現代の町屋を提案する(有)インターハウス捷 伊藤捷治 住まいに係る話や・その時々の思いを綴っていきます

住まいに係る、色々な思いや、その時々に思った事を、取り留めもなく、綴ってみたい

明日は大寒

2019年01月19日 20時54分41秒 | 日記

1月20日は二十四節季の一つ「大寒(だいかん)」です

明日1月20日は二十四節季の一つ「大寒」です。「大寒」は旧暦の十二月、丑の月の中気で、新暦1月20日頃になります。天文学的には、太陽が黄経300度の点を通過する時を言い、冬の季節最後の二十四節季です。

寒さの絶頂期で、一年の内で最も寒い季節で、(なぜこんな寒くて色々支障が出やすい時に大学のセンター試験をするのですかね)寒の入り(小寒)から数えて16日目当たり、色々な寒稽古が行われる時期でもあります。しかし、沢は凍り付いていても、蕗の花が咲き始め、鶏が卵をかえし始める頃だと言われ、春はもうすぐそこまで来ています。

                                                        別の話ですが、1月17日は「冬の土用の入り」です、2月4日の「立春」までの18日間が「土用」です。近頃では「夏の土用」しか話題になりませんが、季節の変わり目の、立春・立夏・立秋・立冬の前18日間が「土用」です。立秋の前の18日間が「夏の土用」です。

「土用」は「陰陽五行説」に基づいています、いわゆる「木・火・土・金・水」です、五行説では世の中の全ての事象は「五行」に含まれ、全てが「五行」に配当されるとされています。ここでは、色だけにしますが、・青(緑)色が木気 ・赤色が火気 ・黄色が土気 ・白色が金気(*1) ・黒(紫)色が水気 と言う配当になります、季節に配当すると、春が木気 ・夏が火気 ・秋が金気 ・冬が水気 これに色を合わせると、青春・朱夏・白秋・玄冬となります、では「土気」はどこにいったのか、それは、四季の終わり、春夏秋冬の90日から最後の18日が「土用」に割譲されている形になっています。

季節は陰の冬から陽気発動の春へ、春から盛陽の夏へ、夏から陰の萌す秋へ、秋から万物が枯死する極陰の冬へ循環します、冬は唐突に春になるのではなく、春もまた直ちに夏に移るのでは有りません、そこで、各季節の間にいずれにも属さない中間の季(とき)があり、それが各季節の季(すえ)におかれた18日間の「土用」です。「土用」の責務は季節の循環

の促進にあります。「土気」の作用の特色は万物を土に還(かえ)す死滅作用と同時に万物を育みそだてる育成作用、その両義性にあります。

「土用(土気)」の効用は強力な転換作用にあり、死すべき季節を殺し、生まれるべき季節を育む、それによって一年は順当に推移しているのです。

そこで、「五行説」を信じるなら、「黄色(土気)」は気を付けて使わないといけません。元気で調子の良い時は延びるのでしょうが、弱っている時には、叩かれるかもしれません。(アニメ「もののけ姫」の「シシガミ」の様な存在だと思えば近いかもしれません)

もちろん、「水気」の人は、五行説の「相剋」に当たりますので、避けたほうが良いとおもいます。ついでに五行を方角に配当すると、木気が東 ・火気が南 ・金気が西 ・水気が北で、土気は中央です。

(*1)金気の「金」は黄金の「金」では有りませんし、ましてや金銭ではありません。私は、その色と木を切ると言う事から「鉄」だと思っています


国交省の情報

2019年01月18日 21時29分39秒 | 暮らし 建築に関わる事

国土交通省の情報です

 

消費税率10%への引上げ後の住宅取得に

 「メリットが出る支援策を用意」

 予算案、関連税制法案が今後の国会で成立する事が前提ですが、

「消費税率の引上げに伴う4つの支援策」が施行されるようです。

 添付のチラシ(2枚)に概略があります、それと、「次世代住宅ポイント制度の概要」

 のチラシも添付しています。

 次世代住宅ポイント制度は、以前のエコポイントと同じ様な物のようです。

 何かの機会に国は、色々な施策を出すのですが、それは、本当に建築主の為を考えているのか? なにか「目の前にアメをぶら下げて」なにかの方向に誘導している様に感じるのは私の感覚が曲がっているからかな。

 それにしても、イギリスのEU離脱のごたごたいかんに因っては、景気後退で、また消費税率の    10%が見送りなるかもしれませんね。


1月6日は旧暦十二月一日

2019年01月05日 15時12分33秒 | 日記

1月6日は旧暦十二月一日

 

明日1月6日は、旧暦の十二月一日です。

和風月名は「師走(しわす)」です、月名の由来は、(しわす)を「師走」と書く由来については、色々な説があります。

十二月は一年の終わりで、皆忙しく、師匠といえども趨走(すうそう)(ちょこちょこ走ること)する、というので「師趨(しすう)」となり、これが「師走」となったとするのが一般的な説ですが、また、師走の「師」は法師のことで、十二月には僧を迎えて経を読ませる風習があったので、師がはせ走る「師馳月(しはせづき)」であり、これが略されたものであると言う説もあります。

また、「としはつるつき」または「としはするつき」の訛りだと言う説もあります。

現代では、「歳極(としはつ)の略転とか、あるいは万事、為果(しは)つ月の意味。又は、農事終るの意味か」と言う説もありますが、「語源不詳、『師走』は当て字」とするのが、納得がいくようです。

