ひょんなことから常連になっている落語会に「いとこの会」がある。先代小さんの孫弟子の二ツ目6人をグループにした勉強会だ。
八ゑ馬・小んぶ・花いち・緑君・市弥・小辰の6人だが、厳密には小辰はひ孫弟子。毎回この中から4名が出演する。
今回もいつものように板橋の会場に出掛けた。池袋から一駅だけ埼京線に乗るのがパターンだが、今回は赤羽行が来た。おっ、これなら空いているかも・・・と思ったが、甘い見通しだった(汗)。連日こんな混雑で通勤している皆さんにはお疲れ様だ。
さて、開口一番は小んぶ。この日の取材など紹介しながら始めたのは「時そば」。定番中の定番だが、やはりわかっていても面白いのが古典の古典たるゆえんか。
相変わらず小んぶは安定している。この大きな体躯を活かしたネタも面白そうだ。と思ったら、30回記念の会では「らくだ」をやるそうな。
そうそう、今回は28回だが、来年2月24日(土)にはスペシャルイベントとして6人全員が出演する会がある。
会場もいつもの板橋の小さなところではなく、深川の江戸資料館小劇場でということで、現在前売り券も販売開始している。
ご興味がおありの方には、ぜひご参加お願いしたい。と、席亭さんの応援をしてみたりして・・・
さて本題に戻ろう。続いては八ゑ馬の登場だ。まずは軽い新作をやってくれたが、これがメチャクチャ面白かった。
続けて始めたのが「手水廻し」 これがまた上方ならでの面白さで、ばっちり楽しませてもらったところで中入り。
そして再開後にまず出てきたのが花いち。熱狂的なファンがいるようだが、個人的には辛口になってしまう。新作をやるからではなく、口調が落語のものになっていないからだ。
それも個性といえば、そうなんだろうが・・・で、この日は新作の「鉄拳制裁」。ネタとしてはなかなか面白かった。
で、トリが小辰だ。この日のネタは・・・おっ、「宿屋の仇討ち」だ。やや、冗長な感じはしたが、さすがによくこなれている。
みびいきは承知で小辰の成長を肌で感じられているのはマニアとしては楽しい。っていうか、小んぶも八ゑ馬も皆、切磋琢磨して成長していることがうかがえる。
こんな幸せな時間を過ごせるという意味では、席亭さんも素晴らしいかと。男気がある素敵な席亭さん、これからも応援していきたいと思う。
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