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日々是好日?かささぎなくらし

筑紫平野→新潟平野→関東平野と旅を続けるかささぎが,「よく暮らす」に焦点を当てて 鳴いてみる。らしい。

表現の意味がわかる楽しさを喜ぶこと(書き言葉 話し言葉:番外編) 

2005-09-30 23:57:58 | おもうこと(受験関連)
あーなるほど! こうやって考えればいいのか~。
こうして書いていくと,よく解ってきます。

  でしょう?わかるっていいよね^^

はい! わぁ なんだか楽しくなってきたぞー。
なんか一人でもできそうな気がしてきた。

  できるよ。できるって^^ 
  楽しくなってきたらチャンスだよ! もっと,わかってくるから。
  それでね,わかるとまたもっと楽しくなってくるから♪ 
  ホントよ~^^

よし わかったぞー。早速今夜,家でやります!

  うん^^ そうするといいよ。忘れないウチにね♪
  じゃ がんばって^^


◆◇◇◆◇◇◆

とても嬉しいことだ。

何が?   
 人に教えたことがわかってもらえて, 
  尚且つ 
 「できそう・やれそう」「楽しい!」と感じて貰えること。が。

◆◆◇◇◆◇◇◆◆


今夜の授業は大学受験講座の現代文基礎だった。

効率を図るため,
受講生の隣で長文の音読をしながら,
問いに対する本文内容の解説と解答解説を併行して行っていく。

テキストは,彼女の志望大学の過去問(通称「赤本」)。


国語(に限らない)長文問題は,本文の読解が欠かせない。
しかし,その読解の具体的な方法や,読解そのものを支える基礎力は,
高校までの授業で充分に培われていないのが,多くの現状である。


◆◇◆◇◆


今夜の授業の中では,読解の学習において最も必要なことを併せて解説した。


 1.語彙を増やす努力は泣いてでもしよう。
 2.その作業を怠っては,正確な読解は養えない。

 3.初めつまらない作業だと思っていても,ある時作業のつまらなさが消える。必ず。
 4.つまらなさが消えたら,或る程度基礎の入力ができたということ。
 5.ここで作業をやめないこと。

 6.基礎入力ができると,読み込みや読み取りのスピードがあがる。必ず。
 7.基礎入力に頼りながら,本文につかわれている言葉の類推ゲームを開始しよう。

 8.類推ゲームが読み取り(読解)の鍵になる。
 9.読解の鍵を支えるのは語彙という基礎の力。
10.類推ゲームを視覚化していこう。



上記のような内容を
目の前の例文問題文に沿って,個々の事例を具体的に説明してゆく。

ノートやプリントやテキストに,書き込んでいく。書き込ませていく。
電子辞書をその場で引いて確認させる。自分も引く。

テキストに書かれた言葉を
他の言葉で分解し,いじくり回し(連想・類推),元の言葉と突き合わせる。
言い換えられた表現を見つけ出す。
問われたことの本質を考える。
訊かれたことに対する答えを探し出す。


◆◇◆◇◆


「書き言葉」を読み解く作業は,「話し言葉」によって助けられてゆく。


書き手の「書き言葉」は書き言葉であらわした書き手の「アタマの中のコトバ」だ。
  ↓
書き手の「アタマの中のコトバ」を音声で「話し言葉」にすることで,読み手聞き手となる。
  ↓
書き手の「アタマの中のコトバ」は「話し言葉」で翻訳(置き換え)され,聞き手のアタマの中に入る。
  ↓
聞き手のアタマの中に入った置き換えられた「話し言葉」は,聞き手の「アタマの中のコトバ」に置き換えられる。
  ↓
聞き手の「アタマの中のコトバ」は聞き手にとっての「書き言葉」だ。
  ↓
「書き言葉」となった聞き手の「アタマの中のコトバ」を,目の前の書き手の「書き言葉」と突き合わせる。
  ↓
聞き手の「書き言葉」と書き手の「書き言葉」がはじめて並ぶ状態になる。
  ↓
聞き手の「アタマの中のコトバ」と書き手の「書き言葉」が一致する。
  ↓
書き手の「書き言葉」が聞き手(=読み手)の腑に落ちて納得。
  ↓
書き手の「書き言葉」は読み手の「書き言葉」となり,読み手は理解する。



