アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

立川談志一門会

2009-02-26 06:26:42 | 落語
立川談志といえば、落語立川流の家元にして名人の一人として名前の挙がる一人だ。小生も学生の頃からよく聞いていた。

 ただ、小さん門下を飛び出してから、生で聞く機会が減っていたが(というともうかれこれ30年以上か)、立川流信奉者にあたかも神格化されるがごとく崇め奉られてからは積極的に聞きに行っていなかった。
 とはいえ声門ガンの治療から復帰したなんてニュースを聞くと・・・一度聞いておかないともう生ではどうか、と思い「談志一門会」に出掛けた


 場所は練馬文化センターである。結果的には談志の復帰最初の高座ということで、1000名以上入るホールは立川流の信奉者らしきファンで一杯。
 実は、小生この会のチケットは、市馬と松元ヒロが出るということでゲットしたのだが、誰が出るのか知らなかったし、当日の入り口でもこんな表示で、誰が出るのやら(汗)

 出演者がゲストしかわからない会・・・こんな会は初めてだし、談志が出ないかも知れないという・・・うーん、なんかいいのかこれで(汗)
 肝心の会だが、談修の長短に始まり、談笑の薄型テレビ算の後、市馬の堪忍袋で中入り。今イチオシの市馬、さすがの出来である。しかし堪忍袋でも歌う市馬って(爆)・・・

 中入り後は松元ヒロの漫談が膝に入り、トリには談志がついに登場。さてさて・・・と思っていたが、なんと「つるつる」というけっこう珍しい噺を始めた。
 この噺はサゲがわかりにくいはずなんだが・・・と思いつつ聞いていたが、さすがに病み上がり、往年の切れ味は望むべくもなかった。

 本人もわかっていたのか、「とにかくやれたことが一番」という雰囲気だったが、ファンからすれば聞けただけで満足なんだろうか。
 談志といえば、決して声がいいとか、形がきれいとかではなく、人間の業を切り取って見せてくれる噺家と認識していたが、今それを期待してはいけないのかしらん

 とはいえ、サゲもわかりやすく直してあったし、相変わらずの毒も残っていた。今後生の談志をあと何回聞けるだろうか・・・なんて考えながら味わった。
 残念だったのは、今回も、そう今回で三度目になるが、談志の高座中、またもや携帯の着信音が鳴ったのだ。しかも二回も(怒)・・・ったく練馬文化センターの客は・・・って、小生もその客の一人か(汗)
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