民衆宗教>伊勢参り>精進落とし>遊郭>遊女の踊り>敵方の選定
日本人の宗教観も独特でございます。参詣と遊女遊びが合体している摩訶不思議な代物でございます。
読みづらいのですが絵葉書の右には江戸時代の蜀山人の狂歌がございます。その意は伊勢参詣の人よりも山なす遊郭への参詣がもっと多いと皮肉っております。実は伊勢の内宮と外宮の間には日本でも5本の指にはいる「古市遊郭」大遊郭がございました。
しもかこの踊っている女性は芸者さんではありません、遊女さんでございます。来ている着物のグレードも良くありませんし、気付もだらしないです。遊女の踊りを見た参詣者が敵方を直接に指名できるシステムでございました。
蜀山人の歌のキーワードでの解説でございます。「おはらい」は伊勢神宮内宮前の大道で、「ふる市」は遊郭、「相の山」は古市の入り口でございます。