従業員が自身のメンタル不調を把握し、働く環境の改善につなげる「ストレスチェック」制度が12月から始まった
(Web産経:従業員ストレス検査、企業で温度差 12月から実施義務化も中小は「様子見ムード」
→http://www.sankei.com/economy/news/151206/ecn1512060001-n1.html)
そうで、
いや、そんな話が進んでいるとは知りませんでした。
メンタル不調により従業員が休職、退職したり、自殺したりする例が増えていることから、労働安全衛生法が改正され、従業員50人以上の事業所に年1回の実施が義務づけられた
ということで、
罰則ナシながら、一応「義務づけ」ですからね。
厚生労働省は「部署全体のストレスチェックの結果をまとめて分析、比較すれば、高ストレス者が多い部署が分かり、環境改善につなげることができる」と、制度が職場全体にとっても有意義であると強調
してるってことです。
果たして、その効果アリや、ナシや、です。
で、
そんな中、「ストレスチェックで職場ごとに異なるリスクがあることを把握できた」と話すのは、学校法人、箕面自由学園(大阪府豊中市)の田中昭男事務部長だ。同学園は制度導入に先駆けて今年7月、ストレスチェックを実施した
(Web産経:「ストレスチェック制度」開始 職場リスク 把握に効果
→http://www.sankei.com/west/news/151207/wst1512070015-n1.html)
という追っかけ記事がありました。
仕事の量、体調、上司に気軽に相談できるか、など厚生労働省が例示する57項目で実施
したところ、
診断結果から、保護者への対応が多い幼稚園と授業・部活動で多忙な中学校で負担感が大きい、といった実態や、上司や同僚の支援がストレスを軽減していることが分かった
んだそうです。
結果自体は、
まあ、そりゃそうでしょ、
くらいなモンですね。
外部との折衝、多忙、が負の要因。
ストレスの増減は、内部での人間関係次第。
といったところでしょう。
さて、この「ストレスチェック」、
実際、どんなものなのか、
厚生労働省による導入マニュアルがあります。
(→http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei12/pdf/150709-1.pdf#search='%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%AF%E5%88%B6%E5%BA%A6')
その中から、
まずは、ストレスチェックって何?
何のためにやるの?
正直、
国の行政機関がわざわざ言うことか、
と思わないでもないことだし、
わざわざ言ってる割には当たり障りがない、
ですね。
が、
こんな当たり前のことさえ、
できてない会社があるってのも本当なんでしょう。
ちなみに、
「厚生労働省が例示する57項目」ってのは、
これです。
(厚生労働省:ストレスチェック指針(平成27年4月15日)より←最後尾です)
→http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11201250-Roudoukijunkyoku-Roudoujoukenseisakuka/0000082591.pdf)
結果は、
たとえば、こんな風に出てくるんだそうです。
ところで、
導入マニュアルには、お約束の、注意事項があります。
ま、これも当たり前のことではあります。
ただねえ、
「個人情報が」とか「不正な目的で」とか、
ビミョーなんですよねえ。
実際ストレスを生じさせてるのは、
「会社」ではなく、そこにいる「人間」なんですよ。
具体的な人物を思い浮かべつつ言うところの「アイツ」です。
(もちろん、誰かにとっては私かもしれない)
「適切な対応や改善」を迫られるのはアイツ(もしくは自分)なんです。
直接であれ、間接的にであれ、
漠然とした不満や愚痴を聞かされても、
変わらずに生きてきたアイツ(自分)が、
それじゃ、
見た目分かり易いチャートや、その集計で「問題点」を示されたからといって、
反省して変われるのか、って考えちゃいますね。
ぶっちゃけ、
組織として不正と取られかねないけれど、
個々人が持っている、あるいは、
そういうヤツだと人に言われている傾向や特性に応じて、
格上げ、格下げ、配置転換につなげていかないと、
それぞれに、
「ああ、話を聞いてもらえて良かったよ」
以上のストレス軽減はできないんじゃないかと私は思います。
さて、皆さん、如何なもんでしょう?