この過程を経ているときに,大事なことがひとつ。

「書き言葉」の読み手が「話し言葉」の聞き手となってからは,特に
聞き手は,自分の「アタマの中のコトバ(書き言葉)」を
できるだけ明確にしておかなくてはならない。

なぜなら
聞き手の「アタマの中のコトバ」は文章には書き表されておらず,
みえないからである。
みえないコトバは,「書かれた言葉」のようには
読んで確認することが出来ないからである。

聞き手は,聞き手の「アタマの中にあらわれたコトバ」に集中しなくてはならない。
そして
聞き手の「アタマの中にあらわれたコトバ」の意味を,正確にしらなければならない。
疑問や不明や曖昧な点をそのままにして,「話し言葉」を聞いてはいけない。


曖昧なままにした「(翻訳された)話し言葉」は,
もとの「書き言葉」の意味とずれてしまっているかもしれない。
もとの書き手の「書き言葉」と聞き手の「アタマの中のコトバ」がずれてしまったら,
聞き手=読み手 の「書き言葉」と 書き手の「書き言葉」もずれてしまう。

それでは 書き手の意図が読み手には理解されないままに終わってしまう。


(読み手の傍で音読や解説をする講師は 
この疑問点・不明点を明らかにする手助けをするために いるのだ。
利用して 読み手としての自分の「アタマの中のコトバ」を明らかにしていくことだ。)


◆◆◇◇◆◇◇◆◆

同じ読むなら 意味をしるために読みたいし,
意味を知って読んでもらいたい と思う。

すこしでも意味を知って 書いてある内容がわかったと感じられるなら,
それは 知る楽しさ・わかるよろこびへの一歩なのだ。


知る楽しさが わかるよろこびが 感じられるなら,
人はきっと 問いの答えを自らみつけ出していける。
問いさえも 探し出してゆける。

探し出す力を持つのは 結局その人だ。
探し出す力を引き出すのは 自分だ。


このことが 少しでも実感してもらえれば,
受験なんて苦しくも何ともないのに。

学ぶことは 知ることは わかることは とても楽しくて悦びに溢れているのだから。


  
◆◇◇◆◇◇◆

ガッコウやカテイの中でがんじがらめになって
何をしたいかが みえなかったり
何をしたほうがよいのか 考えられなかったりする人たちに
そう 声を大にして伝えたい・・・


食べること 学ぶこと

2005-08-28 16:02:49 | おもうこと(受験関連)
食べることは生きること

学ぶことは生きること




「食べる」も「学ぶ」も生きる力に直結する。

食べたものの内容,
学んだこと・理解したことの内容,は
そのまま生きていくことにつながっていく。


「食べること」「学ぶこと」その行為自体を面倒と思うことがあったとしても,
行為自体は,好きも嫌いも関係なく,行われるものである。


好きか嫌いかは,ひとつひとつの具体的な内容についてなら,言及できる。

「この食べモノは,好き。毎日食べても飽きない」とか
「これは匂いをかぐのもダメ。勘弁して。これ好きで食べられるヒト,ソンケーしちゃうね」とか。

「この分野に関しては,寝ても覚めても考えてしまう。なんか好きなんだよね」とか
「この内容,いっくら考えてもわからんわ。こんなことを理解できるなんて,ソンケーするよ」とか。

具体物に関しての好き嫌い なのである。



「勉強は嫌い」と公言しているヒトがいる。
しかし,こういうヒトは,
実は「勉強することが嫌い」と勘違いをしていることが多いのではないだろうか。
「嫌い」なのは「勉強すること」なのではなく,
「嫌い」な「勉強の或る分野(或いは形式)」があるだけ。
なのに,「勉強すること」そのものが嫌いという勘違い。


「学ぶこと(学習すること・勉強すること)」そのものの行為の本質がどこかへとんでいってしまっていたが故に,
「学ぶ楽しさ」を知る機会を,残念ながら得なかったのではないのだろうか。



