語りつぐ沖縄平和の会

沖縄でガマや基地の案内をしています。
一緒に平和を考えませんか。

 つながろうフクシマ!脱原発第3回オキナワ平和音楽ライブ

2013年03月24日 | 脱原発、震災復興


 つながろうフクシマ!脱原発第3回オキナワ平和音楽ライブ   

 主催:沖縄県労働者音楽協議会   後援:那覇市職員労働組合    

 開催日:平成25年3月10日(日)14:00~17:00

 場 所:国際通りトランジットモール(守礼堂前)

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 語りつぐ沖縄平和の会 と 沖縄県労働者音楽協議会(沖音協)は、両方に加入しているメンバー(平良、本村光雄、本村文代)もいて、
相互に連携しながら、活動をしています。

 今回は、その沖音協の活動報告を行います。

 安倍政権が、脱原発を交代させ、経済界の意向を受け原発再稼働に向けて動き出しています。
毎週金曜日に、官邸周辺での抗議行動が、継続的に行われていますが、マスコミが取り上げることはありません。

 核廃棄物の処理方法が、まだ決まっていない中で、原発推進することは、今のために未来を犠牲にすることです。

 また、福島原発の廃炉もままなりません。その周辺では、子供の甲状腺異常が現れています。

 そうした状況から、「つながろうフクシマ!」をスローガンに、3月9日から3月11日の3日間は、全国各地でフクシマ連帯の取り組みが進めらました。 沖音協として、福島に連帯し、表記の路上ライブの取り組みをおこないました。




国際通りのトランジットモールは、歩行者天国のようなもので、毎週日曜日に実施されています。沖音協所属の小一バンド 平良彰一さんと同じNTT職場の仲間である 江洲さん(写真下)は、『沖縄県のベロタクシーNPO ecomo.i』を、国際通りの活性化・福祉・環境活動の一環として2004年から運行しており、通り会の取り組みと連携しながら、今回の路上ライブを行っています。

司会は、福島県から沖縄に避難をし、現在那覇市の教育委員会で臨時職員をしている 齋藤 瞳さんが、快く引き受けてくれました。
お茶目でチャーミングな女性です。



沖音協のメンバーをはじめ、趣旨に賛同した 8つのグループ・個人が出演してくれました。
写真の若手グループのコウヘイ君は、レゲイラッパーで、反オスプレイの歌を披露してくれました。
先が楽しみな若者です。

沖音協は、連合オキナワメーデー祭典の出演と、5・15平和行進への出演を予定しています。

今後も、平和の歌、脱原発の歌、はたらくものの思いを歌にして、「つくり・うたい・ひろげ、つなぐ」活動を行っていきます。(事務局次長 平良昌史)

福島第一原発収束作業員

2013年03月03日 | 脱原発、震災復興
「NPO法人チェルノブイリへのかけはし」という方が、
1月4日0時25分にFaceBookに投稿しています。オリジナルは、
http://www.facebook.com/npokakehashi/posts/455668991149151
以下は、その引用です。(事務局次長 平良昌史)

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絶対に拡散してください。今の日本の政府、東電はなくてもいい、何も
しないでくれ!と思うことが多い。
フクイチに神々がおり、そこに今の日本のすべてがあります。
私たちがここを忘れたら、東電同様に「人」ではなくなってしまう。
私たちが今、呼吸をして、生きているのも、人間の形をした神々のおか
げであることを決して忘れないために。

年越しも休めなかった、福島第一原発収束作業員のKさんの文章です。


総選挙の総括と分析で、まだしばらくは討論が続いていくものと思われ
ます。その中でみなさんに少しだけでも考えていただきたいな、と思い
ますことを綴ります。

私たち収束作業員で県外から来ている収束作業員のほとんどは、人事院
通達で「支払うべきこと」と規定されている出張旅費を支給されており
ません。また、作業のシフトの関係で、たとえ帰省旅費が人事院通達通
り正当に支給されたとしても選挙権を行使することなどできません。私
達がシフトを抜けるということは、事故の再発を意味するからです。

帰省旅費を通達通りに支給する会社は御用組合電力総連や電機連合に
「加入できる」ほんの一握りの元請企業の社員に対してだけで、ほとん
どの作業員は帰省するお金などないのが現状です。2012年12月8日朝日新
聞夕刊に報道されている通り、「投票」という権利が実質上奪われてい
るのです。

