賭博覇王伝 零 ギャン鬼編 感想

賭博覇王伝 零　ギャン鬼編　第10話　決着


　ゴルフ対決、決着。



　‥‥まさか、ホントに「カップの中に氷を入れておく」なんて手を使うとは思わなかった。


　第２話の感想でも書いたけどさ、こんなのホールインワン防止くらいにしかならないと、僕は思うんだよね。



　だって、気付くじゃん。
　こうやって、カップを覗き込んだら、フツーは気付くじゃん。
　つか、ここまでして気付かないなんて、作者都合にも程があるだろ。

　しかも、通常のゴルフならともかく、これまで散々騙され続けているんだよ？
　その上、パット直前で、自称ギャンブラーが一千万円を賭けるとか言い出したんだよ？
　疑って、訝って、怪しんで、不審がって、不思議に思うだろ、石塊程度にでも知能があれば。


　いずれにしても、氷に気付かれたらアウツ、偶然に入ってもアウツだなんて、目の粗い作戦だったな。
　それに、一千万円を賭けたのは、どの辺が「パットが入らなくなる魔法」だったんだ？
　勝負の事だけ考えたら、むしろ警戒心を抱かせ、自らの勝率を下げるだけの行為だったんじゃないの？




　あと、零の４打目だけどさ、



　こうやって球が浮いていたら、カップインした事にならないんじゃないの？

　調べてみたところ、「JGAゴルフ規則 定義27」には、「球がホール内に止まり、球全体がホールのふちよりも下にあるとき、その球は「ホールに入った」という。」とある。

　でも、零のボールは、どー見ても、カップ（ホール）の縁よりも上に出てる部分があるよな‥‥。




　最後に。

　今回ラストの零は、無茶苦茶言ってたな。



　素人だから、勝つためにイカサマしても許される。
　オレルールでは、後からイカサマがバレてもオレの勝ち。
　ダメだと言うなら、オレ達が勝つ方法を言ってみろ。


　‥‥意味分からん。
　そんな、「オレの世界のオレルール」ばかり並び立てられても。