北京五輪が始まり、テレビを見ているとなぜかよく見かけるCMがある。そのひとつがクボタのCMだ。こちらでご覧になれる。
1分もののロングCMだから、なおさら印象に残るのだが・・・主役は菜葉菜。菜葉菜といえば、以前こんな記事などで、何度か取り上げている。
失礼を承知でいえば、ビジュアルで熱狂的なファンがいるというタイプではなかろう。だが、個人的にはいい役者という認識であり、その芸名も含め印象に残る。少なからず、小生のお気に入りだ。
一言でいえば、この1分ストーリーに感動してしまった。
ストーリーをなぞろう・・・都会に住む菜葉菜は子供もいるお母さんだ。だが、子供の頃の彼女は、農業にいそしむ父(渡辺哲)と将来野菜を作ると約束していた。その父から野菜が届くが、中には「畑をやめる」と手紙が・・・
そんな彼女は、就職で農業を継がず、就いていたのが実はクボタで農作の機械を作る仕事だった。
そして畑で作業をしている父のところに来た彼女は、クボタの作業服姿。後ろには自動運転機能の付いたトラクターとドローンが・・・
菜葉菜のセリフが入る。「約束したもん 一緒に作るって」・・・この段階でオヤジの涙腺はやられてしまう。
そしてトドメが、「ねっ、とうちゃん」と。これには一撃で撃沈だ。最後が「お父さん」でなく、「とうちゃん」というのがなんとも沁みる。
おそらく、彼女はクボタを辞めて実家でお父さんと一緒に農業をしていくんだろうなあ・・・と。
というところでウルウルしている小生に、またぞろ斜にらみの虫が・・・まずその1だ。作業をしている父のもとにサプライズで表れる菜葉菜だが・・・おそらく父のいるところはかなりの地方。前泊しているとしたら、ちょっと演出しすぎでは・・・(苦笑)
その2、何よりドローンはともかくトラクターはどうやって運んだんだ? なんとなく下町ロケットを思い出すが、トレーラーか何かで運んできたのか?
まさか菜葉菜がしこしこ下道を運転して? うーん、気になるぞ。
その3、菜葉菜はともかく、ご主人やお子さんたちとの生活はどうするんだって・・・逆単身赴任? いや「一緒に作る」といいながら機械だけ置いて、生活は元のままか?
そういう細かいところが気になる・・・僕の悪いクセ(←杉下右京かよ)
などと茶化しつつも、毎回ウルウルしながら見ている小生である。やっぱり菜葉菜いいじゃないかって。
不思議な爽やかさを覚える作品になっているのも彼女の存在が大きいです。
クボタのCMを見て、役柄の幅広さに感動しました。
最初に彼女を見たのは2時間サスペンスでの犯人役でした。
その後、後妻業の女とかいろいろなところで、出ているのに気づき、不思議な存在感のあるいい役者だなあと。その幅広さからいうと、江口のり子さんあたりにも通じるかと。