ヒトは「好きか嫌いか」考えながら,日々食べているのか?
否。
食べる行為そのものは,好き嫌いを超えたところにあるものだ。

ヒトは「好きか嫌いか」考えながら,日々学んでいくのか?
否。
学ぶ行為そのものは,好き嫌いを超えたところにあるものだ。



或る作業,或る形式の,学び(まなび=まねび・真似び)や習い(ならい=倣い・なれい=慣れ居)は,
新しく学ぼうとする者にとって,ある種の苦痛を伴う場合もある。

しかし,必ず,その作業や形式が活かされるときが来る。
必ず,役立てる場合が来る。
ふと気付けば,理解が出来ている。
 「ああ,だから,これがこうなっていたのか! 今 わかった」と。

…その意味において或る作業や形式は,新しく学ぶ上に必要な通過儀式のようなものなのだ。
それを通過したところに,必ず新しい気付きや発見が待っているのだから。

これが学ぶ楽しみなのだ。 


この楽しみを知ったなら,きっと
「学ぶこと(勉強)」は「好きか嫌いか」ではない ということが,解るのではないだろうか……





◆◆◆

今夏の初め,大学受験生にこんなオハナシをしました^^


教材の記録2 解答編

2005-08-15 14:52:11 | おもうこと(受験関連)
前記事(教材の記録2)の解答編

答えを書けた人から書いた内容を,読み上げてもらいました。
一人一人の思いつきが文字から音声となることで,
各人に思考の指向を実感してもらえます。

また,自分の書いたものを読んでいく内に,或いは他人の答えを聞いていく内に,
自分が問いに対して的確・適格でない答えをしていると,気付くこともあります。

文字を目だけで追わない ことはとても重要です。
ですから,一通り読んでもらった後,今度は解答を渡して,ワタシが読んでいきます。

楽しかったですね^^

・・・蛇足ですが,クイズのこたえなので「回答」とせずに「解答」にしています・・・

◆◆◆◆◆◆

クイズの解答

Ⅰ 青黴を棄てないで

フレミングは,この,培養菌についていたカビこそが,
自分の求めていた「細菌の繁殖をくい止める」ものであることに気付いたのである。


「ペトリ皿のブドウ球菌がカビにやっつけられたのなら,
その事実の方が大切なのではないか」
フレミングは,培養のための培養をしていたのでは無い,という本来の目的に思い至ったのである。

 つまり,
「細菌を繁殖させる」ことが目的であれば,カビにやられたものは「失敗」となるが,
「細菌の繁殖を如何にしてくい止めるか」という視点に立てば,決して「失敗」にはならないのだ。


その後フレミングは,
「ペニシリウム・ノターツム」という青黴が抗菌性を持っているという発見から,
ペニシリンを作り出したのである。
ただ,実用化に至るまでには,
更にその後のオックスフォード大学の研究チームの成果が必要ではあったが…。

フレミングはこの発見をする数年前から
既に,培養菌を使って細菌の繁殖を抑える物質の研究をしていて,
鼻水や涙が細菌に抵抗する性質を持っていることを知り,
そこからリゾチウムという酵素を分離することに成功していた。
研究室に数キロの玉葱を買い込み,自分は勿論,
研究室の人々を泣かせたという逸話も残している。

しかし,天然の抗生物質であるリゾチウムは,
培養菌には素晴らしい威力を発揮したが人体中では殆ど活動してくれない,
という経験をしていた…。

しかしその経験は決して無駄ではなく,
このような経過があったからこそ,フレミングは
このペトリ皿の中のカビが抗菌性を持っているという事実に反応できたのである。

そしてさらには,
研究室が,隙間風の吹く度に埃が舞い上がる古い建物の中にあったことも幸いした。
埃の中に「ペニシリン・ノターツム」が混じっていたのだ。
また,このカビは当時既に何人かの研究者によって発見されていたのだが,
余り一般的ではなかった上,
カビに抗菌性があることに発見者達のだれ一人も気付いていなかったことも幸運に拍車を掛ける。

