賭博覇王伝 零 ギャン鬼編 感想

賭博覇王伝 零　ギャン鬼編　第38話　選択


　ビール注つぎ勝負は、ビールとグラスの選択からスタート。
　零が各々異なる２本のビールと２個のグラスを用意し、社長が先に片方を選択する事になった。

　社長によると、グラスは下が細くなっている方が泡立ちやすいらしい。
　また、ビールも冷えていない方が泡立ちやすいのだとか。

　勝負内容のバカバカしさと、社長の真剣さとのギャップに笑った。
　こんなゲームにマジになっちゃってどうするの。


　結局、社長はビールを先に選択。
　グラスの構造差が僅かだったのに対し、ビールの温度には明確な差があったらしい。

　それを受け、グラスを選んだ零は、先にビールを注ぎ始めたのだが、



　注ぎ終わってみれば、ビールは半分以上が泡になってしまった。

　これはちょっと予想外だった。
　ビールって、傾けたグラスに静かに注げば、ほとんど泡は立たないと思うんだけど。

　でも、展開的には、零が無泡ビールで勝つより、社長に泡ビールを作らせて勝つ方が良いのか。
　女の娘が注いだビールを泡だらけだと非難した社長が、それ以上の泡ビールを作れば面目丸潰れだし。


　もしかして、零が半泡ビールを作ったのもワザとなのかね？
　自分の勝ちだと思えば、社長は余裕ぶって黄金比の7:3でビールを注ぐと読んだとか。
　で、零はそのビールの泡をちょっとだけ増やして、見事に勝利。

　ただ、ビールの泡を増やすといっても、どんな方法があるだろう？
　グラスに塗っておくと、ビールが勢いよく泡立つ物質って何かある？
　仮にあったとしても、零が事前に仕込みをしていたなんてのは、ちょっと無理があるよなぁ。


　他の勝ち方としては、社長に制限時間の５秒をオーバーさせるとか？
　簡単に勝てそうではあるが、それでは今一つカタルシスに欠ける気もする。
　時間が経って、先に注いだ零のビールは泡が減っていた、なんてのは認められないだろうし。