多摩川サイクリングロードの車窓から

富士チャレンジ 2018

三行でわかる今年の富士チャレ
・大
・雨
・落車祭り



 以前から興味のあった富士チャレンジに行って来ました。看板種目である200kmは怖いので避けて、一般人向け(多分)の100kmでの参加です。

 朝5時に川崎のBEX ISOYAに集合し、かっちゃんが運転する車で会場へ。しかし大井松田ICを過ぎた辺りから雲行きが怪しくなり、静岡県に入る辺りから雨模様に。昨日時点での天気予報でも箱根以西は雨の予報だったので覚悟はしていましたが。





 会場の富士スピードウェイは小雨がパラついているものの、まあこれくらいなら何とか、という感じです。晴れ間も見えてるし、回復に向かってくれるかもしれません。(フラグ)

 
 BEX ISOYAからは、引率のかっちゃんを含め9名の参加。tezzさんだけは200kmでゴールドを狙っていますが、それ以外の8人は全員100kmでの参加です。
 このレースはゴールタイムに応じて参加賞のタオルの色がゴールド・シルバー・ブロンズ・ブルーに分けられており良い目標になるのですが、なにせ今回が初参加でどれを目指せばいいのかもよくわかりません。とりあえずブロンズが取れれば良いな、という程度のユルい感じで行ってみたいと思います。
 100kmでブロンズを取るには、22週を3時間以内で走らなくてはなりません。1週当たり8分10秒でギリギリですから、ちょっと余裕を見て8分ちょうどを目安にして走ればよさそうです。

 100kmを走りきるとなると補給が必要ですが、一応タイムを狙うからにはピットインで時間を浪費したくはありませんので、走りながら摂取できる補給が必要になります。用意したのはスポーツようかん2本と、ソフトフラスクにマグオン ラ・フランス味を3つ。これで500kcal以上はあるので、3時間ほどで終わるレースならば足りるでしょう。





 9時から試走タイムが始まりましたが、そのころに雨も強くなってきました。ママチャリグランプリで走ってるのでコースは知ってるし、わざわざ濡れることもないよなと試走はサボることに。レースが始まるころには雨が上がるかもしれない、という希望をこの時は捨てていませんでした。
 しかしレース開始が近づいても止む気配がなくテンションだだ下がり。コースに入る時間になってもグズグズしてたのでスタートはかなり後方から。上位争いに参加できるわけじゃないので大した問題ではないですが、いい集団にもぐりこむのが難しくなりそうです。
 そうこうしているうちに雨が強くなり、レースは始まってもないのに既にずぶ濡れ。ヤケクソな気分になってスタートを迎えます。

 スタート直後は多くの選手でごった返しているのであまりスピードが上げられません。とりあえず少しだけポジションを上げて第一コーナーに入ると、早くも落車が発生していました。幸いというべきか、多数を巻き込んだ大規模なものではなく単独で滑っただけみたいです。俺も気をつけなきゃ、と考えつつ第一コーナーを抜けて次のコカコーラコーナーに差し掛かるとまたしても落車!まじかよ、こんな立て続けに落車を見ることになるとは。
 今日はこの後も多くの落車を見ることになります。いちいち数えていませんが、20人以上は見たと思います。

 ここ富士スピードウェイでは、1コーナーから続く下りを集団で最大限加速し、後半の登りは頑張りすぎずに脚を温存する、という走り方がセオリーだそうです。俺もそれに倣うつもりでしたが、この状況を見て作戦を変えることにしました。今日の1コーナーは毎周回だれかが転んでいると言っても過言ではない超危険地帯と化しており、集団での高速コーナリングをこなす自信が無かったのです。そのため、1コーナー手前で意図的に周りと距離を開け単独で走ることにしました。コーナー出口でたまたま誰かがいればその後ろに付き、いなければ仕方ないのでそのまま単独で下りに突入。
 こんな走りではタイムロスは避けられませんが、雨天レース経験とスキルが無いので仕方がありません。その分、登りをちょっと頑張ることでカバーする形になりました。

 1週目は人大杉で思うようにペースが上がらず9分近くかかりましたが、2週目からはペースが上がり4週を終えた時点で31分30秒。早くも1週目のロスを取り返して平均8分を切りました。無理にもがくようなこともしてないし、落ち着いてこのペースを維持すればブロンズは十分いけそうです。
 この辺りから雨はさらに強くなり、路面はあちこちが川のようになっていました。下りでは速度が出るので雨が顔に当たって痛いという異常事態。俺はバイザーつきヘルメットのおかげで口の周りが痛いだけでしたが、目に直撃を受けて痛い思いをした人も多いのではないでしょうか?現にかっちゃんはコンタクトがズレて大変だったそうです。それにしても、エアロ目的のバイザーがこんな形で役に立つとは思いませんでした。

 今日は100kmの長丁場なので、カロリーだけではなく水分の補給も問題です。そのためボトル2本で臨んだのですが、中身がほとんど減りません。理由は簡単、雨がバンバン口に入るから。雨水おいしいれす(^Q^)
 いやまあ、いちいち吐き出すのも面倒だしお行儀悪いし・・・前の自転車が跳ね上げた水もかなり含まれているはずですが、そこはもう考えるのをやめました。


 7週を終えた時点で55分経過、平均8分に対して1分の余裕が出来ました。そろそろ補給しておこうとソフトフラスクに入れたジェルをグッと。



 口に入れた瞬間、強烈な甘さが脳天に響いて視界が狭くなりました。いやマジで。無理に飲み込んだら今度は喉と胃が焼けるよう。水、水をくれ!雨水じゃなくて!
 ・・・いや強烈でした。この甘さは何に例えれば良いでしょう。カキ氷のシロップか、あるいはカルピスの原液か。
 ロードレースやってる人はこんなもん毎回飲んでるのか、すげぇな。少量で高カロリーとなれば強烈に甘くなるのは必然だし、ジェル初体験をレース中にやる俺がバカなだけなんですけども。

 このあたりから、だんだん雨が弱くなってきていました。このまま止んでくれればいいのですが・・・11週目の登りをこなしていると、悪天候のため5分後にレースを中断するというアナウンスが聞こえてきました。なんですと?止んできているのに?
 11週目を終えてタイムは1時間25分。このまま続行していればブロンズは取れた、というのはうぬぼれではないと思います。
 とにかく中止だというなら仕方ありません、最後の1週をこなしてレースを終えました。周りを見るとみんな欲求不満なような、でもホッとしたような、そんな表情でした。俺も似たようなものだったのでしょう。



 結果から見れば、レース中止後は完全に雨は上がり天候は回復していきました。運営の判断は完全に裏目ったと言わざるを得ませんが、天候を完全に予測できるわけもなし、中止はやむをえなかったでしょう。
 とはいえ、個人的にやはり不満は残ります。都合がつけば来年も出ると思うので、今度こそはブロンズとったるで!


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