幾つかの偶然に助けられたとは言え,
一瞬失敗だと思って棄てる寸前だったペトリ皿の中の,
カビをはやした培養菌を棄てずに取って研究した,という
フレミングの正しい態度が無ければ,この大発見はなかったことだろう。




Ⅱ ビスケット工場の覗き男

この男は,時々竈の中に鼻を突っ込んで,
うまくビスケットが焼けているかどうか,匂いを嗅いで確かめているのである。

コンピュータと産業ロボットのお陰で,菓子作りは全自動で行えるようになった。
材料供給から攪拌,竈で温度調節をしながらの焼き上げ,更に包装まで人の手は要らない。
しかも,コンピュータ画面でその様子を監視することも可能だ。

しかし,機械にただ一つ出来ないこと,それは「匂いを嗅ぐこと」である。

機械には「うん,これはよい香りだ」とか「おや,ちょっと焦げ臭いぞ」など,
微妙な匂いを嗅ぎ分けて判断することは出来ないのである。


勿論,現在でも人工嗅覚の作成は考えられてはいるが,
そもそも嗅覚や味覚は,オートメーション・システムに取り込むのが難しい。

視覚や聴覚はどうだろうか?
こちらは比較的巧く機械に取り込めているようだが,
それでも細かいことも必要のようだ。

例えば,日本のカメラやオーディオは世界最高の水準にあるが,
日本製品をそのまま外国へ持っていく訳にはいかない。
日本製のカメラの解像力が如何に優れていて,
世界の誰もがそう認めていたとしても,
日本以外の風土や文化で育った人間にとっては
日本の「感覚」が最高かというと,そう簡単ではない。

また,オーディオにしても同様で,
例えばドイツ人に言わせると,ドイツ人の耳は
日本人の耳で作られた音と自分たちの音との違いを微妙に聞き分けられるため,
自分たちの慣れ親しんだ音に較べると
日本のオーディオはどうしても違和感を感じるものらしい……。

斯様に,今の所人間の持つ「感覚」は,完全に機械化・ディジタル化できないのである。

だからこそ,フル・オートメーションでビスケットを作っていても,
コンピュータ画面を監視するのは人間であり,
さらに,微妙な焼き具合の違いを匂いで判断するという
素晴らしい力を発揮するのも人間であるのだ。

最終的には匂いが工場での生産を左右するなんて…。

このあたりに,ビスケット工場の良心と言うか,責任感というものを感じられるようだが,如何だろう? 




□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

どんな結果が出てきましたか? うまく《解答》できたでしょうか…

 「主観を排除し,客観的かつ合理的に考え,正解への道を探し出すこと」

文中に明記してあることは何だったか? そのことから考えられることは何か?

これはどんな意味? 他に何を考えるとよいのか? この考え方で矛盾はあるか無いか?


毎回毎回,その一秒毎が,真剣勝負です。
そう,己との戦いなのです。
今出て来たものは,現在までのあなたの結果です。
出て来た結果を,自分のための研究材料にして下さい。

今までのあなたの考えや行動が,現在のあなたを形作っています。
考え方が正しければ,必ず,正解へと道が開けるのです。
何を考えるか,を自覚しましょう。
是非,今後の学習の指針に役立てて下さいね。


◆◆◆◆◆◆

そのまま自分に返ってくる…^^;

出典:『ひらめきの瞬間 成功のための発送術』フローレンス・ビダル著 高野優訳 多湖輝監修 東京書籍





教材の記録2

2005-08-12 23:45:28 | おもうこと(受験関連)
補助教材の記録
前記事(教材の記録回答編)もあります^^;


◆◆◆◆◆◆

2003/10/11国語補助

★.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'★。.:*:・'゜☆。.:*:・'★。.:*:・'゜☆。.:*:'★。

あなたは,すべての経験に対する自分の思考と反応の支配者です。
力はあなたの中にあるのであって,ほかにはありません。

★.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'★。.:*:・'゜☆。.:*:・'★。.:*:・'゜☆。.:*:'★。



