kazekozoo・Blog

コンセプトは昭和30~60年代の漫画やテレビ、映画…もっとも、人々が活き活きしていた昭和を語りつくします。

『 追悼・石ノ森章太郎 』

2020-01-28 06:27:07 | 石ノ森章太郎
『縄と石捕物控』
第一話・・・赤い猫
































少年向けだけに、佐武やみどりちゃんが幼く描かれてますね。
石ノ森章太郎ファンクラブの"福田淳一"氏の寄稿を紹介・・・
私の下手な文章による感想は止めときましょう。
"石ノ森作品の特徴について、北海道教育大助教授の伊藤隆介氏が、マンガと
社会との関連性を強く意識した時代性だろう、と書いた。重苦しい社会問題など
手塚作品においても描かれていたが、観念的、もしくは教条的だったのに対し
石ノ森作品はより具体的な同時代性に富み支持されたと、上手く表現していた。
その他に、私は石ノ森特有の詩情性を挙げたい。それが、作品によっては
センチメンタリズムになり、ロマンチズムに、エロチズムになって表れ、多くの
少年少女を、青年を、大人を魅了していった"
"生前、作品における大テーマは何ですか?と尋ねたことがある。
その時「"愛"だよ」と冗談ぽく、照れ臭そうに答えてくれた。
「僕は様々な"愛のかたち"を描いているつもりなんだよ」と。
その時さらにまた石森章太郎という作家が好きになったことを思い出す。
氏の作家活動25周年の時、小学館の宣伝コピーに「僕たちの幸せは少年時代に
石森章太郎に出逢ったことだ」という文句を使ったことがある。
まさにその通りなのだ・・・石ノ森先生、沢山の"夢"をありがとう。
そして沢山の"愛"をありがとう。

『 棺桶がおいかけてくる 』

2020-01-27 08:42:14 | 石ノ森章太郎
石森章太郎
月刊誌・少年・・・昭和36年夏の増刊号































            ~おわり~

前年の35年は『フラッシュZ』・・・まんが王、『幽霊船』…少年
『快傑ハリマオ』…少年マガジン等々…連載を抱え、その人気、実力ともに
読者の支持を受け、少女漫画での繊細なタッチとともにこの時期の石森は
アィディアに満ち溢れていたと思う。