何度も書きますが介入型片手袋は落とした人、それを拾ってあげた人、人と人との見えない繋がりの象徴です。
「都会の人間関係は冷たい」などと安易に言ってしまいがちですが、少しくらいの優しさなら都会のいたる所で見付ける事が出来るのです。
さて、そんな介入型片手袋の中でも特に驚かされるのがこちらです。
拾ってあげた上に、袋にまで入れてある片手袋。この写真なんて軍手なんですけど、世の中には軍手一つにそこまでしてあげる人が確かにいるんですよ。
昨年末にも袋入りの片手袋に出会いました。
こちらは介入型電柱系片手袋でしたが、袋に入れてあげる繊細さと、それをガムテープで電柱に貼りつける豪快さが絶妙でした。
さて、この片手袋を見付けた夜の事。物凄く強い風が吹き、雨もポツポツと降り出して荒れ模様の夜です。僕は寝る前、布団の中で「あの片手袋、袋に入っているとはいえ、この天候じゃもたないかもな」と心配していました。
そして次の日の夜。再びこの電柱の前を通ったら…
袋がジップロックに、ガムテープも一点から二点止めに格上げされていました!
皆さん、僕はこれを見た時に、「“おもてなし”って大袈裟な事じゃなくて、こういう小さな気遣いなんじゃないか?」と思いましたよ!
誰も気づかないような所で、様々な物語が繰り広げられていますね。