「自分の心理状況を把握すること」
これは受験に於いては最も大切な,自己管理術のうちの一つです。

そして,
「入力した知識を素早く正確に出力する,その思考過程をコントロールする」
ということも,大きく言えば自己管理に入ります。

自分の思考過程をきちんとコントロールするためには,
……つまり,自分の思考過程を正確に検証して把握するためには,
「主観を排除し,客観的かつ合理的に考え,正解への道を探し出すこと」が重要になってきます。

…そうです,実はいつも講座で言っていることと同じなのですよ…


さて,今回は,気軽な読み物形式のクイズによって,
現在,自分がきちんと
「主観を排除できているか」
「客観的かつ合理的な考え方をしているかどうか」
をみつめてみましょう。


さあ,準備はよいですか?





クイズ

Ⅰ 青黴を棄てないで

アレクサンダー・フレミングは,細菌の培養に関する研究をしていた。
研究室のペトリ皿で数十種類の細菌を培養していた。
細菌はどのような条件で繁殖するのだろう? 
それがわかれば,人間や動植物の組織内で,細菌がどのように繁殖するかも解り,
同時にそれをくい止める方法も解るはずだった。

或る朝,研究室に入ったフレミングが培養菌の状態をみると,
幾つかのペトリ皿が四分の三程カビに覆われているのに気が付いた。
「失敗だ」フレミングは使えなくなった培養菌を棄てようとした。
が,ふと思い直した。

「いや,この培養菌は絶対に棄ててはならない」 

フレミングは何を思い付いたのだろうか?




Ⅱ ビスケット工場の覗き男

若き天才詩人,アルチュール・ランボーの生まれ故郷,フランスはシャルルヴィル・メジエールの近郊に,
ゼネラル・ビスケット・グループの工場がある。
殆ど人間の姿が見られないこの近代的な工場では,
完璧な衛生状態の中で美味しいビスケットが作られている。

工場を見学に行くと,工場長がビスケットの材料をこね合わせる場所に案内してくれる。
しかしそこでは,バターも小麦粉もみることができない。
材料は全て,貯蔵サイロからパイプを通じて,直接攪拌機に送られるのだ。
中で何が行われているかは実際には見ることができず,
コンピュータの画面に映し出される材料の注入・攪拌の過程を見て,やっと納得することになる。

攪拌機を出た材料は,漸く人目に触れ,
見学者の前でジャムと一緒に鉄板のくぼみに流し込まれていく。
しかし,それもほんの束の間で,
鉄板の上の材料は,再び長いベルトコンベアに乗って竈の中へと消えていく。
竈の出口にはこれもオートメーションで組み立てられた紙の箱が用意され,
みるみるうちにビスケットは綺麗に詰め込まれ,包装されていく。

工場には殆ど人影は見えない。
が,よく見ると,菓子作りのコックが着るような細かいチェックのベストを着た男が一人,
竈の前を行ったり来たりして,時々小さな蓋を開けては中の様子を覗き込んでいる。
工場長の話では,この「覗き男」は,
いざとなると生産を中止させるだけの権限を持っていると言う。

「でも,あんな真っ暗な中を覗いて,彼は何を見ているんですか?」
見学者から必ず受けるこの質問に,工場長はこう答える。
「あの人は中を覗いているんじゃあないんですよ。実は……」

さて,ではこの男は一体何をしているのだろう? 


教材の記録 回答編

2005-08-08 23:59:00 | おもうこと(受験関連)
前記事の回答編です・・・

大学受験生(現役高校生・浪人生)相手に心理テストというのも,
なかなか興味深いことでした。
各個人宛のコメントを工夫したりして,楽しかったですね。
また,アファメイションによって導入部分が締まることも多かったような気がします。



◆◆◆◆◆◆

心理テストの回答

Ⅰ 乗り物

あなたの「これからの状況の変化」が解ります。
乗り物の夢は,あなたが近い将来どうなって行くかとか,
どうしているのかを暗示していると言われています。


1.電車を選んだ人

「順調に物事が運んでいく可能性が高い」と無意識は言ってます。
多少の試練はあるでしょうが,目標を大きく変更する羽目になるような事はないようです。
自分の信じた道は吉と出そうですよ。
自信を持ってやっていけば,大きな挫折はないでしょう。


