第二次上海事変は昭和12年でありまして、これが本格的な日中戦争の導火線になったのでございます。上海には共同租界というところがありまして、ここは列強國の小さな植民地でありまして、多数の日本の市民が住んでおりました。当時の中国の勢力を統括して、打倒日本を狙っていた蒋介石は、日本にとっては弱い地点でかつ蒋介石の勢力の強い上海を選んで、ここで戦って日本を敗北させることを決意したのです。
もちろん、日本も海軍特別陸戦隊(現在の米海兵隊のような軍隊)で当該地区を守っておりましたが、人数も2000人と少なく、中国軍は近辺だけで20万人近くいましたので、大変な苦戦を強いられたのです。当時の状況はYou-tubeの「記録映画~上海海軍陸戦隊」でご覧ください。陸戦隊は奮戦して、内地からの応援も得てなんとか守り切ったのですが、ここが日中の大戦争の導火線になりました。
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