「えこだ」か「エゴタ」か「江古田」の行方

東京に中野区江古田という地名がある。西武池袋線にも江古田駅がある。テツ＆トモ出身の日大芸術学部があるところだ。というところで、今日はこの話題から。

　まずこの地名、小生はずっと「えこだ」だと思っていた。ところが、中野区江古田は、「エゴタ」と読むことを最近知った。ところが、駅名は「えこだ」なのである。
　さあ、困った。どっちが正しいのか。さらに調査を進めていくと、面白いことが判明した。なんと、江古田駅は、中野区江古田ではなく、練馬区にあるのだ。

　確かに、東京でいえば目黒駅は品川区にあり、品川駅は港区にある。しかし、いずれも区境に至近であり、違和感はない。ところが、江古田駅の場合は、実際の江古田までかなり離れている。
　うーん、こうなると江古田駅と江古田は、そもそも違うものと考えるべきなのか。「えこだ」は地球に優しく、「エゴタ」は自己中心的だとか・・・（笑）

　ところで、地名と駅名が字が同じで、読み方が違うというパターンは、ほかにもあった。昭和５０年代までの北海道の「旭川」がそうである。
　市の名前は、「あさひかわ」であるが、駅の方は「アサヒガワ」だったのだ。確かに、旭川の駅は、川にもほど近いところにあるが、なんとも気持ち悪かった。

　気持ち悪いと思ったのは小生だけではないらしく、昭和６０年頃に駅名も「あさひかわ」に改められた。ホッとしたのはいうまでもない。
　気持ち悪いと言えば、不思議な語感の駅もいろいろある。名古屋の地下鉄で、「イマイケ」と言われたときは、思わず「今行けって言われても・・・」と突っ込んでしまった。

　さらに三重県で、「乾いた顔か？」と言われて、「いや、乾燥はしてませんけど・・・」ということもあった。近鉄線の「川合高岡」駅だった（笑）
　それでも、ＪＲ奥羽本線で山形県にある、「及位」駅に比べれば、かわいいものである。この駅は、「のぞき」と読むのだ（爆）

　恐ろしいことに、この駅のある場所は、「朴木沢」（ボッキザワ）という・・・（汗）