2.船を選んだ人

船の大きさで解釈が変わってきます。
大船でゆったりと乗っている夢ならば,順調そのもののようです。
しばらく大きな人生の転機はなさそうです。

小船で荒波を掻き分けるような夢を見た人は,波瀾万丈の兆しです。
近い将来,ひとつの判断で大きく運命が変わる事になりそうです。
基本的には,努力を惜しまない事で運が開けていきそうです。


3.バスを選んだ人

他人に左右されることがあるようです。
自分の周りの人間によって,状況が変わってきそうです。
そんな場合,特に仲間を大事に考えたほうがよさそうです。
突発的な出来事に見舞われた際に,頼れるのは仲間です。
良い人間関係を築いていきましょう。


4.マイカーを選んだ人

結構気ままに生きています。でも,それだけに災難も尽きないようです。
とにかく頼りになるのは,自分自身の咄嗟の判断力でしょう。
それによって,将来の状況はどう転ぶか解りません。
どうか,人生の運転は事故らないようにね。


5.自転車を選んだ人

うーん……苦労した割には状況が変わらない事が多そうです。
一発で運命を切り開くような出来事にはなかなか出会えないかもしれませんが,
逆に 大怪我をしないとも言えますね。
「これからの自分はこうありたい!」という自己像があるとしたら,
苦労ではなく,努力する意識で頑張るとよいでしょう。
「苦労する意識」じゃなくて「努力する意識」よ!
似てるようでほんのちょっと違うのだけど,ワカルカナ…




Ⅱ 一冊の本

あなたの「まだまだ伸びる才能」が解ります。
本は心理学的にも「知識の象徴」と言われています。
それを色と関連付けることによって,
あなたが「無意識的に吸収したいと思っている知識」というものが見えてきます。
「好きこそものの上手なれ」ともある通り,
特に興味を持っていることに関する才能というものは,年齢や経験に関わりなく,
まだまだ伸びる余地がありますからね。


1.青か紫を選んだ人

芸術的な創作系の能力がかなり眠っているようです。
例えば,絵とか小説とか作詞・作曲など。意外でしたか?
今までは照れみたいなものが,その能力を押さえていたようです。
おそらく,今のあなたは,感情の表現がいまひとつ上手くないのではありませんか。
でもそれが,形を変えることによって革命的に変わる可能性があります。
自分を表現できる何かを探してみませんか?
それを見つけた時,きっとあなたの中で何かが変わりますよ。


2.茶を選んだ人

はっきり言えばオールマイティーな才能があります。
多分どの分野に飛び込んでも,結構上手くやれるでしょう。
何に対しても飲み込みが早いようですから。
ただ,能力のまんべんない高さ故に,余り興味が長続きしません。
どちらかと言うと,これと思った道をずっと歩んでいく向きではないようなので,
その時その時に興味を持ったことを素直にやっていくと良いでしょう。
多彩な資格集めなどは,特に向いているようです。


3.緑を選んだ人

どんな才能が伸びるか?という点に関しては,全く未知数の部分があります。
自分にしかわからないような知識を吸収するのが非常に得意です。
特に,趣味に関する知識・才能は非常に伸び易いです。
しかし,実益に関わる才能(或いは誰もが手放しで認めてくれる才能)を伸ばすのは,
やや不得手かもしれません。
あなたが社会的に認められる最も理想的な形は,
趣味を極めて実益につなげていくというパターンでしょう。
今持っている趣味の知識を,自己満足だけに終わらせるのは,宝の持ち腐れかもしれません。


4.赤を選んだ人

コミュニケーション系の才能が抜群です。
今現在,その才能を発揮出来ているかどうかは関係なく,
将来的にこの能力が伸びていくのは確かなようです。
学業で言えば外国語,仕事でいえば営業系が良いでしょう。
自分にはそういう才能があるということを,自覚して下さい。
また,全く新しい世界に飛び込むのも良いです。チャレンジ精神が吉と出るでしょう。
逆に言えば,今までどれほど自分の才能を眠らせていたのでしょうか?
これを機に自分を見つめ直すことで,それがわかってくることになるでしょう…。