 平成31年になってからもう6日になりますが、旧暦では6日からが十二月です。

旧暦では十二月は冬の終わりの月、今年は旧暦十二月三十日(旧暦の大晦日)が丁度、新暦立春(2月4日)に当たります。

※九州最北端の和布刈神社(めかりじんじゃ)では、旧暦の大晦日の夜中の12時から、松本清張さんの小説にも登場する、古から行われている、「和布刈り神事」が行われます。

 

平成31年の干支は「己亥」(つちのとい)(キガイとも読みます)干支は「十干」と「十二支」の組み合わせで、60年で一巡します。

五行説で言えば、己は土気の弟、亥は水気、土気と水気は相剋の関係にあり、相性は良くありません、だから、不安定な年になるかもしれませんね。

十干の各文字は、その中に万物(植物)の栄枯盛衰の象を内蔵しています。

それで、「己」の象意は、「己」は紀で、草木が繁茂して盛大となり、かつその条理が整った状態を意味します。

十二支の各文字に鼠・牛・虎、等の十二の獣が配されていますが、それが初めて視られるのは、後漢の王充の「論衝」ですが。十二支は後漢より千年数百年前の殷の時代頃にはすでに使われていたと言われます。

しかし本来、十二支の十二字の示す象意は、十干とほぼ同じで、植物の発生・繁茂・伏蔵の輪廻です。

そこで、「亥」は閡(とじる)るで、万物の生命力が凋落し、すでに種子の内部に生命が内臓された状態です。

それで、今年の干支を象意から考えると、「絶頂期」と「辛抱の時」を合わせ持ち、不安定な一年をどう過ごすか、大胆に出るか、慎重に過ごすか、どうしますかね。

 

また、十二支は、年だけではなく、月にも日にも時間にも、そして方角にも使われます、十二支は現代でも色々な時、処に生きています。例えば11時から13時が「午の刻」でした、だから、12時が正午、それから前が「午前」、後が「午後」です。


省エネ基準適合義務化に反対んパブコメ

2019年01月03日 15時17分01秒 | 暮らし 建築に関わる事

今後の住宅・建築物の省エネルギー対策のあり方について

(第二次報告案)

省エネ適合義務化に反対のパブリックコメントを提出しました

※下の表はパブコメのフォームには表示されませんでした。

 

小規模住宅の省エネ基準適合義務化には反対です。

住まいで、どのような暮らし方をするかは、建築主の考え方に任せるべきで、

個人の暮らし方を法律で規定するものでは、無いと思う。

だから、努力目標くらいに止めるべきです。

省エネルギー基準が、高気密高断熱化を目指しているのなら、それは、住宅の暖房に関わるエネルギー消費の削減を目指しての事だろう。

だとしたら、2015年に資源エネルギー庁が出している、「世帯当たりのエネルギー消費原単位と用途別エネルギー消費の推移」(添付)を見ても解かるように、1973年から2012年の推移を見ると、総エネルギー消費は、1.3倍、しかし暖房のエネルギー消費は「ほぼ横這い」

給湯のエネルギー消費は「微増」それに比べて動力・照明(家電)のエネルギー消費は「ほぼ2倍」になっている。

住宅の省エネルギーを考えるのなら、家電の抑制を検討するのが、妥当だと思うのですが。

まさか、建築工事費の増額(4~5年前どこかの国の期間が出していた120~200万円増)を狙った、建築主を犠牲にする、ビジネスの活性化が目的では、無いでしょうね。

 


あけましておめでとうございます

2019年01月03日 11時27分05秒 | 日記

あけましておめでとうございます

今年もよろしくお願いします。

 

私が毎年購入している旧暦カレンダーの今年の概況では、

悠早季移(ユウソウキイ)(悠々と早まりゆく季節の移ろい):水害注意とあります

因みに、昨年は:台風に注意でした

そして、四季の見通しは

(春)同過竹秋(ドウカチクシュウ)暦どおりに過ぎる竹の秋――暦どおりに過ぎる春

(夏)同流麦秋(ドウリュウバクシュウ)暦どおりに流れる麦の秋――まだ、暦どおりに流れる夏

(秋)早訪竹春(ソウホウチクシュン)暦より早い訪れ竹の春――少し早めの秋の訪れ

(冬)早喜春燐(ソウキシュンリン)暦より早い喜び春隣――早めに冬が終わり、春が来る

と言う事ですが、今年の季節は、こんな風に移ろっていくのでしょうかね。

 

そして、今年の干支は「己亥(きがい)」(つちのとい)(亥に猪の意味は有りません)

五行説で考えると、「己(つちのと)」は土気の弟、また、「亥(い)」は水気、土気と水気は相剋(相性が悪い)の関係にあり、不安定な一年になるかもしれません。

また、「己亥」それぞれの文字の象意で考えると、

「己(き)」は紀で、草木が繁茂して盛大となり、かつその条理が整った状態を表します。「亥(がい)」は閡る(とじる)で、万物の生命力が凋落し、すでに種子の内部に生命が内臓された様を表します。

この極端に違う象意をどう考えるか、

今年を好機と見て頑張るか。

今年はじっと辛抱して内なる生命を来年に向けて育てるか。

さあ、今の自分なら、どうしましょうか。

年頭に当たって、自分なら今年をどう生きるか、少し考えて見ても良いのではないでしょうか。