昨今の車関係の記事やニュースを見ていると個人的には「えっ、それって本当なの」と思ってしまうものが多い。
そのひとつが「欧州では完全にディーゼルが逆風で、ハイブリッドが主流になる」というトーンのニュース。
それが証拠にディーゼルの燃費不正問題で大騒ぎになったVWは大苦戦してるでしょ・・・などといった話。
燃費不正問題で数年前に大苦戦したのは、(ディーゼルが輸入されていない)日本でだけのことで、世界的にはトップを維持していたわけだし、そのVWもついに日本にディーゼルを導入し始めた。
また、元々ディーゼル比率の高いBMWもますますディーゼルに拍車をかけている。
さらにいえばMercedesもCクラスやEクラスはもちろんSクラスや新しいAクラス等にも導入しているのが事実。
とても「欧州でディーゼルが逆風」とは思えない。というところで、目に留まったのがこちらの記事。逆風だらけ? いまディーゼル車をかうべきかというテーマだ。
まず気になったのが、冒頭の「日本では好調に売れているものの、世界的には逆風のなかにあるディーゼル車」というくだり。
ディーゼル車に乗っている小生の目から見ると、日本で好調に売れている? とは見えないし、欧州では逆風とも思えない。
むしろ、世界的に逆風なディーゼルはこれから買うべきではないですよ・・・と言いたいのかと思ってしまった。
記事を読み進めると必ずしもそんな一方的なものではなく、まあ中立的なものであったが・・・そこでもうひとつ、こちらの記事を・・・
【これで決着!?】気鋭ディーゼルと新進ハイブリッド燃費ガチ対決 どっちが得なんだ!?!?というストレートな記事。
詳しい内容は、皆さんでご確認いただくとして、「燃費ならハイブリッド」とは言えないことがおわかりになると思う。
ただ、この記事でも笑ってしまったのが、「燃費ガチ対決」と言っておきながら、停車時の振動でハイブリッド車が有利・・・って、そこがポイントかよって。
以前の記事でも取り上げたが、日本の税制はガソリンハイブリッドに優遇する一方でディーゼルには冷たい。
ガソリンハイブリッド車は何年乗っても加重税にならないのに対し、ディーゼルハイブリッド車はガソリン車よりも冷遇されているのだ。
日本では経由が安いので、ディーゼルに乗るメリットは大きいのに、税制では・・・やはり不思議な国である。
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