今回、高湯温泉に初めて新幹線を使って出かけた小生、いつもなら宿泊の翌日はまっすぐ車で東京に向かうんだが、今回は新幹線の時間までは少しだが時間がある。
そこで、ガイドマップなど参考にしながら向かったのが岩谷観音だ。高湯は福島駅の西側になるが、こちらは駅を越えて東側になる。
目指す場所に向かっていくと、どこかで見たような景色だなあと・・・そう、六魂祭でブルーインパルスを見たところを通過していたのだ。
それからほどなく岩谷観音に到着した。着いてみると駐車場も狭く、あまり観光地っぽい感じではない。
場所は、信夫山の東端というところで、天然の岩壁を使っているという。福島駅からは15分くらいかしらん。
ここは磨崖仏があるというが、そこに向かう階段が狭い上に急なんてものではない。正直怖いくらいである。息を切らしながら登り切ると、たくさんの磨崖仏が目に入った。
こちらは平安時代末期にこの地の豪族の伊賀良目氏が、持仏の聖観音を安置したのが始まりとされているとか。
階段を登り切ると、小さなお堂のところから解説のテープが聞こえてきた。全部で60体以上の磨崖仏があるという。
中にはかなり風化が進んでいるものもあったが、けっこうしっかりとした像も多かった。磨崖仏というと、大分の臼杵のものや国東半島あたりが有名だし、岩手の一関にも大きなものがあったりするが、こちらのそれは像自体は小さい。
だが、それにしてもひそやかな感じで、隠れた名所ってところか。
この手の歴史を感じられるものがお好きな方には一度見に行かれるのもお勧めである。
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