ウィルコムのスマホという選択肢

テレビで佐々木希がＣＭをやるようになってから、業績が急回復しているというウィルコムだが、ついにスマホを発売した。



　えっ、ＰＨＳでスマホ？と思ったが、極小化したＰＨＳを３Ｇ回線対応のスマホと合体したデュアル端末のようだ。
　３Ｇでの通信にはソフトバンク網を利用しており、2.1GHz帯／1.5GHz帯の両方に対応する。通信速度は1.5GHz帯のULTRA SPEED利用時に下り最大21Mbpsだ。

　つまり、通話機能はＰＨＳ、データ通信は３Ｇという棲み分けになっているわけだが、ミソは、３Ｇ回線での通話も可能なこと。(電話番号も、070と080または090の二つ持てる)
　よって、デュアル待ち受けが可能で、通常はＰＨＳを使い、電波がダメなときには３Ｇ（ソフトバンク回線）を使用ということができる。



　これは便利だ、通話を意識してスマホとガラケーの二台持ちをしている人も多いが、これ一台ですべてがまかなえるわけだ。
　もちろん、ウィルコムのウリである「誰とでも定額」にも対応しているから、１回１０分までの通話が月間５００回までは無料だ（ＰＨＳからの発信分のみ）

　カラバリも白・黒・グリーン・ピンクの４色。スマホとしては1.2GHzのデュアルコアでオサイフこそないものの、ワンセグ・防水・赤外線にも対応。
　これはかなりいいと感じる。唯一OSがAndroid2.3というところがちょいと・・・だが、4.0へのアップデートも予定されているようだ。



　ランニングコストだが、専用コースの「ウィルコムプランD」。これは月額基本料が980円、Web接続料が315円、3Gパケット定額が5460円の組み合わせで、合計で月6755円。
　これですべてがまかなえるとなれば、これはかなりお得かも。しいていうとこれが3年しばりというところが、新しモノ好きにはつらいかも・・・

　もうひとつ気になるPHSのエリアの強さだが、気になる向きには以前の記事でも紹介した基本料無料のIP回線を導入されてはいかがだろう。
　3Gで発信すると21円／30秒だが、その半額以下に抑えられる。しかも、基本料無料だから、いざというときの使用にはピッタリだ。これで1台で3本の回線を持つことができる。

　なんかここまで絶賛し続けてしまったが、本気でかなりいいと思った次第。iPhoneにこだわりがない人なら、これ一台って・・・ありかも。
　ちなみにMNPも対応というから、他のキャリアからもお気軽に行けそうだ。なんか佐々木希の手下みたいになってしまったかも(←それはそれで満足している節が)