大リーグの大谷選手が、全国すべての小学校(ここに特別支援学校までも含むところが大谷選手らしいが)に小学校低学年用のグローブ3個を寄贈することが話題になっている。
基本は海外も含め、好意的で絶賛・・・というところだが、例によってへずまりゅうやいろいろな人が、「3個でどうしろというのだ、小さい奴だ」などと騒いでいる。
まあ、そもそも相手にする必要などないと言えば、そのとおりだが・・・今回のミソは全国すべての小学校への支援だというところだろう。
読者の皆さんもご存じかと思うが、世界的に見れば、野球はマイナースポーツで、サッカーなど比べるべくもない。
「なぜ」と言われると、いろんな事情はあろうが、サッカーはボールひとつあればどうでもできるのに対し、野球は用具がいろいろ必要というところもあろう。
その野球の基本中の基本はキャッチボールなわけで、グラウンドでなくともできるが、逆にグローブはマストだ。
そこで2個・・・というところに左利き用の1個を加えて3個というのが、今回の寄贈のベースという。
小生の小学校には、野球部はなかったし、中学校にもなかった。仲間とソフトボールなどやったが、グローブも満足になかった。
また左利きの仲間は、自らの専用グローブを買うしかなかった。そうしたことまで考えている大谷選手ってやっぱり・・・と讃えたい。
小生も仲間がグローブを購入する中、遅ればせながら買ってもらった時の嬉しさは忘れられない。手入れとして、グリースを塗るときのあの匂いも、やたら嬉しかった。
すくなからず、グローブが入手できずにキャッチボールをしたくても・・・という子供はいるはずだ。
野球というスポーツの底辺を広げる意味で、この寄贈がもたらす効果は極めて大きいと考える。
運動音痴の小生だが、ガキの頃はやはり王・長嶋に憧れたものだ。学校での話題の多くは、前日のナイター中継だった。
今では、ナイター中継そのものもなくなっていたりして、ますます野球もマイナー化している。そんな中で、この寄贈、あまりにかっこいい。
やっぱり大谷選手ってすごい! そう思った小生だ。
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