過去に1回だけありました。
私がスーパーの魚屋さんで働いていた時です。
昨日のアジで思い出したお話を・・・
私の勤務していた大型スーパーの鮮魚売場は
社員が 課長・課長代行・ヒラの私の3人だけで
あとは3人の職人さんと
約30人のパートさんで
キリモリされていました。
魚を扱う職人気質の仕事でありながらも
サラリーマン社会のネチネチっぽさを兼ねそろえ
更に女性(パートさん)の派閥が入り乱れる
人間横丁のような職場であり
ツラい事も多く
私はよく冷凍庫に隠れて泣き
頬にシモヤケができていました。

グッタリしたアジに出会ったのは
大量に仕入れられたマアジを
お刺身用に3枚におろしていた時でした。
本社から 刺身で出すよう指示されていたものの
あまりにグタッとしていたので
『今日のマアジは全て加熱用で!』
と勝手に決めました。
皆も嬉しそうだったのを覚えています。
皆、今日のマアジの具合が悪いことを知りながら
刺身用で売るのがイヤだったのだと思いました。

周りに上司がいなかったからできたことですが
私の人生において
私がリーダーシップを発揮したのは
後にも先にも、この時のみです。