「カシミヤ」森には着て行くな☆

「洋服の変態」が、服を買い始めてから現在までの20年弱を回想します

どうせなら0929

2011-09-29 05:00:00 | Weblog
【またまた迷宮入り】

 “ツイードだ!”と思って突入した2011-2012AWシーズンであったが、イザ秋らしさを感じ始めると‘本当にツイードでイイのか?’と考え出した。  

 そもそもツイードと思い始めたのは、神戸ブランメル倶楽部の「ツイード ア ウォーク」がきっかけ。  この趣旨自体に何ら反対意見はございませんが、当ブログは「カシミヤの森」でございますから、やっぱり秋冬はカシミヤでないと・・・と思いを変更しようかと・・・   色々ありましたので、詳細についてはまた後日・・・

どうせなら0925

2011-09-25 08:30:00 | Weblog
【黒ブチメガネ】

 雑誌「BRUTUS」秋冬ファッション特大号より


 最近使い始めたメガネは、偶然にも黒ブチメガネでした。  ここ何年か、半透明のオーバルタイプを使用していたのですが、病気の影響から視力の低下によりレンズを交換しなければならず、ついでにフレームも交換しました。  

 BRUTUS誌に掲載されているメガネは、有名人が使用している物で、最新のモノではないのですが、中にはいまでも購入出来るモノもあり、もう少し早く見れていればと思わずにはいられない。  私が購入したのは無印良品のモノで、レンズ代を含んでも1万円を切る価格だった。  無印は、レンズ交換だけでもイヤな顔をせず対応してくれるし、何より2・3年後に店が無い!なんて事がないのが有難い。  今の私のように、定期的にレンズ交換が必要となる場合、店が無くなるという事が一番辛いのだ。  フレームを替えるというのは、視点が定まるまでに時間が掛かる場合があり、その間に頭痛を伴ったりと意外と苦労がある。

 BRUTUS誌に掲載されたメガネの中では、08:CONQUISTADORがとても気に入っている。  渋いセレクトだなあ~と感心したのは、11:岩崎眼鏡店の黒鼈甲のオーバルタイプ。  ちなみに黒鼈甲のオーバルタイプは、スタイリスト:山本康一郎氏の物。  流石は伴淳さんの息子さんだけある。

どうせなら0924

2011-09-24 04:00:00 | Weblog
【急行】

 通っているコーヒー店の店主から、「今度エスプレッソを中心にしたカフェが出来るんですよ」と言って紹介して貰った店がある。  ‘コレは調査して来て’って事かな?と思い、オープン当日に行ってみた。

 入店して、「オススメは」と聞いてみると、「ビターブレンド」と意外な答えが返って来た。  ‘おいおいエスプレッソがメインじゃないのか?’と思っていると、実はエスプレッソマシンの調子がイマイチという事だった。  しかし、故障中で動かない訳ではなかったので、マキアートを注文した。

 ‘スタバと同程度だったら・・・’なんて事を考えながら待っていると、マキアートが到着。  ハートマークのアートが施されていたのには若干照れてしまったが、一口飲んでみると‘上手い!’‘やられた!’と思った。  日本に居ながらこんなに美味しいマキアートが飲めるなんて、なんとも良い時代になったものだ。  調子がイマイチのエスプレッソマシンは、13気圧まで圧が掛けられるらしく、苦味と酸味を一番良い領域(気圧)で抽出しているらしい。  ちなみに、後日ハンドドリップで入れられたビターブレンドを飲んだが、コレもエスプレッソ・マキアートと同様にコッテリとした味わいで美味しかった。

 

どうせなら0923

2011-09-23 09:01:59 | Weblog
【リペア】

 5年前に作ったCarlo Riva地のシャツ、襟と袖に生地の痛みが目に見えるようになったので、作って貰ったシャツ屋に相談した所、「先ずは現物を見せて下さい。」との事だったので、店の方に持って行った。

 開口一番「キレイに着ていますね。」、「まだ修理しなくても」と言われたのだが、細かな擦り切れた箇所を指し、「ボディに痛みはないですから襟と袖口を取り替えます。」と修理をする事に。  「同じ生地が残っていればソレを使いますが、無ければ白無地を付けますので。」と言う。  詳しく聞くのを忘れてしまったが、一定期間残布を取って置いてくれているみたいな口ぶりだった。
 修理に使う白無地も当然カルロ・リーバを使うのが基本みたいだが、無い時には同レベルのモノを代用するらしい。  今回は別生地の場合の仕上がりを試してみたくて、敢えて別ブランドを使用。

 既に出来上がって来たが、仕上がりは上々。  まるで新品のようになった。  生地が生地だけに修理代はそれなりに掛りますが・・・

どうせなら0922

2011-09-22 07:00:00 | Weblog
 雑誌「BRUTUS」秋冬ファッション特大号を見た。

 数あるファッション誌の中で、今年一番の出来だと思う。 「BRUTUS」は、年2回ファッション特大号を出しているが、こんなに内容が良かったのは何年振りだろうか?という位、久しぶりのヒットだ。

 中でも一番良かったページは、P178の“Nerd Style by Woody Allen”。 コム デ ギャルソン オムのシャツ、パンツ、ベルト、靴を使って、見事にWoody Allenスタイルを表現している。 これがラルフローレンだったら、当たり前過ぎて何にも思わないけれど。 アニエスb版のスタイリングもあるのだが、コレもGoodなんだなぁ。

