつも私が上手く立ち回りさえすれば『不登校がない今』があったんじゃないかとか…
そんなことばかりを考えていました。


しかし、最近気がついたのですが、
仕事で1歳児~2・3歳児の子たちをみていると
ふとこの子たちがもう“説明書そのもの“ではないか!ということに気が付いてきたのです。


よく喋る子 ・甘えん坊 ・拗ねる子 ・怖がる子 ・元気な子・ 動き回る子 ・じっと1つに集中する子 etc…
他にも、子どもたちはもう十人十色に個性を持ち合わせ
私たちに『自分』というものを最大にアピールしていたのです。


私は当時、
この『自分』という個性を
『困り事』のように捉えて、
我が子に対して幼稚園や小学校でうまく集団に入れるように矯正しようとしていました。

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オトとの夜の散歩での事です。

「わたし、幼稚園の時楽しかったって思っていたけど結構つらかったかもしれないって時々思い出すねん。」

オトがふとこんな事を言ってきました。


オトが行っていた幼稚園は
しつけが厳しく運動会やお遊戯会など
親からしたら立派に出来ていて
一見素晴らしい幼稚園のように見える園でした。

しかし、その裏の真相はどうだったでしょうか。
集団でクオリティの高いものをするということは、それだけ個人というものを抑えつけられていたに違いありません。

集団で輝く子もいれば
集団で萎縮してしまう子もいてるんです。

だけど先生が褒めて
先生が『正しい』と言ったことが正しいので『自分』は出さずに指示に合わせて『先生にとっていい子』に子どもたちはならざるを得ないのです。


それに反発できる子もいれば
反発できずに常に頑張り続け劣等感を持ってしまう子もでてくるわけです。


オトは後者の方でした。



また別の日の夜の散歩では

「最近、自分のこと インターネットで診断してみてん…




そしたらさ…



PMS ・起立性調節障害…


あと何やったかな…



適応障害とかさ…


色々でたわ…。」

と言っていました。
話すと同時にまた私が傷つくのではないかと思っていたのか、
慎重に話してくれました。


「うーん。
“いつもどおり“やな…」

そう私が言うと

ホッとしたように
「そうやねん!!
いつもどおりやなってオトも思った(笑)」


そう言って明るさを取り戻してくれました。


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最近は気分の落ち込みや
動けない自分に自分でも違和感を感じていたオトでした。

昼夜逆転が激しいです。


聞くと、大抵悪夢を見ているとのことでした。

「学校の夢を見てて…目が覚めたらほんまに泣いてたわ。」


何かストレスを抱えているのでしょうか。
そう 思いながら


「夢で良かったね」

と、伝えました。

もうすぐ通信制高校の面接試験です。

もしかしたらそのことがプレッシャーなのかもしれません。




オトの不安がる姿に、

あぁ、そうか。
小さな頃のオトも色んな不安の中で生きていたんだと
今更気づく私です。

あの時、不安で私の傍で安心したいオトを無理に離した私。

集団が不安で強ばった表情のオトに
“笑顔でいなさい“
“どんな子にも優しくしなさい“
“1人で居たらダメだよ“
そんな風に働きかけていた私。

色んな時の私が後悔としてやってきます。

あの時のオトを
『困った』ととらえず
『こういう面を持っているんだ。
オトの個性の1部なんだ。』

そう捉えてあげたらよかったと思います。




今からでも
『大丈夫』


少しずつ本当のオトを見つめよう






先回りをしないを試みる

2022-11-03 22:52:12 | 日記
オトはピアノ以外に、実は4月あたりから他の楽器の習い事を始めていました。


いつ辞めるかわからないし期待してはいけないと思い、なかなかブログに出来ませんでした。


今日はそのレッスンの日。


夜にレッスンなので、いつも私も一緒について行ってレッスン室の前で待機しています。


いつも通り帰る途中、駐輪場でオトが疲れた顔をしました。

「あのさぁ…
先生が
もうちょっとおぼえてきてほしいって
言ってきた。

おぼえてくれないと先に進めないって。



言い返したかったけどやめた…。

あの曲
正直 興味無いから覚えれないねんな。



それに今日は体調がよくなくてしんどかったし。」





人との関わりを避けている日常なので、ちょっとしたひと言に心を痛めているんだなと思いました。


そうやったんかぁ。

そんなん言われたらしんどかったなぁ。


そう共感する一方で
『 ついに辞めてしまうかもしれない』と思いました。

それから自転車を漕ぎながら
辞めないように私が何かできるフォローはないかと頭をグルグル回転させました。




ただ静かに2人で自転車を漕いで
暗い夜道を帰ります。


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真っ先に考えたのは、
オトに内緒で先生に連絡することでした。

不登校で人との関わりを苦手としていることや、習い事は急速な上達よりもゆっくりマイペースにさせてほしいと
連絡しようと思ってしまいました。

でも、果たしてそれは必要なことでしょうか。

オトは
「辞めたい」と言ってきたわけでもないし、
「先生に何とか言ってほしい」と言ってきたわけでもないんです。

ただ、言われて嫌な気持ちになったんだと言ってくれただけでした。


先生に事情を話したり
「辞めたかったら辞めていいよ」なんて言葉
をかけるのも
不要な先回りではないか



いつもオトが傷つかないように
私が傷つかないように

先回りをしてしまう私。

先回りこそが、オトの自立や自律に良くなく、また信頼を失ってしまった原因だったのではなかっただろうか。



新しい習い事が、続かなくても大丈夫。



オトがしたいようにさせてあげよう。

肩の力を抜いて
深く息を吐いて

来週の今日も 不安に勝つよう頑張ってみる。


※キーマカレーとチーズのパイ包み