kazekozoo・Blog

コンセプトは昭和30~60年代の漫画やテレビ、映画…もっとも、人々が活き活きしていた昭和を語りつくします。

『 やけっぱちのマリア 』

2020-02-09 10:09:37 | 手塚治虫
手塚治虫…本日9日、滅後31年を迎えました。
手塚の下に、多くの漫画家志望者が集まり輩出されました。
戦後の漫画が市民権を得、世界へと漫画文化を広められたのは「わが国に手塚治虫」がいたからこそ------------------------その事実は誇ってもいいのではないでしょうか。
『やけっぱちのマリア』
少年チャンピオン・・・1970年(昭和45年)8号~71年11月
あばれん坊の焼野矢八のエクトプラズムが、矢八の親父のダッチワイフに憑依し
"マリア"と呼ばれて人間生活を送るようになる。


















この年、昭和45年に『火の鳥』で講談社出版文化賞(児童漫画部門)受賞。
大阪万万国博でフジパンロボット館をプロデュース。『やさしいライオン』
で、毎日映画コンクール大藤信郎賞受賞---------------------------------------と
流れは良いものの、『ハレンチ学園』を超える性教育漫画だったのが
これが、少年チャンピオン本体を"有害図書"として指定されてしまった。
なので、『やけっぱちの手塚』のサブ・タイトルなのだ。
しかし、手塚はこの翌年に『ふしぎなメルモ』を発表するのだから、したたかさは
半端ではなかった証明なのだ。