そもそもが「選挙権を行使する」という社会参加の枠組みから排除され
ている人々が収束作業に従事しているのです。「日本人」ではないが故
に「選挙権」から排除されていたり、下層労働者故に選挙権が実質的に
剥奪されている人も周囲にたくさんおります。

収束作業は、世の中が選挙であろうとなかろうと地道に、「市民」が知
らないような場面で展開されています。私は2011年から2012年
の年明けはJビレッジで完全装備を着用後、「復興」されることなく放置
されたままガタガタの悪路と化した国道六号線の大熊町内で、域外持ち
出し不可=汚染車輌であるイチエフ往復専用通勤車両の中にて迎えまし
た。

私たちはお互いに「あけおめー」と言い合いました。しかし全面マスク
を着用しているので相互の声は「モゴモゴ」としか聴きとることはでき
ません。全面マスクで発する自分の声は減衰しますし、暴露防止のため
タイベックに密着するよう全面マスクをテーピングしているので周囲の
音も遮断されているのです。悠長に「あけましておめでとうございます」
などという「おしとやかなご挨拶」はお互いに聴き取ることはできませ
ん。

「あけおめー」というお互いの存在を伝え合うなるべく短い造語、それ
は年末年始のシフトでも働かなくてはならない自分たちの不安をかき消
すために発した言葉でもあります。収束作業に従事する人員が通常より
も少なくなる年末年始のシフトにて、「何かあった時」はイチエフの現
場に踏みとどまらなくてはならない「人柱」としての役割が課せられて
いることを意味していることを自覚しているからなのです。越年をイチ
エフで迎えるにしても特段の配慮など一切ありませんでした。賃金も特
別な手当てなど一切支給されておりません。

私たちは通常、往復の通勤で15μSvの被曝に晒されます。Jビレから
の「通勤」自体が「市民的日常」とは別世界のものなのです。

「原発作業員の母」である木田さんの息子さんはつい最近まで「東京電
力逆出向社員」でした。一般社会の「出向」は親会社から子会社・関係
会社へのものが通常なのでしょうが、東電逆出向のシステムは全然別物
です。下請け会社から元請会社を一足飛びで抜いて「東電社員」といし
て扱われる「制度」です。下請会社無保証・低賃金の体系のまま、身分
上だけ「東京電力社員」となります。端的に言えば「制服だけは東電社
員」という身分です。なぜこのようなシステムになるのか。端的に謂え
ば市民社会が「東京電力社員の犠牲者」を要求しているからです。東京
電力社員は収束作業のなかでも危険なに従事しろ、という要求は「東電
社員ならば死んでもよし」という社会的な懲罰を欲しています。その余
級の策として「危険被爆労働専門作業員」としての逆出向制度が存在す
るのです。

わたしたち市民社会は、「自分ではない誰か」を犠牲者として差し出す
システムをこそ問わねばなりません。そしてその犠として供される者と
は「市民社会」から排除された人々です。「日本人」や「市民」、そし
て「選挙権」から排除されている人々がイチエフの事故収束作業に多数
従事していることを知っていただきたいのです。年末年始を故郷で過ご
すための旅費を支給されないために帰ることもできず、また、シフトか
ら抜けることを「市民社会の要求」の帰結として許されざることである
ことをも認識していただきたい、と切に願うものです。今回の越年は、
イチエフで迎えるシフトでは「たまたま」ありません。極端に人員が減
るこの一夜、無事に仲間たちが過ごしてくれますよう「存在するはずの
ない神」に祈るものです。「緊急事態」が発生しませんように。私は
「何事かある場合」に備え、待機いたします。

東電社員の苦しみ

2013年02月28日 | 脱原発、震災復興
FaceBookに、鎌田博さんという方が、以下の文章を公開しています。
いろいろな方法で広めてくださるといいと思います。(事務局次長 平良昌史)

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みなさんにお願いがあります。
この情報をみなさんの力で拡散願います。

本日、今も福島原発で働く東電社員と懇談してきました。
驚愕の事実が分かりました。

東電社員及び家族の補償の打ち切りが決まったそうです。
昨日説明会があったそうです。
説明会は紛糾し、会社からは異議があれば裁判を起こせばいいだろうと言われたそうです。
また、説明会の資料は外部に絶対に公表しないように言われたそうです。
福島原発で働く社員の多くは警戒区域に住まいがありました。
いわば町の人間なのです。
補償の打ち切りの理由は、借り上げ住宅が借りられたのだから
精神的苦痛はないとのことでした。
彼らは住まいを奪われ、家族を失いながらも、あの震災当日に命を削りながら働いた人間達です。
そして、これからの福島原発の収束を支えていく人間でもあります。

