アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

伊勢内宮参拝

2013-10-30 06:00:28 | つれづれ
さて、外宮の参拝を済ませた小生、バスに乗って内宮に向った。近鉄の駅で言うと伊勢市の次が宇治山田で、伊勢神宮観光の拠点となっているが、地理的にはさらにひとつ先の五十鈴川駅が内宮には近いようだ。



 とはいえ、いずれの駅からも徒歩というのは現実的ではなく、バスやタクシーを使うことになる。よって外宮から内宮向けのバスに乗れたのはラッキーだった。
 さて、目指す内宮は、五十鈴川にかかる宇治橋を渡るところから参拝が始まる。橋の手前に外宮同様、由来が書いてあった。



 こちらの正式名称は、皇大神宮といい、ご存知天照大御神を祭っている。御鎮座が垂仁天皇の御世というから、外宮よりもかなり古い。
 天皇の代にして10代違うわけだ。実は、古事記も日本書紀もこのあたりの時代設定は、かなり水増しされているので、歴史的に正確な年数は読みにくいが、おそらく200年くらいは差がありそうだ。

 いずれにしろ、記紀でおそらく実在が確かだろうと言われている、実質初代の崇神天皇の次の時代だから古いなんてものではない。
 ちなみに垂仁天皇は、歴代の天皇で初めて、飛鳥ゾーンでないところに陵を築いた天皇であり、そのすぐ近くに外宮のときの雄略天皇の陵があるのは偶然だろうか。

 さて、宇治橋を渡り五十鈴川のほとりに足を伸ばしながら、参道を進むと鶏がたくさん放し飼いにされている。
 えっ、なんで・・・というと、天照大御神の天岩戸神話で、岩戸の前で鶏を鳴かせたというのにちなみ飼われているという。



 歩いていくと、ちょうど記念式典として戸隠神社の神楽が行われていた。考えてみれば、戸隠も天岩戸神話だし、今年行っているから何かご縁を感じる。
 さて、いよいよ本宮に到着である。基本的な作りは白木の丸太の掘立柱にかやぶきの屋根であり外宮と同じだが、千木の切り方が違っていたりする。


 何より神域のスケール感が違うので、パワースポットとしてさらなるパワーを感じる。ここから外宮同様に別宮をたくさん巡る。途中にある倉庫の建物など、完璧に高床式倉庫の形であり、弥生時代の様式を伝えるものとしても貴重である。
 この遷宮については、天武天皇のときから行われているという。

 そういえば、天武天皇は壬申の乱のときに、ここで必勝祈願をしている。もしかしたら、遷宮は、そのときから行われていたのかしらん。
ちょうど桶狭間の戦いの際に、信長が熱田神宮に必勝祈願をし、そのお礼に土塀を築いたようなものかしらん・・・

 ぼんやり帰りの道を進んでいくと、さっき戸隠の神楽をやっていたところで、今度は出雲の神楽をやっていた。
 そういえば、今年は60年に一度の出雲大社の遷宮の年でもあった。サイクル的にいうと、昭和28年以来のこととなる。

 おそらく、小生的には出雲大社の遷宮は、最初で最後の年になるはず。伊勢神宮はもう一度あるかしらん・・・無理かなあ。
 となると、今年は戸隠・伊勢と来たからには、なんとか出雲にも行かなくちゃ・・・って。
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