Ⅲ サバイバルゲーム

あなたの「世渡り方法」が解ります。
何が起こるか全く予測できないけど,うまく通り抜ければ豪華な報酬が…という設定は,
複雑な競争社会を暗示しています。
その複雑で困難なジャングル(競争社会)を有利に渡り歩くために選んだ物で,
あなたが得意とする方法が解るのです。


1.ナイフを選んだ人

あなたは「我が道をゆく」人です。
ジャングルを自らの手で切り開くアイテムは,
あなたが基本的に小賢しい処世術を好まないということを表しています。
あなたはとにかく前向きに行動し,自分だけの力で厳しい世の中を渡って行こうと努力します。
理想的ですね。


2.水と食料を選んだ人

あなたは「モノで釣る」人です。
ジャングルから抜け出すことより今を生きるために必要な食料は,
とにかくその状況をしのぐために必要な物です。
これは,あなたがその場しのぎの処世術に長けている事を表しているのです。
ひょっとすると,人に物をプレゼントすることで,
複雑な人間関係や社会をなんとかやり過ごそうとしていく傾向があるのでは? 
…余り好ましい方法とは言えないかもしれません。
カタチの見える「モノ」よりも,見えない「ココロ」の方が大切なのですから。


3.方位磁石を選んだ人

あなたは「なんでもハイハイ」の人です。
見えない磁力に反応して方角を指す方位磁石は,大きな力に従順な事を表します。
お世辞や迎合を処世術にして,世の中を巧みに渡り歩く傾向が強いでしょう。
長いものに巻かれることには何の抵抗もないかも…。
自力で歩く時は,きついかもしれませんね。


4.懐中電灯を選んだ人

あなたは「ウソ連発」の人です。
夜間や暗闇での行動をイメージして選ぶ懐中電灯は,
自分の持つモノで自分の手元足下を照らして自分が優位に進むことを表します。
あなたが得意なものは,人間関係を明るく照らして有利に進める為の嘘,
ラクに世渡りできる為の嘘です。
ですから,他人のウソを見極める能力も抜群なのです。
ただし,嘘が発覚して信用を失うなんてことも多そうなので,気を付けて下さい。


教材の記録

2005-08-08 00:25:29 | おもうこと(受験関連)
自家製副教材(笑)の記録など
こんなことやっていましたね,ワタシ・・・


◆◆◆◆◆◆

2003/10/04国語補助

★.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'★。.:*:・'゜☆。.:*:・'★。.:*:・'゜☆。.:*:'★。
競争のおきる唯一の場所は,あなたの心の中です。
成功と失敗の考えが競争するのです。
あなたは失敗するために生まれてきたのではないことを確信しなさい。
そうすれば,どんな試験でも仕事でもきっと成功します。
★.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'★。.:*:・'゜☆。.:*:・'★。.:*:・'゜☆。.:*:'★。


「自分の心理状況を把握すること」
これは受験に於いては最も大切な,自己管理術のうちの一つです。

今回は少し趣向を変えて,気軽にできる心理テストによって,現在の自己をみつめてみましょう。
さあ,準備はよいですか?


心理テスト


Ⅰ 乗り物

あなたは夢をみますか?寝ている時にみる方の夢ですよ。
最近みる夢の中で,あなたが良く乗っている乗り物はなんでしょう? 

1.電車
2.船
3.バス
4.マイカー(自動車)
5.自転車




Ⅱ 一冊の本

或る日,あなたの友達が一冊の本を「この本すごくいいよ,読んでみて」と薦めてきました。
けれど,その本は分厚くていかにも堅苦しそうな本。読む前からうんざりします。
とは言うものの,友達の嬉しそうに薦める顔を見たら断れません。
付き合いでパラパラっと読んでみましょうか…
家に帰って読み始めたところ,次第に面白くなり,最後にはかなり面白くなっていました!
ああ,とてもいい本でした…。これからの生き方も変わりそうです。
友達に感謝ですね。

さてその一冊の本,カバーはどんな色でしたか?