10月に家族分については補償すると約束したのは東京電力です。
しかし、2ヵ月もしないで反故にしたのです。
彼らも被災者であることは明白です。
いうなれば被災者への侮辱になるのです。

私の友人は本気で会社を辞めると言っていました。
怒りよりも悲しいと・・・・
何の為に今まで頑張ってきたのか分からないと
自分はまだしも家族まで補償されないことがつらいそうで、離婚をしてなんとか家族だけでも救えないかとも考えていました。
彼らは原発設備のプロです。彼らの尽力なくして原発の収束はありません。
想像してください。やる気もなく、会社に恨みのある人間が原発を扱うことを。
彼らは原発をメルトダウンさせることもできてしまうくらいの知識はあります。

私が恐れていた事態が起きてしまいました。
東京電力に断固抗議します。

また、広野独身寮(通称Jビレッジ寮)を東京電力は仮設住宅並みの設備を整えていると言っています。
うそです。スーパーハウスを安っぽくしたプレハブ寮です。
風呂もシャワーしかありません。トイレは仮設トイレです。車の持ち込みも禁止。
人間が暮らす最低限度しか整っていません。
そこに友人が何十人といます。
今日あった友人は顔つきが依然の顔とはかけ離れていました。

そして皆が命を張った結果がこれかと、なかば頭がおかしくなっています。
東京電力社員で高給与なのは、上の人間だけです。
原発は地方採用の人間(高校卒)がおもです。
30代で400万ほどの年収です。
命を削り、人間的生活ができず、会社の上層部の判断により起きた原発事故で
生活を失しなった人達が、これしかもらえてないのです。

こういった人間が何百人もあの福島原発にいるのです。
彼らが辞めたら、原発の知識も薄い人間が福島原発を収束していくことになります。

改めて、東京電力という会社の暗部を知ったしだいです。

彼らは給与という足かせにより、強制労働させられているといっても過言ではないでしょう

私は今までの投稿で拡散希望など書いたことはありません。
しかし、今回の件については怒りを禁じえません。
お願いです。彼らを救うきっかけになる可能性を信じ拡散願います。
断言します。近い将来このままでは福島原発は最悪の結果が訪れます。
社員を守らない会社に未来はありません。
会社が社員をかえりみず、会社の存続だけを考え、最低責任である補償すら果たさないのであれば、それは破滅を加速するだけです。

もう一度言います。
東京電力は命をかけた人間に、いやなら裁判を起こせと言いました。
これ脅しですよね。

友人はそれでも「頑張る」と言いました。
私は悲しくなりました。
「頑張らなくていいよ」と言いました。
とても切ないです。

たった2年でこれです。あと東電試算でも廃炉までに35年かかります。
どうかよろしくお願いいたします。
みなさんのお力を貸してください。

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上記の模様が「東京新聞」のサイトに、2012年12月20日として載っています。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/nucerror/list/CK2012122002100005.html

東京電力は、福島第一原発事故の避難区域に住んでいた社員に対し、区域内に持ち家がなければ、通勤可能な新居に落ち着いた時点で、精神的苦痛に対する損害賠償を終わらせる基本的な考えを示した。これに対し、避難生活をしながら事故収束に当たる社員からは「会社に切り捨てられた」と失望や怒りの声が上がっている。 
 東電は国の中間指針に基づき、避難者に一人当たり月十万円を目安に精神的苦痛への損害賠償を支払っているが、巨額の賠償額を抑えるため、まず社員から削減する考え方になったとみられる。
 東電は一週間ほど前、二回に分けた説明会で社員に伝達。その席で、区域内に持ち家があって福島第一に勤務していた社員には、一般の被災者と同様の賠償を続ける、とした。しかし、アパートなどを借りて福島第一に勤務していた社員で、通勤可能な場所に入居した後は、社員も家族も精神的苦痛に対する賠償をしない、との考えを示した。
 さらに、区域内に持ち家はあっても、事故当時、社命で新潟県の柏崎刈羽原発など区域外で勤務していた場合は、家自体への財物賠償はするものの、精神的苦痛に対する賠償はなくなる。
 しかし、社員も不便な仮設住宅などで避難生活をし、配偶者は仕事を失ったり、子どもも転校などを強いられるケースも多い。区域内の実家から通っていた社員も故郷を追われる苦しみは同じなのに、持ち家ではないという理由で、家族ともに賠償されない。
 説明を受けた社員らからは「避難する家族と離れて、事故収束のために現場にとどまっている人も多い。避難を転勤と同じように言われたのは、忘れられない」と憤りの声が上がっている。東電の広報担当者は「示したのは基本的な考え方。社員も被災者で、一般の方と同じ基準で賠償する。避難を余儀なくされているかどうかで、個別の事情も考慮して決める」と話した。

