早朝、薄暗闇の中を自転車で走っていると、近くは前照灯の照らす範囲のモノしか見えない。遠くのモノは、赤い空をバックにした堤防や、建物や大きな木の黒い影絵が見える。そんなモノトーンな景色の中を、ひたすら単調にペダルを踏んでいる。それでも、ジジが勝手に決めた自転車コースの名木の近くへ来ると、その影絵を見る楽しみはある。今は堤防の栴檀の木の横を通る時が、時間的に影絵を見るに適している。只、先日、道路に伸びてきた大きな枝を造園屋さんが伐ってしまったので、その影がくっきりと見えて痛々しい。早く、小枝が出て来て、切り口を覆ってくれることを。
走行データ D:25.30 T:1.27.48 A:17.3 M:32.7 O:28023
走行データ D:25.30 T:1.27.48 A:17.3 M:32.7 O:28023