1.青か紫
2.茶
3.緑
4.赤




Ⅲ サバイバルゲーム

あなたは,ゴールすれば豪華な賞品がもらえる,
過酷なサバイバルゲームに参加することになりました。
ただし,このジャングルの広さや危険度は全く知らされていません。
一つだけアイテムを持っていけるとしたら,次の内のどれにしますか?

1.ナイフ
2.水と食料
3.方位磁石
4.懐中電灯




どんな結果が出てきましたか?

どんな結果でも,真摯に自分を見つめる材料になります。
結果に例え不満があったとしても,
今出てきたものは,現在までのあなたの結果なのです。
今までのあなたの考えや行動が,現在のあなたを形作っているのです。
思ってもみなかったような結果が出たなら,
自分で気付かなかった点が現れた,と言うことなのですよ…


是非,今後の指針に役立ててみて下さいね。




「オトナ」のモデルはどこに?

2005-06-17 15:39:57 | おもうこと(受験関連)
自省を込めて・・・


ワタシ,現在オヤ業9年目。

仕事柄,小~高・大学生(それ以上)の若い人達と
彼等の親御さんに接する機会が多いのだが。

若い人の中には,自分自身に関わることなのに,
漠然とでも将来を見据えていくことができない人が・・・増えた?という気がする。
それは彼等の親御さん世代にも,うっすらと感じるのだが。

何というか・・・
先のみえない不安? これでよいのかが解らないための焦り?


いえ,見えてなくても一向に構わないんですけどね。若い人なら。
むしろはっきりしない方が当たり前なんだけれど。

何と言うか…

何処へ行ったらよいのか,よく解らないまま よくみえてないまま 
うろうろと ぐるぐると 当て所なく彷徨している。
「正解だよ」「大丈夫」と誰かに言って貰えないと,兎に角「一歩」を自分からは踏み出せない。
という感じ。

・・・・・・そうね。ワタシにもあるよ。これ。
もしかして世代特有のモノなのかな? 戦中・戦後生まれ世代に育てられてる世代の。


ああ。ならば,「オトナ」のモデルがみえていないのかも・・・。

どうなのでしょうね?


◆◆◆◆◆

講談社から,小野不由美という作者の『十二国記(十二国記シリーズ)』という文庫が出ている。
これが意外な程,流行ったらしい(NHKでアニメ化されて放映された)。

何だか象徴的。

原作は,若い人達の「迷いの気持ち」を的確に文章にしている。

自分にも覚えがある,独特の感覚。
焦り,いらだち,不安,憤り,悔しさ,悔い,諦め,哀しみ・・・

・・・物語の主人公達は,結果的に「自ら決断」して「すすんでゆく」のですが。


自分もコドモを持って相応の齢になった。
でも未だに迷うことは多い訳で。

  (だからこそ,この十二国記の世界に惹き込まれるのかも^^;
   でも理想だよね。
   オヤはコドモを望んでいることを自覚した上で,天帝からコドモを授かるのだよ!
   「子供は親の所有物」なのではないのだよ! うーーーむむむ )


良いとか悪いとか,正しいとか間違っているとか,古いとか新しいとか,なんてのは
一時的で一方的な価値でしかない。相対的だ。
でも「現実」問題として,ワタシ達の前に立ちはだかる。
・・・オマエはどうするのだ?オマエはどっちにするのだ?と。

だからその時々で最善の策を選択するしかない。
いつも,常に。よりよいはずの選択を。


私の家に居てくれるコドモ達。
一緒に暮らす以上,彼等にもワタシ(やオット)の考えを押しつけることは沢山ある。

けれど,少なくとも
その時その時 各自が己で判断し,自分で自信を持って決めて欲しい
「これでいい これがいい」と。



オヤ業9年目。人生3X年 まだまだ修行中

読んで下さって有難うございます ^-^




多分 人生は 楽しいはず。
だって ねこは 日々を楽しんで暮らしてるものね!


ああ!・・・オトナのモデルは身近にあったよ。

ねこは少なくとも「これでいい」と生きているはず(笑)
先達だね。 




十二国記シリーズ