南三陸町の防災対策庁舎

2012年07月06日 | 脱原発、震災復興


 出張で仙台に行く機会があり、帰りの飛行機の時間に間があったので、南三陸町の津波被害状況の視察に行きました。

 2011年3月11日午後2時46分、宮城県南三陸町の防災対策庁舎2階にある危機管理課の町職員遠藤未希さん(24)は放送室に駆け込み、防災無線のマイクを握った。
「6メートルの津波が予想されます」「異常な潮の引き方です」「逃げてください」
「大津波警報が発令されました。高台に避難してください」
 防災無線の呼び掛けが、多くの命を救った。だが、声の主は、行方不明となり、後日、遺体が発見された。

 東日本大震災において、学校や保育所、消防など、避難誘導のあり方によって、多くの子供たちや住民が助かったところもあれば、多数の犠牲者が出たところもありました。

 南三陸町の防災庁舎にしても、もっと階数が高ければ、あるいは、高台に防災庁舎があったならば、こうした悲劇は、なかったのではないでしょうか。

 こうした事例を一つ一つ検証し、防災訓練や、防災教育に活かさなくてはいけません。
 亡くなった人の冥福を祈りながら、そうしたことを考えました。
 

宜野湾市長選挙

2012年02月08日 | 脱原発、震災復興
 いよいよ、今度の日曜日に迫っています、宜野湾市長選挙、自公候補のサキマさんと革新候補のイハさんの一騎打ちです。

 マスコミ調査では、イハさんが先行、サキマさんが猛追となっています。

 私の友人が、サキマさんも相当浸透していると言っていました。

 投票する人の内、革新票と自公票の基礎票は同じぐらいあります。

 カギを握るのは、無党派層の動きです。
 前回の総選挙において、民主党に投票した人で、民主党政権に愛想を尽かしたけれど、自公政権には戻りたくないという皆様です。
 大阪市長選挙、大阪府知事選挙では、そうした皆様は、維新の会に投票しました。

 今回の宜野湾市長選挙では、どう動くのでしょうか。

 どちらにしても、最後までやることをやるだけですね。

 保健師の被災地支援報告会

2011年06月24日 | 脱原発、震災復興
  3月11日に起こった東北大震災から、約4か月がたちました。

 この間、那覇市は、消防職員の緊急救助支援派遣14人、上下水道局の給水派遣4人、自治労の避難所救援支援で現業職員4人を派遣を行ってきました。

 また、保健師5人が、沖縄県からの要請により、岩手県の大船渡市に派遣されました。
 その保健師の派遣報告会を6月22日に聞きました。

 派遣保健師の任務は、被災者の健康状態の把握、健康チェック、健康相談、避難所の衛生対策の支援などで、夏場になったことで、悪臭が発生している中での活動で、大変だったようです。
 また、「被災者の方々が、笑顔で、みんなで助け合いながら活動している姿を見ると、逆に自分たちが、元気を分けてもらえた気分になった」との報告がありました。

 今後も、被災地の支援は、継続的に行われます。

 いま、私が出来ること、私たちが出来ること、それを考えながら、工夫をしていければなと思います。
 「がんばろう、みんなで、力あわせて」

公務員給与10%削減とんでもない

2011年05月12日 | 脱原発、震災復興
 政府は、大震災復興財源を確保するためと称して、国家公務員の給与を10%前後削減する方向で、職員団体と交渉に入ることを決めたというニュースが流れました。

 東電のリストラもそうですが、どちらも、とんでもないことだと思います。

 政府は、民間給与との格差是正を人事院が勧告する現行方式を2年後になくし、労働協約締結権を職員団体に与え、給与を労使交渉で決める制度に切り替えることにしていましたが、それを震災にじょうじて、一年前倒ししようとしています。

 労働者は、労働力を売り、生活賃金を得て生活しています。同じような働き方をするのであれば、同じ賃金を得るのは当たり前のことです。また、公務員賃金を目安に賃金水準を決めている民間労働者も多いことから、賃金水準が全体的に下がることが予測されます。

