京のお勧め「みつ」

先日京都に行ったと書いた。その夜、立ち寄ったお店を今日は紹介しよう。実は、今のデスクのあるスタッフから、京都に行くなら、ぜひ・・・と紹介されたお店だ。

　お店の名前は、「おばんざい　みつ」という。おばんざいを中心にした居酒屋だ。ネットで検索すると同名の祇園のお店もあるので、ご注意が必要だ。
　場所は、四条河原町から少し南に下がったところにある。西木屋町の松原である。高瀬川に沿った路地を行くと、ひっそりした入り口が見つかった。

　小生は京都にいたので、土地勘があるのでよかったが、初めて行く人には、ちょっとわかりにくいかも知れない。
　入り口を入ると、いきなりパーッと明るい店内が見える。カウンターにわずかな席という、こじんまりしたお店である。

　いかにも気のよさそうなママさんが、好きなおばんざいを作ることをテーマにして開店したというだけあって、お初とは思えないほどの居心地のよさに包まれる。
　予約していたこともあり、高瀬川を目の前にしたカウンターに座れたが、なかなかオシャレだ。わいわいやる店ではない。気のあった小人数で、静かに飲む店だ。

　とはいえ、敷居も低いし、もちろんおばんざいも美味しい。この日は二次会で行った関係もあり、あまり食べられなかったが、次回は・・・と思わせてくれた。
　肝心のお酒だが、焼酎も豊富だが、この日は日本酒にした。これまたいい銘柄が揃っていたので、クイクイと冷でいただく。

　昔の仲間と静かに思い出話などしていたら、隣の席のおじさんと落語の話で盛り上がってしまった(笑)。こんなハプニングも、なぜか自然に感じられてしまう。
　気がつくと、ずいぶんと遅くなってしまった。ママさんにお礼をいいつつ、精算していたところに、デスクのスタッフからママさんに電話が入った。

　なんとも手作りの暖かいお店である。京都に行かれたら、一度お立ち寄りになることをお勧めしたい。料理も美味しいが、何より京都のいい空気に包まれていい時間が過ごせる。
　あっ、もちろんお値段もお手ごろなので、ご心配なく。ママさんの笑顔にきっと癒されること請け合いである。

　もう一度京都に勤務したら、けっこう通いつめそうな・・・そんな店である。