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うつうつ日記

2001年11月にうつ病を発症。4度も入院しながら今だ投薬治療、カウンセリングを続けている私の日常を公開。

最悪

2007年11月04日 15時57分38秒 | 
奥田英朗『最悪』読了。
面白かったけど、うつっぽい時には堪えるね。
特に零細企業の経営者のドツボぶりは過去の自分とダブるものがあった。

若い時の苦労は買ってでもしろ、と言われるがこの小説のような苦労は絶対にしないほうがいいね。

自分は結構恵まれているとも認識させられた。


うつになったらこれを読め!

2007年09月19日 15時41分45秒 | 

『うつ病』。少し大きな書店になればひとつのジャンルとして棚割されている。精神科医やカウンセラーなどの著作が中心だろうか。僕も自分がかかった病の正体が知りたくて、そして早くその苦しみから抜け出したくて、そうした本を何冊も読んだ。
その中で最も心を揺さぶられたのが作家・中島らもの
「心が雨漏りする日には」である。
作者自身が長年にわたる躁うつ病で、その闘病記はなかなかにインパクトのあるものであった。よくもあのような精神状態であれだけの著作が残せたものだと思う。軽妙洒脱なエッセイあり、ホラー小説あり、冒険小説あり、バイオレンス小説あり、恋愛小説あり、落語あり、その作品群は多岐にわたっている。
それはやはり作家としての芯の強さがあったからだろう。
大麻使用による逮捕、階段からの転落による突然の死。波乱万丈の一生を送った中島らもに僕は強いシンパシーを感じる。
中島らもの本はうつ病コーナーには置かれてないよ。念のため。
http://www.age.ne.jp/x/ramo/