アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

昇太・花緑二人会

2011-01-09 06:27:08 | 落語
1月8日、大手町の日経ホールで昇太・花緑の二人会が行われたので出かけてきた。考えてみると日経ホールは最近よく出かけてきている。


 さて、開演・・・と前座ではなく、いきなり昇太と花緑の二人が登場。トークを展開する。まあこういうのも嫌いではないが、昼下がりで眠くなってしまったぞ。
 そして開口一番、昇太の弟子の昇々だ。以前王楽の会で聞いたことがあったが・・・この日は子ほめだった。以前の初天神よりはよいかと。

 そしてまずは昇太の登場。まったりといろいろマクラで語るのは、昇太のパターン。ちょっと冗長かなあと。
 さて、何をやるのかと思っていたら、「花筏」だった。昇太らしいテンポのよさと明るさがよく出ていてなかなか楽しく聞けたぞ。


 そして中入りということになるが、休憩時間にすれ違ったご夫婦らしき方が、「昇太は変則だよね。今の噺も新作だったし・・・」
 おおい、花筏は古典だぞ~って、ついつい突っ込みたくなった(苦笑)。やはり昇太のイメージはSWAであり、新作中心なんだろうか。

 テンポよくいい出来だったなあと思いつつ、中入り後に花緑が話していたことによれば、中入り後、着物のままで寄席に出かけたという。
 なあるほど、テンポのよかったのはそのせいかって(苦笑)

 といいつつ、花緑の登場。何かと思えば、「中村仲蔵」だった。ここ日経ホールでは以前小朝のそれを聞き、感動したことを覚えているが・・・
 うーん、悪い出来ではないが、解説とストーリー、振りなどのバランスで小朝のそれが洗練されていることを考えれば、もう一息か。

 仕立てもどちらかというと地味で、雲助あたりがベースかなと感じた。花緑なら、もっと明るくというか粋な空気を演出できるかなと・・・
 しかしながらサゲの工夫もあり、これから花緑らしく磨きこんでいくことを期待していきたいところである。

 今年も落語三昧の日々がスタートした。今年はどんな噺に出会えるかなあ・・・
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