技能五輪国際大会
今年の8月22日(木)~27日(火)の期間で、第45回「技能五輪国際大会」(正式には
「国際技能競技大会」と呼ばれます)がロシア連邦のカザンで開催されます。
この事を知っているのは関係者以で、全国でどのくらいの数の人達でしょうか?
わたしも、2年に一回なので、もうそろそろなのかなと思って、検索して解かりました。
興味の有る方は「技能五輪国際大会」で検索すると、「中央職業能力開発協会」が出ますので、「技能五輪国際大会」をクリックすると、表示されますが、実に貧弱な扱いです、とても「43職種・49名」を送り出す国際大会のページとは思えません、「中央職業能力開発協会」は「国民に知られないように」、こっそりと運営しているのかと邪推したく成る様な扱いです。
それと、当然毎年、「技能五輪全国大会」が開催されていて、国際大会の前の年の大会は、国際大会の選考を兼ねているようです。
それなのに、これらの大会に関する記事をどのマスコミで目にすることはありません、スポーツや芸能やお笑いなどは、毎日これでもかと言いほど垂れ流しているのに。
日本の報道機関は口では、物造り日本と言いながら、本心では、日本の色々な職能の技術が向上して行く事を望んでいない、と言うよりむしろ衰退する事を望んでいるように思えるのですが。
これは、国も同じで、技能五輪にどれだけの関心を持っているのか、予算はどうなのか?
同じ五輪でも、オリンピックと比べてどうなのか? AIやITがいくら発達しても、物を造る人の技術や運用する人の技術、サービスをする人の技能がなくなれば、単なる「仮想現実」の世界で終わるのではないのだろうか?
AIやITが発達すれば便利になり、楽になり、良い事が沢山あるが、「電卓が出来て暗算が出来なくなり」、「携帯が出来て電話番号を覚えられなくなり」「カーナビが出来て地図を覚えられなくなった」のように、世の中便利になった分だけ、人はその能力を失っていっている。どこかで、留まらないと、機械装置がないと何も出来ない人間ばかりになると、恐ろしいですね。
「技能五輪国際大会」のページを添付しておきます、過去の成績では、近年日本の成績は見る影も有りません、物を考えそして手を動かし身体を動かして汗をかく、それを良しとする世の中でなければ、若い人達がやる気ならないのも仕方ないのかもしれませんね。