 本来服って、スタイルによってブランドを選んでいるモノだが、この(BRUTUSの)スタイリングを見てしまうと、服一枚一枚に色々な可能性がある事を教えてくれた気がする。



 しばらくはBRUTUSネタで押せそう・・・

どうせなら0920

2011-09-20 05:00:00 | Weblog
【ちょっと先の楽しみ】

 CHARVETのオーダー会が、来月にも開催されそう。  まだ生地サンプルが揃っていない為、ハッキリとした日程が決められないとの事だったが、10月中という事が判っただけでも進展かな。


 心待ちにしているのは、フランス人が好む“フレンチブルー”ってヤツが欲しいから。  “フレンチブルー”は、日本人の黒髪には濃すぎるので似合わない色と言われているが、どうしても欲しいから仕方がない。  もう10年前になるだろうか、やはりフレンチブルーのシャツが欲しくなって、シャルベで生地を送って貰ったら、30枚位見本が送られて来た。  その時に作ったモノは、寿命を迎えてしまい全て着られなくなってしまったので、この機会に追加したいと考えている。


 注文しても、手元に届くのは年明けになってしまうと思うけれど・・・

どうせなら0919

2011-09-19 05:00:00 | Weblog
【どうされます?】

 服部御大から「MAGICの仮縫いどうされますか?」と連絡があった。  「もう少し待って下さい」とお願いしたのは、どんな形にするかの決めかねている為。


 以前、リカルド夙川さんから頂いた「マジックでしたか。湿気の多い日本でも結構実用性の高そうな生地ですね。渋い選択です。燕尾服にすると、比較的軽くて張りがあって、控えめの光沢のおかげで上品、踊りやすく演奏もしやすい服になりそうですね。」とのコメントが気になっている。  踊りやすく演奏もしやすい服である必要はない為、燕尾服にする必要もないのだけれど、‘少々高貴な服に昇華しても良いのかも?’と思ってしまった。

 そうなると、問題はどんな形にするのかに尽きる。  でも、残念ながらリカルド夙川さんのようなセンスが当方には無い。  なので、まだまだ悩みます。

 

どうせなら0918

2011-09-18 05:00:00 | Weblog
【昔話】

 服部さんの「仕立屋日記」に、ジョン・クーパー(John Cooper)社の事が書いてあったので、今回は私に纏わる話を・・・


 初めて金洋服店を訪れた時、もうその頃は多少生地について知っているつもりであった。  だから、思い通りの形になるか?と、面白い生地はあるか?の2点は、オーダーするにあたりクリアしなければならない問題であった。  生意気にも、オーダーするとは決めて行った訳ではなかったのである。

 そんな高飛車な客だったわけですが、思い通りの服が出来そうな事が判った時点で生地選びに移り、最初に出てきた生地がジョン・クーパーだった。  「腕の良いテーラーに作ってもらうなら、シッカリした生地がイイ」と言われていた事もあり、重量感がありながらしなやかな生地と漠然ながら思っていたが、最初からイメージに完全に合致するモノが出てきた。  色はミディアム・グレーなのも良かった。(服部さんが言うところの中鼠)  

 その時、服部さんが言っていたのは、「久しぶりにジョン・クーパー(の良品)がありました。」だったから、今でもブランド名こそ残っているものの、良品を探すのは今となっては難しい。  同じ生地が出て来たら、今すぐ買いますよ。

どうせなら0917

2011-09-17 04:04:46 | Weblog
【気は心】

 雑誌「POPEYE」に、MAISON KITSUNEのジャケットをプレゼント!と出ていた。  詳しくはポパイを見て頂くとして、このジャケット、ポパイ世代の若者だけが着るには‘モッタイナイ’と思い、オッサンである私も応募しました。  絶対に当たらないと思いますが、気は心ってヤツです。

どうせなら0914

2011-09-14 20:57:59 | Weblog
【譲ります】

 久しぶりに金子(弟)クンと電話した。  昨年来、急激にお客さんが増え右往左往していると聞いていたので近況を訪ねてみると、「お断りするお客様もあって嬉しいやら申し訳ないやら・・・」と言っていた。  何はともあれ、忙しいのは良いことだと言って色々話していたら、「それはそうと、カシミヤのジャケットはどうしましょう?」と聞いてきた。

 昨年、オーバーコートが出来上がった際、「次はコレね」と言って置いたことをちゃんと覚えていてくれた。  ジャケットについては、ちょっとした宿題を出して置いたが、それはまだ未消化との事だったが、忙しいながらジャケット分の余力は残して置いてくれたようだ。  しかし、今の彼にはもっとお客様を増やして欲しいので、私のジャケットを作る余力をお譲りしたいと思う。  ただ、少々条件が御座います。  詳細は下記で・・・



<条件>
 ①新規のお客様
 ②ジャケット又はスーツをご注文の方(パンツ単品は不可)

 以上の2点です。  ちなみに、私のジャケットは年内に納品予定との事でしたので、納期はそれに準じます。(新規の方ですので、1ヶ月間位は延びてしまうかも・・・)  

 1名様限定です。  出来れば、地方の方よりも近畿圏に在住の方が良いかも。