アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

平の高房の食事は優しい

2017-02-09 06:00:00 | 日本秘湯を守る会

平の高房については温泉もとても優しいが、実は食事もすごく優しく、美味しい。これまでも何度か紹介しているが、湯西川温泉は平家の落人伝説のあるところだが、地元の風情を料理に活かしている。

  

 食事処は、広間になっていて、たくさんの囲炉裏が切られている。その囲炉裏での焼き物料理が湯西川の名物になっている。

 湯西川温泉にはお宿も少なくないが、いずれも囲炉裏料理を売りにしているようだ。こちらの宿の囲炉裏では、お餅・イワナ・焼き鳥・一升べらがつく。

  

 一升べらは、つくねのような肉をへらにつけたもので、囲炉裏で焼いていただくスタイル。これひとつで、お酒が一升飲めるというところからその名前がついている。

 まずは、囲炉裏料理を焼いている間に、トップ写真の先付けでスタート。この中にスープとして出ていたのがリンゴのすりながし。

 

 

 たたずまいはデザートだが、これがなんともナチュラルで、身体にしみこむ優しい味である。そう、この優しさが料理にもあふれている。

 さて食前酒に続いて生ビールをいただいたが、一升べらにちなんで、このお宿で毎回お願いしているのが凍結生酒だ。いつものようにお願いすると・・・

  

 女将さんが一緒に持ってきてくれたのが、下写真の杯。予約のときに、誕生日だと告げていたのだが、サービスしてくれたのだ。

 これがなんと・・・栃木の大吟醸。抜群に美味しかったのはいうまでもない。そして、勢いがついたところで、凍結竹酒をいただく。

  

 

 キリッと冷やされたお酒は、文字通り水のように飲みやすく、グイグイ飲めてしまう。料理も刺身や煮物など続いていく。

 そうして、メインのとちぎ和牛が出てきた。これを陶版で焼いていただく。味付けはもちろんわさびと塩だ。

 

 この脂がなんとも優しく、口の中で溶けながら、しつこさもなく、抜群に美味しい。和牛コースにグレードアップしたが大正解だ。

 

 

 

 最後のデザートがこちら・・・揚げ芋ようかんというが、このあんことクリームかなんとも優しい甘さだ。 

 むむ、大満足のボリュームに加えて、すべてに優しい味が身体にしみこむ・・・やはり平の高房は優しい・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

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