 国民のための仕事をしていなくても1千万以上の高給をもらっている人、その後、天下りして退職金を何度ももらう人、そうした高級官僚の問題は放置し、自分も被災者でありながら被災地の復興のために一生懸命働いている人、命がけで日々の仕事をしている人、いろいろな経営判断のミスを一般職員に、ツケを回すような政府の対応に怒りを感じます。

 私たちは、自分の命と同じように、労働力を安売りをしてはいけません。はたらくものの誇りをキズつけてはいけません。
 頑張ろう東北、ガンバロー私たち。
 

労働者の権利を守れ

2011年05月11日 | 脱原発、震災復興
 労働者には、勤務中の休息、休憩はもちろんのこと、週休日もあれば、年休などの権利があります。そうした労働者の権利が、緊急だからといって、侵害されてよいものではありません。

 そうした、一般常識を無視して、茨城県土浦市は、福島第1原発事故後に、3月17日から2日間休暇を取った職員を訓告処分に、また、3月下旬に4日間ずつ休暇を取得した2人の職員を厳重注意としました。
 土浦市は「全職員が24時間体制で働いていた中で、このような行為は市民からの信用失墜を招きかねない」と説明しています。

 この処分は、政治家が自己保身のために、あるいは、自分の点数を上げるために、職員への権利侵害をした事案であり、許されるものではありません。

 実際、被災地では、多くの職員が、自分の生活を省みずに、大変な思いで業務を行っています。そうした職員の体を気遣い、交代して休むような配慮が当局には求められると思います。
 人が足りなければ、必要な人員を確保するのは、当局の責任です。

 今回の処分は、休まず働け、死ぬまで働けというメッセージにしかなりません。

 そのことを処分した人に聞くと、「いや、死ぬまで働けとは言っていない」というでしょうが、現実的に、処分される側は「死ぬまで働かないといけない」と受け取ります。

 東京電力にしろ、被災地の民間企業、自治体、みんな大変な状況であります。
 そうした情景なだけに、みんなで助け合う心、相手に対する思いやりを、忘れないようにしたいですね。 
     (まさし)


おかしいリストラの押し付け

2011年05月08日 | 脱原発、震災復興
 
 東京電力の福島第1原発事故に関する賠償の枠組みづくりをめぐり、いろいろな駆け引きが展開されています。

 電力会社は、独占企業であるために、電力供給ができなくなると、大変なことになると、脅しをかけ、金融機関や株主は、電力株が「紙切れ」になったら損失が出ると、株主責任の回避の動きを見せ、政府は、支持率が下がらぬように、東京電力に報酬削減や資産売却など追加リストラを要請する方向のようです。

 電力会社の従業員は、ライフラインの復旧や命がけの原発対策などを、行っているときに、政府がリストラ圧力をかけるのは、いかがなものでしょうか。

 普通リストラというと、人員削減であり、給与のカットです。今年の電力需要をまかなうために、人員削減などできる状況ではないと思います。また、命がけで仕事をしている労働者に、賃金カットを行えば、生活ができなくなれば、トラバーユする労働者も続出します。

 もともと、はたらくことにより生活賃金を得ている労働者に、今回の原発による損害を転嫁してよいものでしょうか。

 津波被害の予測を無視し、甘い基準をそのままにしてきた、原発推進をしてきた政府関係者や電力役員・株主の責任の方が大きいと思います。

 安易な労働者への責任転嫁は、やめにしてもらいたい。

 

自治労の全国動員

2011年04月19日 | 脱原発、震災復興
私の所属する労働組合(自治労)は、3月30日に決定された「自治労復興支援活動計画」に基づき、4月10日から、全国から被災地へ支援に駆けつけました。沖縄県本部は、毎週5人ずつ、自治労全体では、247人が第一陣として被災地に入りました。被災地の岩手、宮城、福島の各現地では主に避難所の運営業務や行政支援業務、支援物資の仕分け業務、医療支援業務などのほかに、瓦礫の撤去や地震対策など各会場ごとに臨機応変の対応が求められます。当面、6月までの活動が決まっています。

 支援者は、拠点の宿泊所からバスに乗り3~4時間バスに揺られ、寝袋持参で被災地に入り24時間交代で避難所の支援を行っています。
 被災地の自治体職員は、これまで避難所のボランティアをしていましたが、本来業務に戻らざる得ない状況の中で、そこの引継ぎを自治労の支援者に行い、支援活動を継続しています。

