多摩川サイクリングロードの車窓から

ZWIFTはじめました

Q. ZWIFTとは何か?
A. 自転車をネタにしたネットゲームです。ローラー台で自転車を漕ぐことで、そのパワーに応じてアバターが走ります。

 百聞は一見にしかず、この動画を見てもらえば大体わかると思います。




 ローラー台というのは雨でも雪でも夜でもお構い無しに練習できる便利なものですが、つまらないという致命的な欠陥があります。考えるまでもなく当然のことで、屋内で延々と漕ぎ続ける行為が楽しいわけがありません。しかしZWIFTはバーチャル空間を走るので景色やコースに変化があるし、何より周囲に人がたくさんいますので張り合いが出ます。音楽・映画・アニメ等で退屈を紛らすのと異なり、ローラー練を楽しいものにしてしまう、という点で画期的と言えるでしょう。


 こちらの動画だと人がたくさんいますが、少ないときでも700から800人くらい、多ければ3000人以上がプレイしています。日本だけではなく世界中の人がやっていますが、しゃべることはほぼないので言語の壁を気にする必要は全くありません。

 ZWIFTの仕組みとしては、パワーメーターの値と、プレーヤーの身長体重・ルートの傾斜・空気抵抗などで加速したり減速したりします。他のプレイヤーの後ろにつくことでドラフティング効果もバッチリあり、これはリアルと同様にレースで重要になってきます。画面上に心拍数やケイデンスも表示されていますが、これは表示されるだけでアバターの走行には全く影響がないみたいです。

 パワーメーターという単語が出てきましたが、あんな高いもの持ってないよ!という方も多いでしょう。というか俺も持ってません。その場合、パワーメーター内臓のローラーを買うという手があります。安くはありませんがパワーメーター単体を買うよりはまだ手軽です。
 逆にパワーメーターを持っているならばローラー台はなんでもOKです。


 ではZWIFTを始めるには何が必要なのか?
十三峠十三分切り ZWIFT(ズイフト)完全攻略データベース
ZWIFT LIFE
 この2つを見てもらえば全てわかりますので、興味のある人は読んでみてください(丸投げ



 で。俺がZWIFTを始めるにあたり、買ったものはこれだけあります。

① ノートPC
 我が家のデスクトップPCは居間にあり、自転車部屋とは離れています。居間にローラーを持ってくるのは嫌なので、ZWIFT専用にヤフオクで適当なのを入手しました。タブレットも考えたのですが意外と高く、価格に差がないならPCのほうが何かと便利だろうと判断しました。


② ANT+ドングル
 パワーメーターや心拍数計など自転車廻りのセンサーはANT+という通信規格が使われており、これをPCで受信するための装置です。純正品はGARMIN製ですが少し高いので、これまた適当なのを買いました。

 なおANT+は通信距離が短いそうで、これをPCにただ挿すのではなく、USBケーブルでセンサーの近くに持っていったほうが通信が安定するようです。


③ ローラー
 当然必要なのがローラー。ただし俺はパワーメーターを持っていないため、パワーメーター内臓のスマートローラーである必要がありました。
 それで買ったのがこちら。ZWIFT上の傾斜に連動して負荷が変化する機能があり、臨場感が出ます。


④ ローラー専用タイヤ
 普通のタイヤでローラーをやるとものすごい勢いで減ってしまうので、ローラー専用タイヤの使用が一般的です。
 いちいちタイヤを取り替えるのは面倒なのでローラー専用ホイールも欲しくなりますが、これは完成車についてる鉄下駄ホイールで十分です。



ではZWIFTの中ではなにができるのか。大きく分けて3つあります。

① ライド
 これは単にZWIFT上のコースを自由に走るもの。タイムトライアルをやるもよし、お気に入りのコースを流すもよし。コースによってはバーチャル世界ならではのコースを走ることもできます。たとえばこんな火山の中。


また最近実装されたニューヨークのコースでは、セントラルパークの上にある空中回廊を走れます。




② ワークアウト
 ZWIFTが用意している練習メニューをこなすもので、FTP計測に始まって非常に多くのメニューがあります。
ZWIFT(ズイフト) 目的別おすすめワークアウト25選
 俺個人は後述のイベントばかり走っているのでワークアウトはほとんどやってないのですが、効率的な練習を求めるならばこれ一択なのでしょう。

 なお、スマートローラーには目標のパワーに届いていないとローラーの負荷が高くなっていく機能があります。際限なく重くなっていくのでサボるにサボれずかなりキツいです。


③ イベント
 ライドやワークアウトと異なり、大人数で走るイベントは張り合いがあって断然楽しいです。イベントといっても毎日100回ほど開催されており気楽に参加できるので構える必要はありません。俺の場合、会社で仕事の目処がついたらスマホでイベントをチェックし、目をつけたのに間に合うよう帰宅するパターンが多いです。

 イベントもいくつか種類があり、ワークアウトを集団でやるグループワークアウト、決まったコースをみんなで走るグループライド、そしてレース。大きく分けてこの3つです。
 レースは周りの人と競り合うのでトレーニングとしても悪くなさそうだし、競り合ったり先頭を押し付けあったり腹の読みあいをするのが楽しいので、俺にとってZWIFT=レースと言っても過言ではありません。



 世の中には、ローラーで何時間でも練習できてしまう人もいます。しかし人とすれ違うこともなく風景が変わるわけでもないローラーで毎日練習する、というのは俺にはできませんでした。
 しかしやらねばどんどん遅くなるお年頃です。なんとかローラーに対する意欲がわく方法はないか?そう考えて導入したのがZWIFTでした。

 そして今では、仕事などで帰りが遅くなった日を除きほぼ毎日ローラーに乗ってZWIFTをやっています。前述のとおりレースばっかりやってるわけですが、バーチャル世界とはいえ人間相手に競り合ったり潰しあったり出し抜いたり(出し抜かれたり)していると、モチベーションがまったく違ってきます。

 スマートローラーだのパワーメーターだのと初期投資がある程度かかってしまいますが、ZWIFTの月額費用は1500円とそれほど高いものではありません。ローラーを買ったはいいが続けられなかった、なんて人には特にうってつけですので、まずは7日間の無料期間を試してみてはいかがでしょう。



無料期間とはいえ、スマートローラーとかを買っちゃうから後には引けなくなる。ククク・・・

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