アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

The 菊之丞@町屋

2015-05-12 06:00:07 | 落語


小生お気に入りの噺家のひとりに菊之丞がいる。で・・・菊之丞が高円寺のお店でやった会を通じて知り合った方が、The菊之丞の主催者さんだった。そのご縁で、毎回The菊之丞は出かけている。

 今回も町屋のホールにて土曜日の夜に開催。いただいたお席は・・・なんと最前列のど真ん中。なんてすごいお席だ。
 まずは開口一番、ふう丈の登場。円丈の弟子だという。始めたネタは・・・おっ「転失気」だ。声は良く出ているが・・・うーん、ちょっと前座としては長くやりすぎだ。


 こういう会のせいか、最近の前座って15分くらいは当たり前で、下手すりゃ20分くらいやることが多い。10分プラスαで終わってほしいところだ。
 そして続いて菊之丞の登場。一席目は・・・おっ、「なんち~」とくりゃあ、「棒鱈」だ。菊之丞の江戸っ子らしいテンポに、田舎侍の対比がさえる。

 さすがにやるなあ・・・というところで中入り。
 中入り後はゲストの白酒の登場だ。いつものように毒のあるところ・・・と思いつつ、この日は時事ネタを取り入れつつも、あまり毒はなかった。で・・・始めたネタは「松曳き」だ。市馬のそれを何度か聞いたことがあったが・・・

 これが白酒の手にかかると、爆笑に次ぐ爆笑となる。ギャグの味が喬太郎のそれっぽいシーンもいくつかあったが・・・
 ただ、最後のサゲのところだけは、いささか間が欲しかった。ここだけは市馬の型でやってほしかった・・・って。

 そして、菊之丞のトリだ。始めたネタは・・・おお、「付き馬」だ。以前も何度か菊之丞で聞いているが・・・
 以前聞いたものと雰囲気が変わってきたかな・・・って。もちろんいい方にだが・・・

 ただ、個人的な趣味なんだが、どうも付き馬という噺自体が、あまり好きになれないので、もうひとつ入りきれない小生である。
 このネタって、主人公の軽快さで勝負する噺だが、結果としてサゲ自体は陰惨なものであり、後味が悪いと思うのは小生だけではないと思うのだが・・・

 それでも菊之丞らしくあっさりと仕上げていただけるところが救いかなと・・・また、次回もこの会には行きそうだ。
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