勘違い？でも嬉しいかもの硫黄島騒動

太平洋戦争の末期に大激戦となった硫黄島の戦いを、日米双方の立場から描いた映画が大ヒットしている。この大ヒットの余波が意外なところに出ているようだ。

　この戦いは、太平洋戦争の数ある戦いの中でも有名なエピソードであり、激しい砲撃で、山の形が変わってしまったという擂鉢山などが知られている。
　この小さな島の戦いでは日米双方で約５万人の死者が出た(米兵のほうがたくさん死んだ)が、一番のポイントは、この島は東京都の島だということだ。

　ところが、同じ硫黄島ということで、鹿児島県の硫黄島に問い合わせが殺到しているという。まあ、確かに南の島ではあるんだが・・・(汗)
鹿児島の硫黄島と勘違い　映画ヒットで問い合わせ相次ぐ(朝日新聞) - goo ニュース

　しかし、どうなんだろうなあ。間違えてきたお客さんたち・・・きっと、王様のブ○ンチあたりに出てきそうななんともミーハーな雰囲気で、旅行に来るんでは(笑)
　島についてみて、「うわーっ、のどかだねえ・・・ここで昔、あんなに激しい戦争があったなんて、信じられないねえ」なんてやってたりして・・・(苦笑)

　そりゃあ、信じられないだろうよ、だってここじゃないんだから・・・なんて、島の人たちも冷静に見てたりとか(汗)
　ちなみに、小笠原の硫黄島は一般人の立ち入りは禁止で、住んでいる人のほとんどは自衛隊員だという。となると、本気でツアーは組めない。

　しかも、ニュースによると近隣には竹島というのもあるという。うーむ、なんとも話題性に満ちた名前が集まっているんだ。
　もちろん、もともとの地名だし、なんの後ろめたいこともないのだが、いっそのこと、島おこしとして、「擬似体験ツアー、あの硫黄島と竹島を巡る旅」なんてやってみてはどうか。となれば当然名物お菓子とかも作らないとなあ(←本気に考えてるのか)

　ともあれ、時ならぬブームに、一番驚いているのは島民の方だろうが、この際だから、世間に向かってはっきりと意見をイオウ島なんてことに・・・(寒)