アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

日本はニュージーランドを目指すべき?

2022-05-08 06:00:00 | つれづれ

小生の高校は、下田市にあったため、いろんなところでユニークだったかも・・・だが、あるとき、温泉旅館でやってる「世界のショー」のメンバーが高校に遊びに来たことがある。彼はニュージーランドの人で、英語の時間にゲストとして来たのだった。

 

 それがキッカケで、小生、ニュージーランドという国を意識するようになったのだが、途中のプロセスを飛ばすと、大学時代の恩師とよく議論した結論は、「日本は人口を最低でも半分に減らすべし」だった。

 そう、結果として昭和50年代からすでに予測されていた、現在の危機を100年単位で乗り越えるには、それしかないと・・・

 

 ところが、少なくとも日本はそれとはまったく逆の政策を取り、その点に関しては成果も挙がっていない。

 改めて個人の勝手政策だが、提言したい。「日本はニュージーランドを目指すべし」と。あくまでざっくりとかの国について数字を見てみよう。

 

 日本とニュージーランドはともに島国、面積は日本の72%ほどだ。ここに人口は約500万人・・・なんと日本の4%ほどしかいない。ちなみに、日本並の人口密度だと8000万人くらいになってしまう。

 そして平均所得は約400万円と日本と同程度・・・政権交代も多く、何より投票率が高い。

 

 この水準で国民の8割が別荘を持っているという・・・ここに、日本の目指すべき姿があるのでは・・・と。

 G7だのサミットだのから外れたっていいじゃん、どうせその程度の国だから・・・って思っている。

 

 明治維新の時の日本の人口は約4000万人。我々の多くが間違った江戸時代の姿を習っていて、人口は停滞して苦しい時代だったと認識しているが、決して停滞はしていない。

 浅間山の噴火などによる東日本の人口減少はあるが、西日本はその分増えていて、結果として停滞に「見える」というもの。

 

 何より、維新の頃、農民たちにいたるまで、文盲がほとんどいなかったという事実は、寺子屋に子供を通わせる財力があったことの証である

 小生は、この4000万人ぐらいが、日本の定員としてちょうどいいのではと思っている。所得はかわらなくてもいい。

 

 その代わり、土地の値段は激変する。日本サラリーマンの多くは、一軒の家を持つために、一生を捧げるようなものだが、それが変われば、生活は変わる・・・

 そう明治以降の100年で、日本の人口は3倍になってしまったのだ・・・もっといえば、戦後の高度成長時代の人口の伸びもまたすごい。

 