 復旧から復興へと各被災地でのニーズは、刻一刻と変わっていくと思います。
 継続した支援を、仲間同士のきずなで、乗り越えられたらいいと思います。

 

大震災 職員派遣

2011年04月13日 | 脱原発、震災復興
3月11日に起こった東北大震災から、一か月がたちました。

 この間、那覇市は、消防職員の緊急救助支援派遣14人、上下水道局の給水派遣4人と職員を派遣しましたが、自治労全国動員の一環で、今度の土曜日から約1週間環境現業職員4人を派遣することになりました。私も手を挙げたのですが、作業内容から現業職員が選ばれました。少し残念です。私の分も、頑張ってもらいたいと思います。

 派遣先は、宮城県石巻市の避難所で、24時間交代で、がれきの撤去やその他いろいろな仕事があり、その時々の避難所のニーズにより仕事の内容も変わるようです。作業服とヘルメット、寝袋等を担いで出発です。現地は、いつ地震があるかわからない状態ですが、自治労や連合など全国の労働組合の被災地支援が、この4月から始まっています。市長会からの要請に基づく自治体職員派遣は、まだまだ時間がかかりそうですが、それまでは、私たち労働組合ががんばらないといけません。

 いま、私が出来ること、私たちが出来ること、それを考えながら、工夫をしていければなと思います。
 「がんばろう、生きている私たち、がんばろう、東北、みんなで力あわせて」

東北被災者、思い出の品

2011年04月04日 | 脱原発、震災復興
 
 東日本大震災で多数の住宅が津波被害を受けた地域を、自衛隊や消防隊などが被災地のがれきの山を手作業で撤去しています。また、被災者の思い出の品を、泥をかき分け丁寧に丁寧に撤去する、ボランティアの人たちもいます。写真やアルバム、名前が入った盾やトロフィー、身分証明書など、持ち主にとって大切と思われる品々をがれきや泥の中から捜し出し、見つけた品は、避難所などで生活する被災者の元に届ける予定だそうです。

 何もかも失った、被災者にとって、大切な思い出は、損失感から失われた生きる力を与えると思います。

 頑張ろう日本、頑張ろう私たち。
 

許せない!安全軽視

2011年03月25日 | 脱原発、震災復興
 
 東日本大震災による福島第1原発の事故で、復旧作業中の若い男性作業員3人が被ばくした。

 東京電力の協力会社の作業員で、1人は長靴を履いていたが、2人は普通の作業靴で、深さ約15センチの水たまりにくるぶしまで足がつかり、それで、被爆したとのことだ。

 常日頃から、労働安全衛生の教育訓練や安全点検等を行っていれば、こうしたミスが起こるはずがない。とくに、原発での作業なら、なおさら、労働安全に気をつけるべきであり、それを怠ったことから起こった人災であると思う。

 天災は防げなくても、人災は防げるはずです。

 今、被災地へ、救援活動や復興支援などに、ボランティアや職員の派遣などが検討されているが、労働安全への対応だけは、事前に十分に学習してから、派遣したほうがよいと思います。人災を起こさないためにも。

被爆のこわさ。

2011年03月24日 | 脱原発、震災復興
みなさん、こんばんは。 夕方のニュースでとうとう原発の作業員三名が被爆し病院に運ばれたとの事でした。 しかも、原発の職員ではなく、協力会社の職員だったそうです。 本人もつらかったでしょうが、ご家族の苦しみはいかほどだったでしょうか。 私達もビキニデーや広島、長崎の原爆の日に放射能の怖さを知る事ができますが、やはり被爆国日本に原発はふさわしくありません。 まだまだ予断を許さない状況が続きますが今は厳しい目で経過を見守っていきましょう。

奇跡の生還!(東北大震災)

2011年03月22日 | 脱原発、震災復興
 みなさん、こんばんは!

 80才の祖母と16才のお孫さんが奇跡の生還をはたしました。

 私は映像を見て涙が止まりませんでした。

このお孫さんはおばあちゃん子だったそうです。

 きっとおばあちゃんも孫の成長ぶりにたくましく感じた事でしょう。

私にも13才の姪がいますが子ども達の成長は早いものです。

 子どもの生命力は本当にすごいものだと今回の救出劇で改めて知りました。

 避難所には子ども達が多くいます! 早く笑顔が戻る事を願うばかりです。