(Web産経:従業員ストレス検査、企業で温度差 12月から実施義務化も中小は「様子見ムード」
→http://www.sankei.com/economy/news/151206/ecn1512060001-n1.html)
そうで、
いや、そんな話が進んでいるとは知りませんでした。
メンタル不調により従業員が休職、退職したり、自殺したりする例が増えていることから、労働安全衛生法が改正され、従業員50人以上の事業所に年1回の実施が義務づけられた
ということで、
罰則ナシながら、一応「義務づけ」ですからね。
厚生労働省は「部署全体のストレスチェックの結果をまとめて分析、比較すれば、高ストレス者が多い部署が分かり、環境改善につなげることができる」と、制度が職場全体にとっても有意義であると強調
してるってことです。
果たして、その効果アリや、ナシや、です。
で、
そんな中、「ストレスチェックで職場ごとに異なるリスクがあることを把握できた」と話すのは、学校法人、箕面自由学園(大阪府豊中市)の田中昭男事務部長だ。同学園は制度導入に先駆けて今年7月、ストレスチェックを実施した
(Web産経:「ストレスチェック制度」開始 職場リスク 把握に効果
→http://www.sankei.com/west/news/151207/wst1512070015-n1.html)
という追っかけ記事がありました。
仕事の量、体調、上司に気軽に相談できるか、など厚生労働省が例示する57項目で実施
したところ、
診断結果から、保護者への対応が多い幼稚園と授業・部活動で多忙な中学校で負担感が大きい、といった実態や、上司や同僚の支援がストレスを軽減していることが分かった
んだそうです。
結果自体は、
まあ、そりゃそうでしょ、
くらいなモンですね。
外部との折衝、多忙、が負の要因。
ストレスの増減は、内部での人間関係次第。
といったところでしょう。
さて、この「ストレスチェック」、
実際、どんなものなのか、
厚生労働省による導入マニュアルがあります。
(→http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei12/pdf/150709-1.pdf#search='%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%AF%E5%88%B6%E5%BA%A6')
その中から、
まずは、ストレスチェックって何?
何のためにやるの?
正直、
国の行政機関がわざわざ言うことか、
と思わないでもないことだし、
わざわざ言ってる割には当たり障りがない、
ですね。
が、
こんな当たり前のことさえ、
できてない会社があるってのも本当なんでしょう。
ちなみに、
「厚生労働省が例示する57項目」ってのは、
これです。
(厚生労働省:ストレスチェック指針(平成27年4月15日)より←最後尾です)
→http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11201250-Roudoukijunkyoku-Roudoujoukenseisakuka/0000082591.pdf)
結果は、
たとえば、こんな風に出てくるんだそうです。
ところで、
導入マニュアルには、お約束の、注意事項があります。
ま、これも当たり前のことではあります。
ただねえ、
「個人情報が」とか「不正な目的で」とか、
ビミョーなんですよねえ。
実際ストレスを生じさせてるのは、
「会社」ではなく、そこにいる「人間」なんですよ。
具体的な人物を思い浮かべつつ言うところの「アイツ」です。
(もちろん、誰かにとっては私かもしれない)
「適切な対応や改善」を迫られるのはアイツ(もしくは自分)なんです。
直接であれ、間接的にであれ、
漠然とした不満や愚痴を聞かされても、
変わらずに生きてきたアイツ(自分)が、
それじゃ、
見た目分かり易いチャートや、その集計で「問題点」を示されたからといって、
反省して変われるのか、って考えちゃいますね。
ぶっちゃけ、
組織として不正と取られかねないけれど、
個々人が持っている、あるいは、
そういうヤツだと人に言われている傾向や特性に応じて、
格上げ、格下げ、配置転換につなげていかないと、
それぞれに、
「ああ、話を聞いてもらえて良かったよ」
以上のストレス軽減はできないんじゃないかと私は思います。
さて、皆さん、如何なもんでしょう?
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