 当時を否定するつもりはないが、少なくとも今こそ日本は、人口を減らさなければいけない・・・そう考えている小生である。

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4 コメント

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Unknown (sekoisyougioyaji)
2022-05-08 13:05:17
日本の場合、人口の中身が劣化がひどいですからね。
スマフォどころか、電子マネーやメールすら使えない国民が多過ぎで、
政府の人の苦悩も頷けます。
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Unknown ()
2022-05-08 14:52:47
sekoisyogioyajiさま
いつもありがとうございます。おっしゃるとおり、人口もさておきながら、その中身も問題ではありますよね。
生産に寄与しないだけでなく、消費にも寄与しないとなるとではあります。
返信する
親権以上に考えさせられた凄い提言 (大石良雄 おおいしよしたか 本名)
2022-05-09 08:10:02
拝啓 お師匠様の今回の「物凄く考えさせられたご提言」即席ながらぜひ参加させて下さい。
*「日本の産めよ増やせよの発想根源は、高齢化に在る」
 此処がどうも最大のポイントの様です。お師匠様も先刻ご承知の通りこの「少子高齢化=先進国特有の世界共通問題」ですが、実はシナ中国みたく「人口抑制の為の孤独一人子政策の歪さ」によりある意味意図的に人口高齢化が進捗し、近い将来必ず地獄に陥るシナ中国とは異なります。日本の場合とにかく人口の高齢化により年寄り老いぼればかりが増えて(かくいう自分の猛省も含め) 全てを圧迫している危機感によるものです。
*「お師匠様ご提言の人口半分減員説を実行するには、年寄り老いぼれに早く往生させ若い者達中心にする」
 この相当な覚悟が絶対に必要です。このニュージーランドと言う国は自分もオーストラリア同様に実は興味関心を持っていますが、、、日本との根本的な相異は「周囲安定型=俗に言うガツガツとスケベ根性出さずに観光、農林業、牧畜等を中心に周辺国とも適度な距離を保ち、静かに安定して国を維持させよう」と自分には見えます。何せ地球上の素晴らしい位置に属し、メーンパワーも60%が水力発電と。公用語も豪州英語、人口比率も日本よりも何かと若い。こうしたどうも「日本の置かれている立場状況とはずいぶんかけ離れた立ち位置なのがニュージーランド」ですね? としたら「お師匠様の提言される人口半分抑制説を実行するには、日本の立ち位置ではかなり難しい」のでは? 何せ日本の周囲周辺には八方敵だらけであり周辺国との問題も多々、本国アメリカの属国と言う事もあり(これはもう江戸時代以前の頃からの定められた性癖?ともいえる事で、米国核傘下にある以上永久にこの状態でしょう 良し悪しに関わらず) 人口半減には到底アメリカの承認は得られないでしょう。観光立国化と言っても所詮は「付け焼刃」であり豪州とは根本的に違う。
*「其処でまず自分の提言では、徹底した尊厳死の憲法定義。本人望まぬ延命治療の厳禁。人類最後の自由である自死に対して、他者他人宗教屋医者屋等の余計な口出しを厳禁し、自由を認める憲法上の社会基盤整備」
 まずここから始める必要があります。特に日本は欧米東南アジアから徹底して遅れているのは「つまらぬ独りよがりのくーだらねぇ似非倫理観にしばられ、常に何かを恐れ責任をおっかぶさせられるのを嫌がる傾向」これこそ即刻排除すべきです。特に、他者他人の医療行為や周辺行為に対して「聞かれてもいない似非正義感を振りかざし、テメェで銭金も出せねぇ分際で余計なくちばしを差しはさむ」愚行が余りに多い=此処に一億層評論屋と小馬鹿にされる所以です。此処に賊に言う「島国根性」ってぇものが見え隠れしている。特に昭和の生き残りに多いですねぇ。令和ももう4年ですのでねぇ。

今回、こうしてご縁あるお師匠様より凄い提言を頂き即席ながら勉強させて頂きましたが日本は
「緩慢なる自滅の道を歩む」しか無いと思われます。大変残念ではありますが、今回は本当に勉強させて頂きまして有難うございました。 敬具
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大石様ありがとうございます ()
2022-05-09 09:54:42
限られたブログの記事で、すべてを語りつくすにはとても無理があるのですが、意のあるところをおくみいただき感謝です。
 ご賢察の通り、人口を減らす手段はといえば、荒っぽくいえば、お年寄り(自分も含めて)には早くお亡くなりいただくしかないのです。
 これも、高度経済成長の頃のいわゆる「団塊の世代」を生み出したベビーブームのツケではありますが・・・ただ、日本においては人口=国力とかたくなに思っている節があると小生は考えています。
 GDPでも全体の数字は話題になるのに、一人当たりGDPは話題にせず、いまだに世界のトップクラスと思い込んでいる・・・アジアにおいても、一位どころか毎年のように順位を下げている・・・
 実際、フランスやイタリア、ドイツと比べても圧倒的に多い人口が合理的なのか・・・と。翻って、一流国である必要があるのかと・・・そこから議論を進めてほしいと思っている小生ですが、アメリカのことを含め、極めて非現実的な議論なことも承知してはおります。
 ただ、オフィシャルには言いにくいのですが、年寄り優遇政治は限界にきているかとも。そもそも人口政策はこうしたやりくりを考えると50年から100年かかるテーマですので、何もせずに戦後過ごしてきたツケは大きいかなと。
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